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帯広空港でJALボーイング737を満喫 日帰りチャーターフライトに参加しました <最終回>

前のお話はこちら… click please !💕

楽しかったチャーターフライトの
全てのイベントが終了しました。
大盛り上がりで、帰りの時間は1時間延長と
なったようです。それもまたヨシ。
時間もありますし、
帯広空港でのんびりショッピングを
楽しむことにします。

出発時間は1時間延長されました

ぶらぶらとお店を回っていると
美味しそうな物を発見!
六花亭さんのサクサクパイ。
 ※帯広本店の写真を借用
サクサク維持にはすぐ食べた方がいい
とのことで、
空港の待合ロビーで早速頂きました。
濃厚なカスタードクリームと
サクサクのパイが合わない訳はありません。
空きっ腹に沁みました。
あ~、おいしい~♬
これで200円、さすが帯広。
(千歳でも買えるらしいです)

コスパ抜群 200円でハイレベルな美味しさ
帯広のお土産
(トカチカラ、あずき茶はJALさんからのお土産)

お土産も沢山買いましたし、
搭乗ゲートへ向かう事にします。
セキュリティ手前の係員さんからも
「雨で寒かったですけど、
 楽しまれましたか?」
とお声がけを頂きました。

もちろん、
「ものすごく楽しかったです♪
 ありがとうございました!」
と即答してしまいました。

寒さも吹っ飛ぶくらい、本当に楽しかった。
感謝の気持ちでいっぱいです。

まもなく搭乗 帯広とはお別れ

そして、
沢山の思い出のお土産だけではなく、
美味しいお土産として、
豚丼、トカチカラ大福、あずき茶
他にも、JALさんのグッズなども頂き
幸せいっぱいで楽しかった帯広にお別れです。

帰りも外が見えないため、
フラップを動作させる音、
エンジン音の変化で帯広からの
離陸を感じます。
巡航高度に達したところで
副操縦士さんから飛行状況の連絡が
ありました。

「当機は巡航高度、26000ft
(対地約7900m)に達しました。
 対地速度320ノットで巡航を続けております」

出発が遅れてしまったので
到着が少しでも早くなるように、
この高度を設定されたとのこと。
イベントが盛り沢山だったこともあり、
帰りはPA極力少な目でゆったり
お過ごしくださいとのお言葉を頂きました。

そんなわけで、ここで機内食タイム!
お土産で頂いた、帯広名物「豚丼」を頂きます。
厚切りのジューシーなお肉、
甘辛のタレがお肉とご飯にしみ込んで
めっちゃ美味しかったです。
いつか現地でまた食べてみたいなぁ。

機内で頂いた ジューシーな豚丼

そして到着時間も近くなってきた頃
Arrival Infomationが
機長よりキャビン宛てに入りました。

―約7分後、8時35分頃に降下を開始、
 10000ftは50分、
 安全確認業務は揺れが予想されるため
 無しとします。
 降下開始と共にシートベルトサインを
 点灯します。
 着陸が最短で9時5分、
 現在混雑しておりますので2~3分遅れる
 可能性があります。
 滑走路は34Rに降りた後
 SPOTは7番予定。
 現在羽田空港の天気は小雨11度と
 報告を受けております。

通常は、コックピットからキャビンにいる
CAさんに連絡が入り、
それをCAさん達が私達に連絡してくれる
という流れと思われ。
この後CAさんからいつもの到着時の
アナウンスが入りました。

普段クルーの皆様の間でどのような情報を
やりとりしているのかここでも裏側を
知ることができた気持ちになりました。

到着が間もなくとなり、ここから
副操縦士さんより様々な
インフォメーションが
再びもたらされます。
さぁ、忙しくなってきますよー。

先ほどの模擬ブリーフィングでも
あった本日の高度選定ですが、
ATCを聞いて確認したところ、
40000ftあたりは軽く揺れが続いている
状態だったため、
高度変更をリクエストし
26000ftとされたそうです。
また、到着地羽田は混雑しているようで、
ヘディングを右へ左へと指示されている
といった情報も頂きました。
管制官さんたちの苦労も伺われますね。
そして、
今日朝頂いた搭乗証明書に記載する
内容も教えて頂きました。
搭乗証明書は
フライトログブック(個人ログ)風に
作成されており、
実際にパイロットが記載するような形式で
記入にチャレンジします。
出発地は4レター(ICAO空港コード)で記載、
時刻はZulu(UTC:世界協定時)で記載します。
日本は、タイムゾーン+9に属するため
JST(日本標準時)はZuluに+9時間となります。
※RJTT:羽田空港
 RJCB:帯広空港
 行き: 0240 → 1140 0511 → 1411
 帰り: 1034 → 1934 1213 → 2113

