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生きたい人生を素直に生きる。「海、山、星空と生きる。U30女子の移住のリアル」【event report #13】

みずから暮らしの拠点を変える選択には、「生きたい人生を選ぶ」側面があるのかもしれません。テレワークの浸透もあり、都心から地方へ移住する方が増えている印象です。

仕事や家族はどうするのか?場所はどうやって見つけるのか?この度racisaでは、移住をテーマに経験者を交えた3名の女性にお話を伺いました。

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【ゲスト】
中村真知子(まちこ)写真右上
今年10月より、宮城県白石市にIターン移住予定。
小野由美子(おのゆみ)写真右下
今年5月より、地元福島県いわき市にUターン移住。
井上美咲(みさき)写真左下
今年4月より、長崎県壱岐市にIターン移住。

【モデレーター】
髙橋由衣(ゆい)写真左上
移住にちょっと興味がある関東在住racisaメンバー。


「生きたい人生」を見つめ直すための移住

ゆい:まず、それぞれ移住のきっかけは何だったんでしょうか?

みさき:わたしは今年4月に東京から長崎県・壱岐(いき)市に移住しました。最初は移住するとは思っておらず「海の綺麗な島でリゾートバイトしたい」と思って、ネットで調べて知った場所でした。最初は読み方すら分からなかったんですよ(笑)

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みさき:美大を卒業して東京で7,8年働き、「30歳の壁」を感じていました。当時付き合っていた彼と結婚するのも、今の場所で働き続けるのもしっくりこない。。そんなときあるイベントで自分は「~ねばならない」価値観がすごく強いんだと気が付きました。

もっと手放して、感覚に正直に動いてみたいと思いました。その気持ちのまま辞職を相談したら、次が決まってないならと半年間の休職期間をもらったんです。将来を考えながら環境を変えて働ける場所を探したときに、壱岐と出会いました。行って考えようと思って、結果的に移住した形になります。

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(現在は、第3セクターであるIKI PARK MANAGEMENT㈱にて、イルカパークという市の観光施設の立て直しに関わっているそうです。)

ゆい:元々計画的に移住すると決めて探していたわけではないんですね…!おのゆみさんは移住のきっかけは何だったんでしょうか?

おのゆみ:わたしは割と計画的に、以前から移住を検討していました。わたしも美大卒なのですが大学1年のときから地域に関わる仕事をしたいと思っていて、地域インターンで「ものを作るだけがデザインじゃない」と気づきました。場づくりやコミュニティづくりもデザインだと思い、ゆくゆくはそんな仕事をしたいと思うようになりました。

ゆい:現在は、福島県いわき市の田人町(たびとまち)にいらっしゃるんですよね。場所はどのように決められたんですか?

おのゆみ:わたしは福島県の出身なので、Uターン移住になります。帰る強い意志があったわけではないのですが、やりたいことが決まっているのに場所選びに時間をかけるのもなぁと思い、地元にしました。地元も「地域」に変わりはないので。

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ゆい:なるほど…!場所選びに時間をかけないって新鮮な判断ですね。みさきさんは自分の感覚に従った結果、おのゆみさんは計画的な移住。まちこさんの移住のきっかけは何なんでしょうか?

まちこ:わたしは、社内で白石市での新規事業へのメンバー募集があったことがきっかけです。元々移住は目的ではなく、新規事業の中身がとてもワクワクする事業だったので応募しました。新規事業は組織コンサル事業なのですが、物質的な豊かさだけでなく人と人が繋がりを感じながら心豊かに生きる世界を創りたいと思っていたので、そのサポートが出来る仕事だと感じました。

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直感、計画、葛藤の末。それぞれの決め手

ゆい:それぞれ移住の「決め手」はなんだったのでしょうか?判断軸も教えていただけると嬉しいです。

おのゆみ:大学に入学したころからずっと考えていたので、決め手と言われると難しいのですが…。タイミングはありましたね。わたしは結婚しているのですが、夫が地域おこし協力隊として先に現地に入ったんです。自分の計画とうまくハマった感覚でした。

ゆい:なるほど!旦那さんが先に地域に入られていたんですね。

おのゆみ:そうなんです。自分は海外ボランティアの派遣・受入を行う東京のNPO法人に勤務しているのですが、派遣する側として東京で3年働いたのでそろそろ現地に入りたいと思っていました。今は所属はそのまま、福島でリモートワークをしています。

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みさき:わたしは、「ここにいたらおもしろい人とおもしろいことが出来そう」と思ったことかな。休職中に、いろんな場所や人を紹介してもらいました。仕事も見つけて、直感的に「このままいる気がする」って感じました(笑)

ゆい:みさきさんは人とのつながりや直感を大事にされているんですね。まちこさんはかなり葛藤されたとお聞きしましたが、いかがですか?

