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だが俺は歩くのにはもうウンザリしている(キャッシュトラック)
「キャッシュトラック」を観たのでレビューします。
【作品情報】
監督:ガイ・リッチー
出演:ジェイソン・ステイサム
【おすすめ度】
★★★★★★★★☆☆(8 / 10)
【あらすじ】
現金輸送車専門の警備会社に採用された新人警備員のパトリック・ヒルは、入社テストの結果は平均以下で経歴も特筆すべき点のない人物だった。しかし輸送車警備中に強盗集団に襲われた際、彼は驚くほど冷静かつ冷徹に、一団を全滅させてしまう。周囲から賞賛と畏敬の念をもって称えられるも、全く意に介さないヒル。彼は悪人なのか善人なのか、その目的とは何なのか。
【感想】
強盗団と警備員の攻防を描いた分かりやすいアクションなどではなく、謎の新人警備員が強盗団を探る理由が明らかになっていく物語でした。時系列を入れ替えてその理由を描いていくメメント的な見せ方をしているのですが、メメントほど複雑でもないので、物語の進行度と理解度がさほど乖離しません。
主人公のジェイソン・ステイサムが復讐マシーンとしてターミネーターと化し、すべきことを淡々とこなしていく絵面は、見応えがあります。主演の魅力と構成のお洒落さが印象的な、良作だと思いました。
【シーン抜粋】
元軍人の強盗グループが襲撃ミーティングを行うシーンにて。人はなぜ廊下を走るのか?その理由を端的に述べたセリフ。
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