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あなたは扱いにくい人だった(ボーン・アルティメイタム)

「ボーン・アルティメイタム」を観たのでレビューします。

【作品情報】
監督:ポール・グリーングラス
原作:ロバート・ラドラム
出演:マット・デイモン
劇中歌:Extream Ways

【おすすめ度】
★★★★★★★★☆☆(8 / 10)

【あらすじ】
未だ記憶が戻らず、苦悩の日々を送っていたボーン。ある日、新聞記事で自身に関連する記事を見かけ、担当記者サイモンへの接触を試みる。しかしサイモンはCIAからも狙われており、ボーンと接触した直後に暗殺され、さらに自身も標的にされてしまう。三たびCIAから命を狙われるボーンは、自身のルーツを今度こそ明らかにするために、闘いを決意する。

【感想】
 CIAから命を狙われ続けるボーンの物語最終章です。CIAは例の如くボーンの手の平でいいように転がされ、おもちゃのチャチャチャ状態になります。前作、前々作でもそうでしたが、CIA上層部にはまともな人間はいないのでしょうか。よほどの人材難なのか、組織の治安が悪すぎるのか、このシリーズの闇だと思います。
 前作と同じ監督ですが、前作ほどの映像酔いはなく、特にモロッコでの殺し屋との駆け引きなどは本当に見応えがあって、良かったです。前作ラストの引きが終盤の展開に繋がるのもうまいなと感じました。総じて今までの集大成という感じで、最終章として満足度の高い映画でした。

【シーン抜粋】
CIAの追手から逃れ、ニッキーと飲食店で一息つくシーンにて。かつてのボーンの人となりを評した、愛想を尽かした妻が離婚する夫に言いそうなセリフ。


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