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Googleカレンダーでは、季節を感じられないから。


私が暮らすシェアハウスでは、毎月目標発表会というものがあるのですが
先日、そこで「自分でカレンダーを作ることにした」
と発表したら、皆さんにぽかーんという顔をされてしまいました。

するとある方が
「なんでカレンダーを作ろうと思ったのか?なぜこだわりがあるのか?その思いを聞かせて」
と聞いてくださいまして

ああ、そりゃそうか。なぜいきなり、なぜカレンダー??と思われるよなあ。私、全然違う仕事をしていたはずなのに。

ということで、話しながら、自分の考えを整理したのでした。

まず、壁に貼っておきたいと思えるようなカレンダーが欲しかった。

インテリアの邪魔をせず、あっても違和感なく
もっと言えば、それがアートの一部になってくれれば嬉しい。

でも、大体のカレンダーって曜日が色分けしてあったり
「日曜日・Sunday」みたいになぜか日英両方書いてあったり
大安・仏滅みたいな六曜が書いてあったり
予定がごちゃごちゃ書き込めるようになっていたり・・・

とにかく、情報量が多すぎる。

私的には、祝日の表記もいらないな、って思うくらい
特に日付の部分はシンプルであって欲しいのです。


それじゃカレンダーの役目を果たさないじゃないか
ということになるんだけど

私はカレンダーを予定を確認するために使っていない。

予定は全てGoogleカレンダーに入れてあって
iPhoneでもパソコンでもすぐに確認できる。


カレンダーをふと見た時に
「ああ、今2月なんだっけな」
という季節を見てなんとなく年間の立ち位置を確認し

「あ、今日は26日か」
と日付を見て月の中での立ち位置を確認する。


そうすると、私は主に
「時間の中の立ち位置を把握する」
くらいの役割でカレンダーを使っていることになります。


これはとても不思議なんだけれど
Googleカレンダーでは季節を感じないけど
壁のカレンダーを見ると季節を感じるんですよね。

流れていく時間の中で自分はどこにいるのか
を把握するためにカレンダーがあって
予定の把握ではないのです。


だから、別にカレンダーがなくても
日々不自由なく過ごしていけるのだけれど
無いと、時間の流れを何も意識しないまま
時間がたらたらと過ぎていってしまっている気がします

特に私は昔から時間をはかる、とか予測することが苦手でして
「気がついたら○日になってた」とか
「○日までの距離をはかるのが難しくて」とか


そういうところがあるので予定はGoogleカレンダーでちゃんと見ているのですが、それはスケジュール確認のためにチェックしているので

「ああ、今このあたりに立っているのかぁ・・・」

という感覚は湧いてこないんですよね。


(この感覚、わかっていただけるだろうか・・)



そんなわけで、私はカレンダーを作りたいと思ったわけです。


いきなりカレンダー作るとかって、何事?
とおそらく思われていたみなさんも、そう言うことか、と納得し
「それいいね」と言ってくださいました。

そして今、これを書いていて更に整理できました。

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本当に、たかがカレンダーごときで
と言うお話ではあるのですが
「その月だけ楽しめる、月替わりのアート」
と思うとカレンダーを眺めるのも
ワクワクしませんか。

これまでも、これからも
「1ヶ月」という時間の単位は無数に繰り返されていくのに
「2021年2月にしか楽しめない画」
が目の前にあると思うと
ワクワクしませんか。



とは言え、私は毎年絵柄が気に入ってカレンダーを買うので
捨ててしまうと言うことをせず
とっておいて何かにリメイクしたりしています。

大体、ブックカバーなどに良いサイズ感だったりします

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これはたしか2017年のカレンダーを切り取って
次の年の手帳のカバーにしたやつ。


つい先日は、手を消毒するアルコールボトルが
唐突にリビングにあるのが違和感だったので
ボトルに昨年のカレンダーを巻いてみました

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紙なので用途は限られますが
単純にそのまま絵の部分だけを飾っておいても可愛いものです。


というわけで、
部屋に飾っておいて違和感なく
季節を感じるための
カレンダーとしてだけではない楽しみ方のできる

そんなカレンダー、作りたいなと思っています。
ずいぶん自分でハードルをあげてしまいましたが。


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