フライトログブック風の搭乗証明書

しばらくすると
Fright Infomation が入りました。
―Approach contactして
 Landing runway(着陸滑走路)
 34Lの案内が来ましたの
 でacceptしました。
 通常北側からの進入は34Rが
 アサインされることが多いです。
 東京国際空港のJALのターミナルは
 34Lに近いターミナルのため
 地上走行時間は若干短縮となり
 到着時間が少し早まることが期待できます。
 標準到着経路はGODIN 1C ARRIVAL
 となります。

旅のしおりには複数の標準経路や
進入経路が挟まれていました。
いつもは34Rが多いとのことで、
しおりには34R用の資料が挟まれて
いたのですが、
まだまだ他にもパターンがあるんですね。
ここからもパイロットの皆様が
様々な着陸方法に備えて準備されている
ことも感じられました。
羽田は複雑で大変そうです。

GODIN 1C ARRIVAL ※AIS JAPANより

―現在COLOR上空を通過致しました。
 After COLOR direct CREAM
 の指示が来ましたので
 現在COLORからCREAMへ
 ダイレクトで飛行しております。
 高度は11000ftです。
 CREAMからはおそらくレーダーベクターで
 ILS RWY 34Lと予想しています。
   Cabin crew remain seated.
ポーン♪

そして、いつもの
CAさんの到着時の注意事項が入りました。
揺れが予想されるため
CAさん達も着席したまま備えます。

ILS RWY 34L 進入方式 ※AIS JAPANより

―前方に羽田空港が見えてまいりました。
 当機はILS RWY 34L
 アプローチの許可を得て、
 最終進入コースへの会合への
 旋回を開始しました。
 この旋回終了後はILSの誘導電波に乗り、
 ローカライザー、グライドスロープの
 電波に乗りまして
 羽田空港Runway34Lに向けて
 3度のパスで降下、
 進入着陸を続けてまいります。

フラップを展開する音、
エンジン出力音の微妙な変化から着陸が
近いことを感じます。

CAさんより到着時の
最終注意アナウンスが入り、
暫くすると、着陸時の振動
逆噴射でのGがかかり、
羽田に到着したことがわかりました。
ナイスランディング!

そして、タクシー中に
CAさん及び副操縦士さんより
丁寧な感謝のアナウンスもいただき、
また、降機する時も沢山のスタッフの
みなさまに並んで感謝のご挨拶を頂き、
大変な準備をされたことも思い
すごく感動しました。

帰り際、ゲートを出て少し戻って
最後にお世話になった、この子もパチリ📷
名残惜しそうに同じように
窓際に来られていた方も
数名いらっしゃいました。

感動を沢山ありがとうございました!

さてさて、長々となってしまいましたが
チャーターフライトのレポートは
これで終わりです。
ここまでお付き合い頂きまして
本当にありがとうございました。

元々旅は好きであちこち出かけていましたが
飛行機に興味を持つようになってから
まだ日も浅く、はじめて知る事ばかりでした。
知れば知るほど楽しく
まだまだ色々知りたいと思うようになりました。

みなさんも、飛行機に乗る時は
機体の様子や窓の外の景色を眺めながら
色々な事に思いをはせて
楽しんでみませんか?
飛行機に乗らないときでも、
空に浮かぶ雲の中
小さく飛んでいく飛行機
パイロットさんの想いも思い出して
気を付けていってらっしゃ~い♪と
いう気持ちで空を見上げてみては
いかがでしょうか?

最後になりましたが、
今回携われたスタッフの皆様からは
たくさんの感謝の挨拶を頂きましたが
こちらこそ、
感謝の気持ちでいっぱいです。
丁寧に対応頂き、
沢山の素敵な思い出、
沢山の知識を頂き、
本当にありがとうございました。
またこんな企画があれば
是非参加したいと思うような
素敵な企画でした。
ありがとうございました。

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