MISSING YEARS その4~1996年の巻

いよいよ1996年へ。メガヒット時代にそっぽを向くようにレコード会社を辞め、変態音響製造機としてのMacの可能性に目覚めると同時に、インディーズに活路を見出し、勢いのあるガールズ・アーティストを多数発見することになるのだけど、それがかえって歌ものへの再歩み寄りを促したのはあるかもしれません。今回提示されたプレイリストは、1996年全体の傾向からしたら浄化された感触が否めなく、かえってこの年のヒット曲の芳醇さを思い知らされました。やはり◯室ちゃんが外されたのでかいですよね…でも、依然あの人達は欠けていますね…


「有名曲…『木枯しに抱かれて』…いや、それは1980年代(瀧汗)。Bメロで解るはずなのに…(曲名チェックする) えっ!こっちの曲選んだのか?あっちじゃなくて?確かに織田哲郎だし、ビーイング色があるのは否めないな。あと、この曲名なら北岡夢子だよね(瀧汗)。(2番のBメロで)コパカバーナ…それも違う(自滅)。元を正せばブラック・クイーンだけど。アルフィー色もあるし、音かっこいい。」


「X…違う、全然違う。それこそB’zだ…ちょっとスピッツに歩み寄った感があるけど。タイトル思い出せないけど、これか。一般受けしない方の曲だけどこれはいい。例の『超次元タイムボンバー』のEDテーマもこの年だけど、あれはシングル曲じゃなかった。こういうプレイリストにシングル曲以外が入っても違和感ないと思うけど。ドラムはまだJosh Freezeじゃないよね。」


「(3秒で解る) あれですよ、『◯が◯ンパーの所で』の(爆)。ボキャブラのせいで永遠に忘れられない曲になってる。ミスチルから始まった傾向って確かにあるけど、ダイレクトに伝えてないところがよかったんだよね。ボキャブラの投稿者は神だわ(爆)。言葉狩りの影響受けなかったですね、サブスクでは。」


「おい!これ選んだん誰や!この流れで聴いたら余計最高やないか!まぁ、2003年過ぎると個人的にこの手のネタを集めまくる日が来るんですけどね。今じゃコンプライアンス的にありかというのは問題ですけど。」


「(歌い出しで) 来ましたねこの人達。なぜか曲名が先に出てきた。この人達から始まったものはあまりにも多いと思うのだけど、今になってみれば当時の彼女らの年齢に共感するしかない。ローティーンでこの主張力はなめちゃいけないと思う。間違った方向にそれが向かっちゃったメンバーもいるけど…今のローティーンって親がSPEED世代でさえないからね(瀧汗)。」


「あ、この人。火サスのEDテーマのあれ。充分代表曲の一つですよ。当時にしてみればアダルト・コンテンポラリーだけど、まだトレンディカラオケ中枢層が対象年代だったと思う。その流れが今まで引きずられちゃったのかも。あとこの曲名と言えば、同名の清涼飲料水とそのCMが忘れられません(瀧汗)。」


「『人魚』…違う。(歌い出しで) これは曲名がすぐ出る。ルー・クリスティの『キミがほしい』にモロインスパイヤされてるので、印象が強いんですよね。そんな70年代のフラッシュバック手法が、フニルネにこの人(達?)が与えた影響の濃さを物語ってると思う。」


「うーん…地味ですね…あ、解った。サビ前で曲名出てきた。潜在的に印象に残るんですよね、派手じゃない曲であっても。ピーピーピー言ってるところは、もろビー・ジーズのあれね。」


「Aメロ頭で歌手名解った。これはサビ以外印象薄い曲だけど、潜在的に色んなものに影響与えてる気がする。サイケ色が随所に効いていて当時にしては実験的。えっこのタイトルだったっけ?」


「静かなイントロだけどこれはすぐ解る!リアルタイムでめちゃ聴いた曲が出てくると安堵感がありますね。96年出した2曲は両方とも、文句なしのスタンダード。めちゃくちゃな歌詞だけど、その方がアピール度が高くて、今じゃ考えられないな。」


