地元

僕の地元は八王子という場所だ。
この場所がかなりのお気に入りだ。
小学校までの12年間しか過ごすことはなかったけれど気に入っている。

住所で言えば東京都になるわけだが、とても自然に溢れている。
僕が住んでいた当時は、駅前もあんなに発展していなかったし
どちらかといえば、治安の悪い地域のイメージだったかもしれない。

でも住んでいた場所はそんなことなかった。
団地にずっと住んでいたので、集会所という場所に集まる機会があった。
夏には夏祭り、太鼓の練習もした。
ソフトボールの大会もあった。
ラジオ体操があったり。
外でたくさん遊んだ気がする。
しかし、その住んでいた場所は老朽化により数年前に取り壊しになってしまった。
今は完全なるさら地になってしまっている。
周辺の環境も良かった。1番近くのコンビニがセブンだったのだが、月曜日にジャンプを買いに行くとおじさんがいつも接客してくれた。
今考えれば、あの人は店の店長だったのだろうか。
いつも笑顔だったのを覚えている。
ムラウチ電気。おそらくこれはローカルの家電量販店だろうか。
その周辺にBOOKOFF関連のショップが全部あった。
トレーディングカードかき集めていたのも懐かしい。
毎週水曜日はラーメンの日だった。
「楓」というお店
今でも1番お気に入りのお店といっても過言ではないだろう。
いつもつけ麺を食べていた。
1番端のカウンター席で。
魚介豚骨のあの味が忘れられない。
たまに食べたくなるのだが、中々行く機会もなく行けていないのが残念だ。

友達と遊ぶ時は小宮公園だ。
自転車でいつもあの急な坂を登って小宮公園まで行っていた。
とても自然に溢れていて、走り回っていただけだったけれど、今考えてみれば、あそこでぼっーとするだけでも幸せだったかもしれない。
たしかあそこにはタイムカプセルが眠っているはずだ。
掘り出せるものだろうか。

当時八王子出身でファンモンが活躍していた。
本当に誇りだった。
当時から大好きだったし、LIVEには行ったことはないけれどCDはちゃんと初回版を買って、MVは毎日見ていた。
それ以外にも八王子出身のアーティストときくと応援したくなってしまうのは、やはり地元が同じという親近感のおかげだろうか。

とにかく自然と共存しているのだ。
何年か都内に住んでいたが、やはり身体に合わなかったし、疲れてしまった。
そう思うと、今住んでいる場所は、自然もある程度共存していてとても心地よく住むことができている。
川の流れる音
自然の香る風
澄んだ空気
人生を豊かにする一つの手段かもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?