リープフロッグ型発展とは? ~一足飛びのイノベーション~
1. リープフロッグ型発展とは
リープフロッグ型発展(Leapfrogging)とは、社会インフラが整備されていない新興国で、先進国が歩んできた段階をすっ飛ばして最先端のサービス等が一気に広まることです。
リープフロッグとは、カエル跳びの意味。一歩一歩前進するのではなく、ぴょーんとカエルが飛び跳ねるように一気に進展するイメージです。
2. リープフロッグの例と、その理由
例えば、今まで固定電話すら無かった新興国にスマホが突然普及した、というような話です。
アメリカや日本といった先進国では、新しいサービスが登場しても既存のサービスとの摩擦が起こったり、法律の修正が必要だったりで、浸透するのに時間がかかります。
その点、新興国にはそういった障壁が元々無いため、新しいものをスッと受け入れて浸透させることができます。要するに身軽なのです。先進国がサービスを開発するのに用いた時間も費用も、ただ受け入れるだけなら必要ありませんからね。
中国で電子決済、タクシー配車、シェアサイクルなどが急速に普及したのにも、これに近い背景があります。
3. 国内で起こるリープフロッグ
これは先進国と後進国の間だけで起こる現象ではありません。時には、大企業とベンチャー企業の間で起こることもあります。
大企業の方が意外と古臭いシステムを使っていたり、手書きにこだわっていたりと、なかなか改革に踏み切れない例を聞いたことがあるでしょう。ベンチャー企業にはそのような古いシステムが根を張っていないため、先の例で述べた新興国のように身軽だと言えます。
まとめ
リープフロッグ型発展の原因と意味、そして国内でも起こりうることが分かりましたか? 先進国がどんどん技術を生み出す一方、新興国が突然最先端の技術を使い始めるのにはこういった背景があったのです。
日本も負けていられませんね(笑)
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