「(イントロ4小節目で歌い出す) これも鉄板曲ですね。ここから布袋サウンドになるのだけど、安定感が半端ないし、こんなマニアックな感触持ち込んでたんだなと改めて聴いて目から鱗。」


「(出だし0.2秒で) キター!こっちが来たか、というより1995年編で『ガッツだぜ!!』が来なかったのは、単に内容がアレだっただからか。この人達が伊藤銀次経由でナイアガラDNAを濃厚に受け継いでることに関しては、もっとまともに語られて当然と思うんですよね。当時盤を買うまでに至らなかったけれど、iTunes Storeで初めてバラで配信曲を購入したのこの曲でした(2006年)。」


「(歌い出しで) これもありましたね、忘れられないですね。ナオミの存在価値がよく解らないけれど、これは外せない名曲。この人には90年代初期の創作活動に於いて、めちゃ影響を受けてはいる。仮想敵というより、リスペクトの対象。」


「あれだ。(歌い出しで) やはりSMAPって外せないよね…このヴァージョンの時はヒットしてないはずなんだけど。SMAPの必要不可欠さを改めて思い知りますね。売れることを意識してないこれの作りも充分興味深いですけどね。」


「(歌い出しで) あの二人ですね。ある意味シティポップの分岐点的な一曲だけど、この時点で桃子を使ってるのは今思うと鋭いとしか言えない。この傾向を今も活かしてるのがこの人の凄いところですよね。このギター音はめちゃもらおうと思った。(『このままずっと~』のところを聴いて)『きゅうりとまっと~』の曲は聴けないのかな(汗)。バブリーな時期がいよいよ過ぎて、ネット時代目前の色。」


「有名曲…だけどてっきり、この人達だったの忘れてた(汗)。強烈な印象を残す曲じゃなかったよね。ただ、間違った英語の発音を浸透させ過ぎたタイトルだね(瀧汗)。その点では、いしだ壱成の『Warning』も同罪(爆)。」


「(歌い出しで) 解った、あの人のアレですね!どうしても『萩本一家の~』と歌いそうになってしまうけど、名曲中の名曲。朝本さんは、自分があるライブに出た時居合わせたことがあるのだけど、惜しい人を亡くしましたね…」


「やっとこのグループが出た!けど、それほど強烈に印象に残ってる曲じゃないな。Bメロに来てもタイトル出てこない…シングル曲でもっと印象強い曲あると思うんだけどね。」


「(歌い出しで) こちらもやっと来たか!タイトル半分思い出せなかったけど(汗)。短冊時代に2分34秒とは潔すぎるよね。めちゃ名曲。やっとわかりやすい位置に来たね。」


「(出だし1秒で) これも当時ならでは。これが最後に来て丁度よかった。バラエティ系の曲ではあるけれど、ボーカルの存在感が際立ち過ぎてて名曲の域に持っていってる。これであと11曲あるんだけど…当然あの名曲もあるんですよね。ごめんなさい…」

「1996 JAPAN TOP HITS」から流れた曲は、この20曲でした。今回は繰り上げとか一切無し。そして、(まあ色々事情ありですけど)小室ファミリー不在!

①恋心/相川七瀬
②ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~/B’z
③名もなき詩/Mr. Children
④ヨーデル食べ放題/桂雀三郎 with まんぷくブラザーズ
⑤Body & Soul/SPEED
⑥ごめんね…/高橋真梨子
⑦マイフレンド/ZARD
⑧声のおまもりください/BEGIN
⑨ALICE/My Little Lover
⑩アジアの純真/PUFFY
⑪PRIDE/今井美樹
⑫バンザイ~好きでよかった~/ウルフルズ
⑬LA LA LA LOVE SONG/久保田利伸 with Naomi Campbell
⑭セロリ/山崎まさよし
⑮渋谷で5時/鈴木雅之&菊池桃子
⑯BELOVED/GLAY
⑰情熱/UA
⑱SPARK/THE YELLOW MONKEY
⑲悲しみの果て/エレファントカシマシ
⑳YELLOW YELLOW HAPPY/ポケットビスケッツ

外された11曲中、1秒で解った曲が4曲はありました…

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