見出し画像

250日チャレンジ! トラットリアレコード全部聞くぞ #2 - Flipper's Guitar/ on PLEASURE BENT ⁄ 続・カラー・ミー・ポップ

こんにちは。れいちぇるです。早くも2日目です。トラットリアレコードの#2もフリッパーズギター です。iTunesの日本版で聞くことができております。ところで自分で思いついて始めているこの企画ですが、毎日行き当たりばったりでありつつ、今後控えているレア物や廃盤をどうやって聞くかのリサーチでかなり膨大な時間を使っております。

もし日本にいたとしてもTSUTAYAやBook Off廻りに加えてネットを活用するとは思うのですがテキサスの場合、実店舗で入手できる日本のものはアニメ関連に限られてしまいます。というわけでトラットリアメニュー全部聞きたい大人買いチャレンジはテキサスにいる以上はネットリサーチがメインの手段になります。その辺の悪戦苦闘も250日チャレンジでご紹介できる醍醐味かなとも思います。

さて早速アルバム自体の感想に入りますが、うん、二人とも若いね!と率直に思ったこと、解散が遅かれ早かれ起こることが既定路線だったのだろうなというのが分かる興味深い音源でした。というのもライブ版というのがミソで、何ていうかライブで起こるプチハプニングがそのまま詰まっている。例えば、シンガーとかでも気が乗ってミスって声が裏返るとかそういうことがあるのですが、それと似た感じでフリッパーズギター としての二人の人間性がちらほらそれを飛び越えて、ライブ版では抑えきれていなかった。

例えばwinnie-the-pooh mugcup collection/ウィニー・ザ・プー・マグカップ・コレクションは、小山田くん(敬称略)が模索している感じが満載で、とりあえず、やってみているけれどあまり本人もしっくりきていない感じ何する。小山田くんがオタク的実験ではなくて、音楽と向き合い模索しているのは気取られてはならないはずだ。

他の部分だと、恋とマシンガンのダバダバの部分、オザケン(敬称略)のハモリ方が後のアルバムLIFEに繋がることも納得のダーーーー。実はこの頃からすでに、無限大に感情を開放してもいいんじゃないかと思っていたのではと聞こえてしまう。

それと、フリッパーズの演奏は上手くないという説を聞くんですけど、学生の分際ながら生意気なことを言うと、彼らの楽曲自体、当時のテクノロジーでライブの再現性が難しい曲作りをしているんじゃないかと思っています。逆に言うと、ライブでこれくらいまとまっているならうまいんじゃないかな。

それ以外で下手だと言われる要素を考えてみると、日本語英語の指摘もあると思うんですけど、私自身、今でこそジャズの勉強をして、ゴスペルクワイヤに所属したりとかありますが、元々は日本人がロックやポップスで本場の英語の発音が必要かどうかに疑問を持っていました。というのも、やはり言語とそのリズムは文化に紐づいているので、日本人の音作りの上に、そのビートに日本人英語をフィットさせるやり方でいいんじゃないかなあと思っていたからです。

あと、ハナから英語を英語圏の人に伝えるのではなくてサウンドにしてしまうとかでもありだと思います。ただし、ここは私も一生涯考えていけない問題で、自分がテキサスから日本を発信となるとアメリカ人の聞き方にも少し寄せないといけないです。あ、この話はポップスであって、ジャズは違いますよ。ジャズは英語のリズムと発音がグルーヴに結びついているので、こと、リズム、フレージング、発音について日本なりの解釈でというのは当てはまらないです。あと、ゴスペルは基本的にアメリカが本場なのでアメリカナイズがマストです。ジャズ、ゴスペルをやる場合は、アメリカ英語、ビートの習得を一生突き詰める必要があります。

それでは!

winnie-the-pooh mugcup collection/ウィニー・ザ・プー・マグカップ・コレクション
young, alive, in love/恋とマシンガン
boys fire the tricot/ボーイズ、トリコに火を放つ
the chime will ring/やがて鐘が鳴る
colour field/青春はいちどだけ
samba parade/サンバ・パレードの華麗な噂が
cool spy on a hot car/クールなスパイでぶっとばせ
big bad bingo/ビッグ・バッド・ビンゴ
3a.m. op/午前3時のオプ
camera! camera! camera/カメラ! カメラ! カメラ!
goodbye, our pastels badges/さようならパステルズ・バッヂ
haircut medley
(01) haircut 100/バスルームで髪を切る100の方法
(02) favourite shirts / boy meets girl/好き好きシャーツ
slide/スライド
love train/ラヴ・トレイン

この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?