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D17&19 初めての移植

ついに待ちに待った初の移植日を迎えました。今回は二段階移植となり、まずはD17の初期胚移植です。
2日前に来院時間を指定するメールがクリニックから届き、私は12時受付とのことでした。午前中時間に余裕があったので、しばらくはできないであろうジョギングに出かけて気分転換してから向かいます。

12時少し前に受付し、すぐに採血へ。バイアスピリンを飲んでいると血が止まりにくいということで、止血帯を着けてもらいました。その後30分くらい待って処置室に呼ばれ、ここで培養士さんから今日移植する胚の状態の説明を受けます。解凍時にダメージを受けて移植ができなくなることもあるそうなので少し不安でした。

パソコンでこれから移植する初期胚の写真を見せてくれます。
培養士さん「本日朝9時頃解凍した時の状態です。凍結前に水分を抜いていますので、最初はこのように縮んでいますが、通常そのようになるので問題ありません。」
2枚目の写真に移って、
培養士さん「こちらが11時半頃の状態です。形もふっくらと戻って、元の8cellG3の状態になっています。特に問題ないのでこのまま移植して行きます。」

ひとまず良かった。。まだリカバリールームのベッドが空いていないそうなので、一旦待合室に戻ります。13時過ぎにメディアシさんが直接呼びに来てくれて、リカバリールームに案内されました。そこからトイレに行ったり携帯見たりしばらくベッドの上でのんびり。ちょうど14時頃看護師さんから「準備ができましたのでご用意お願いします。」と声が掛かりました。そこで下着だけ脱いでスカートは履いたままリカバリールームを出て、看護師さんと一緒に以前3回の採卵をしたオペ室へ。採卵の時は恐怖でいっぱいですが、今日は違ったドキドキです。

部屋に入ると眼鏡をかけた女性の先生。内診で見たことあるような気はするのだけど、結局最後まで名前が分からず。名前・生年月日の確認後、ベッドに寝て足を台に乗せたら体の位置を調整します。洗浄して器具が入り、内膜の厚さを確認。3日前は10ミリちょっとあったのに若干薄くなっている。これが内膜のコンパクションというものかしら?先生が胚が通るルートをエコーで教えてくださり、カテーテルも入って準備ができたところでオペ室の奥にいる培養士さんに「お願いします!」と声を掛けます。

培養士さん2名が、私の名前と診察券番号をリピートして声出し確認しているのが奥から聞こえます。大画面にこれから移植する胚の映像が映し出され、その後吸い上げられた様子。カテーテルが付いたスポイトのような物を大事そうに培養士さんが先生の所まで持って来て先の方を手渡し、私に入っているカテーテルにセット?(この辺りはイメージです。)準備が整った後、培養士さんが「押します!」と言って、スポイト部分を押して胚が注入されたようです。

先生が「カテーテル内に胚が残ってないか確認してもらいます。」とおっしゃって、培養士さんが奥でチェックしているようでした。無事に確認も済んであっという間に終了です。最後に先生から「数値も問題ないので、追加の薬はありません。」と聞き、お礼を伝えてオペ室を退室しました。リプロでは移植後ベッドで休むことはないので、着替えてすぐにリカバリールームを出てそのままお会計となりました。

本日のお会計、136,873円。私は今回二段階移植で2日後に再度胚盤胞の移植を控えているので、当然ながら金額も通常一回の移植の2倍となります。(次回の移植時にまた支払います。)14時半にはクリニックを出て帰途につきました。看護師さんに移植は16時くらいまでかかるかも、と前に言われていた為半日クリニックで過ごす覚悟で来ていたので、思ったよりずっと早く終わりました。その後出血や体調の変化も全くなくいつも通りで、気を付けていないと移植したことすら忘れてしまう程でした。

そして2日後、胚盤胞の移植日となるD19です。この日が黄体ホルモン補充を開始してから6日目に当たります。ERPeak検査で窓ずれがあった為、通常より一日遅い移植になっています。
この日は11時30分の受付指定でした。すぐに採血、12時過ぎには処置室に呼ばれて培養士さんとお話。この日移植する3BBの胚盤胞は、解凍後も3BBのままでしたが、ダメージなどの懸念事項はなく、問題なく移植できるとのことでした。この日は午前中の採卵も少なかったのか、そのまま培養士さんにリカバリールームへ案内されました。そして12時半頃には看護師さんが準備ができたとお迎えに来て、一緒にオペ室へ入ります。

この日は初めてお会いする女性のI先生でした。移植の流れは2日前と全く同じなので省きます。内膜が13ミリちょっとあって一気に厚くなっていました。コンパクションはもう終わっちゃったのか?その後大画面に胚盤胞が映し出され、先生が「少し飛び出て来てますねー。」と。皆さんがよく言う雪だるまほどではなかったけど、アシストハッチングした箇所から出て来ようとしている感じが分かりました。ひとまず胚の生存確認ができて一安心。

この日も追加の薬はなく、移植が終わって着替えてそのままお会計。2日前と全く同じ、136,873円でした。13時にはクリニックを出られたので、いつもの通院にかかる時間より早く本当にあっという間に感じます。この日も出血や体調の変化なし。いつも通りの生活をして、夜は提出期限の迫った昇段試験用の作品が大詰めを迎えている為、書道の練習に励みました。

そして現在、移植から既に数日経っていますが、もう笑っちゃうくらいに(実際は悲しいですけど。)全く症状なしです。全神経を集中して身体の声に耳をすませ、日々変化を探っていますが、出血はもちろんのこと、下腹部の違和感・チクチクなし。足の付け根の痛み?何じゃそりゃ!?(笑)、何なら胸すら張っていません。胃がムカムカしたりして会社でランチ食べれなかったらどうしよう…なんて移植直後は思っていましたが杞憂もいいところ。お昼前にはお腹がぐぅぅ~と鳴り出し(いつもw)、相変わらず食欲旺盛で同じチームの男性陣よりガッツリ食べているのは今までと変わらない。要するにいつもと全く同じです。強いて言えば、ウトロゲスタンが痒いくらい。。先月は問題なく使えているし、薬が合っていないわけではないと思うのですが、毎日ナプキンを敷いている為かぶれたのかもしれません。

そんな痒みだけで体は無反応の寂しい状態ですが、判定日まで残りの薬を飲むモチベーションだけは下がらないよう(特にウトロは今すぐにでもやめたい!)、今のところフライングはしないつもりです。次回の更新も、気持ちがフラットになってまた書きたいと思った時に書こうと思っているので、遅い場合はその辺り優しく(笑) 察していただければ幸いです。

子供を望んでいる全てのご夫婦・カップルが一日も早く元気な赤ちゃんのパパとママになれるよう心から願っています。
読んでいただき有難うございました。

サポートしていただき有難うございます。大事に使わせていただきます。いつか何かの形でお返しすることが目標です。