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ツキがないんじゃなく、実力がないんだ(スクール・オブ・ロック)

「スクール・オブ・ロック」を観たのでレビューします。

【作品情報】
監督:リチャード・リンクレイター
出演:ジャック・ブラック

【おすすめ度】
★★★★★★★★☆☆(8 / 10)

【あらすじ】
ロックバンドをクビになった無職のデューイは、友人宛にかかってきた電話を代わりに出ことをきっかけに、友人になりすまし臨時教師としてエリート学校に出勤することとなった。ロックのことが片時も頭から離れないデューイは、担当クラスの生徒たちをメンバーとしたバンドを組んで、コンテストに出場することを目論む。

【感想】
 ドラマ化もされた有名なコメディ映画で、バンドをクビになった主人公デューイが教師になりすまし、生徒をメンバーとしたロックバンドを結成して、コンテスト出場を目論むという物語です。前提が無茶苦茶ですが、それが気にならないほどコメディとして笑える、面白い映画です。
 主人公はダメ人間過ぎますが、ロックに関しては嘘偽りなく真摯に向き合っており、その情熱が生徒たちにきちんと伝わっている描写が良かったです。デューイのなりすましは当然バレますが、その後生徒たちがデューイを鼓舞してコンテストに出る展開も、良かったですね。
 ただ、さすがに生徒の人間が出来すぎてます。そんな出木杉君は現実に存在しないので、リアルはもっとドロドロした醜い展開になるよなぁと、感じてしまいました。そんな展開、もはやコメディじゃないですが・・・

【セリフ抜粋】
「ツキがないんじゃなく、実力がないんだ」
デューイが親友ネッドに説諭されるシーンにて。結果を出せない人間の言い訳を封殺するセリフ。

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