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9月1日

こんにちは!めゆです。

私の9月1日

今日は、9月1日です。私が子供だった頃、嫌いだった日です。
そして、子育て中だった頃は、ホットする日です。
かなりの人が、この日は、何かの感情を持って迎えたり過ごしていたりする日だと思います。

この日は夏休みが終わって学校が始まる日なのです。

子供の頃の私にとっては、友達と久しぶりに会えるとワクワクした気分もあるけど、今まで家でゆっくりとしていたのに、学校という社会生活がまた始まるという、憂鬱な気分で、一年の中でも嫌いな日でした。

そして、子育て中は、夏休みの宿題をなんとか終わらせることができて、ほっとした日、そして、今までは子供が昼間に家にいるので、お昼ご飯の準備をしていたけれどもそれをしなくても良くなり、また、学校に行ってくれているという安心が戻ってホッとした日でした。

「9月1日」 という本との出会い


そんな、9月1日ですが、心が痛くなるような本に出会いました。


9月1日 母からのバトン」 樹木希林さん 内田也哉子さん著です。

 この本は、樹木希林さんが亡くなる2週間前の9月1日に病室の窓に向かって

「死なないで、ね・・・どうか、生きてください・・・」

と何度も涙をこらえながら語りかけていらっしゃった

というまえがきから始まります。

そして不登校新聞のインタビューに答えられた樹木希林さんの記事が書かれています。そして、その思いを娘の内田也哉子さんが伝えていくために書かれた本です。


この本に書かれていたのは、9月1日は子供の自殺者が一番多い日だそうです。だから、樹木さんは、その子達に、病室から、語りかけていらっしゃったのです。どうせ、人間、がんや脳卒中で死ぬんだから、無理に死ななくてもいい!
つらいときほど笑ってみて!無理して口角を上げてみて!そしたら、そんなバカバカしいことをしている自分が笑えてくるから。
そして、心が軽くなるから、と。
つらい時には、是非やってみましょう。

笑顔って、人を幸せにするけど、自分も幸せにするんです。

つらい時は、口角を上げて、笑ってみてください!

また、つらい時は、今は底にいて、今までのいろんな経験を発酵する時。今は足が底についているからこれから立ち上がるための準備期間、発酵期間だと思ったら・・・と書いてありました。発酵期間も、ほったらかしにしたら、カビが生えたり腐ったりするので、発酵の栄養になるものを少しだけ足してあげたらいいとのこと。
発酵の時も栄養を与えすぎると上手に発酵はできないので、頃合いを見て、栄養をあげたらいいんだと思いました。
時々鏡を見て、口角を上げて笑ってみるのも、栄養になるかもしれないし、青い空を見ても、キラキラ輝く星を見ても栄養になるかもしれないし。

私の今年の9月1日

この日について、こんなに考えさせられたのは初めてでした。
でも、たくさんの人が、今日を嫌だと思っていると思います。


子育てを終えて、社会人になった子供を持っている私から、今言えることは、自分が思った通りには子供は育ちません。
私の娘は、日本でいわゆる優良な企業への就職が決まり、そして、そこからさらに大きな企業へ転職もしました。
でも、今はその会社も辞め、自分の夢を求めてアメリカの大学で、PHDへの進学を決め、とても楽しく毎日を暮らしています。生き生きとしています。始めは、今のままOLを続けとけばいいのにとずっと思っていましたが、自由な国で、伸び伸びとしている娘を見ていると、娘の選択は間違ってはいなかったと思っています。まだ、これから先は、たくさんの壁にもぶつかるかとは思いますが、今は、この選択をした娘を全力で応援しています。多分ここに至るまでには、娘も、会社に行きたくないと思っていた日々があったと思います。でも今は自由に伸び伸びとしています。

まずは口角を上げて笑ってみましょう!

何かがきっと変わります!





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