まちこ:実は最後まで迷ったのですが、「ワクワクする仕事に挑戦する」か「大事な仲間と今の場所で走り切る」かで比較した時に、ワクワクが勝ちました。
私にとって一番のモチベーションは「仲間」「居場所」「信頼」なのですが、一緒に走ってきたチームの仲間の退職や異動があり、変化を恐れる自分が出てきました。そのとき、チームや仲間に依存している自分を強く感じたんです。

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まちこ:他人軸ではなく、ちゃんと自分の人生を生きなきゃと思いました。変わることを恐れず、変わらないために変わりたいと強く思ったんです。

ゆい:かなり悩まれたんですね。最後のひと押しは何だったんですか?

まちこ:さまざまな人に話を聞いてもらい、一緒にいることだけが繋がりではないし、それこそ目に見えない繋がりを信じたいと思って一歩踏み出しました。なんとなく今までの仕事を続けなきゃいけないと思っていたんですが、自分の生きたい人生を素直に生きるほうが大切だと気づきました。

何のために移住したのか?答えは自分の中にある

ゆい:移住への葛藤についてもお聞きしたいです。まちこさんから変化に対する怖さの話があったと思いますが、今の仕事や家族などがある中で、変化する葛藤はなかったのでしょうか。

おのゆみ:元から考えていたのでわたし自身は移住に対する葛藤はなかったのですが、夫とは少し段階を踏みました。夫は関東の出身で地方に憧れのあるタイプだったのですが、実際地方で働くイメージを掴んでもらうために子どもキャンプに誘ったり。結果的にすごく乗り気になってくれて、地域おこし協力隊になってくれたのですが(笑)

ゆい:すごいですね(笑)実際に体験してもらうのは大事かもしれません。

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おのゆみ:自分が思い描くものを口にするだけじゃなく、体験してもらうのは大事だと思いました。あと、仕事面で考えていることだと、ゆくゆくは今いるNPOから離れて仕事をしていきたいと思っていて、でもレジ打ちするために来たわけじゃないんです。どんな仕組みで地域の経済を回していくか、収入が安定しているうちに次の一手を考えなきゃと思っています。

ゆい:これから自分で仕事を作っていくんですね…!そこの仕組みを考えるってすごく難しそうですが、やりがいも大きそうです。みさきさんはいかがですか?

みさき:わたしは、リゾートバイトを始めて1ヶ月くらいで不安になった時期がありました。バイトで責任も少ない状況で、お客さんと話すだけでお金がもらえて。。何かもっと動かなきゃ、と焦る自分がいました。でも何のためにここに来たのかを思い返すと「感覚を研ぎ澄ませて生きてみたい」と思ったんだった、と。考えても仕方がないことでしたね。

不安は自分の足で解消するしかない

ゆい:移住を決断する前からそれぞれいろんなことに悩まれていたんですね。最後に、移住してみて実際どうかについてお聞きしたいです。思い描いていた生活とのギャップや価値観の変化などはありましたか?

みさき:大きなギャップはないです。自然豊かで食料自給率も100%を超えている状態ですごく良いなと思います。よく言われるように情報の格差は感じますかね。。外部からきた自分との視点の違いも感じることはあります。島なので関係性が密で、よくも悪くも周りを気にする地域性のようなものは感じます。

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おのゆみ:わたしはUターンですが隣町への移住で、思った以上に田舎だ~!と思いました(笑)Wi-Fiが不安定だったり、不定期に断水したりするので。。喫茶店で会った方が同級生の親族だったりと地域ならではの繋がりも感じます。悪いことはできないけど、助けられてもいるなと感じます。紙一重ですね。もらった野菜だけでは生きていけないけど、精神的には生きていける、そんな感覚です。

ゆい:なるほど。いいですね~。視聴者の方から「移住後のキャリアが心配です。」と質問をいただいてます。キャリアについてはどうお考えですか?

おのゆみ:地域おこし協力隊などの制度を利用する場合は、地域との関係性が作れそうかどうか、在職中に副業など次のキャリアを考えられる条件かは気をつけたほうがいいかもしれません。

みさき:仕事はそんなに無いと思ったほうがいいかもしれないです。地方は補助金で成り立つ仕事も多いので注意です。タイミングや自分が納得できる条件かは、責任をもって自分で情報収集するのが良いと思います。わたしは東京で7~8年キャリアを積んで良かったと思っています。例えば新卒で移住しても、何も出来なかったと思う。

ゆい:タイミングと納得感、自分の足で情報を集めることは大事そうですね。自分の大事にしたいポイントを明確にして、焦らずタイミングを見極めることが必要なんですね。


イベント後のアンケートでは、「移住に向けてアクション起こそうと思いました」「自分にとって何が重要なのか、どういう環境や準備が必要なのか考える機会を得られて良かった」など嬉しいお声をいただきました。ひとりひとりが自分の人生に責任をもち、素直に生きるきっかけになれば幸いです。

racisaプロジェクトは、今回のようなイベント等を通してひとりひとりがありのまま生きられるように背中を押したいと思っています。

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