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秘めた苦しみを解放しないと腐って大腸がんで死ぬぞ(エール!)

「エール!」を観たのでレビューします。

【作品情報】
監督:エリック・ラルティゴ
出演:ルアンヌ・エメラ
劇中歌:青春の翼

【おすすめ度】
★★★★★★★☆☆☆(7 / 10)

【あらすじ】
フランスで農家を営む4人家族のベリエ家は、長女のポーラ以外はみんな聴覚障害があるものの、特に支障なく暮らしていた。ひょんなことから学校の合唱部に入部したポーラは、顧問の教師トマソンから歌の才能を見出され、パリの音楽校のオーディションを受けるよう勧められる。予期せぬ展望に期待が膨らむポーラだったが、家族はパリ行きに反対する。ポーラの夢はどうなるのか。

【感想】
 耳が聞こえない・聞こえにくい親を持つ、コーダと呼ばれる子供を題材とした映画です。後に「コーダ あいのうた」というリメイク映画が出ているくらいなので、普通に内容は良かったです。性にオープン過ぎるやりとりが多いのに、いやらしさが全く感じられないのは、フランスの国民性が自由奔放だからなのでしょうか。日本で同様のやりとりが現実にあったとしたら、想像するだに恐ろしい雰囲気となることは必至です。
 ハートフルでコメディーなヒューマンがコーダのドラマでした。あと合唱部の先生のキャラクターが際立ってて良かったです。あんな先生、現実にいるのだろうか・・・

【シーン抜粋】
合唱部の先生が生徒を鼓舞するシーンにて。デトックスをしないと死ぬ訳がないことが、分からない訳ではあるセリフ。

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