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ごく普通の一軒家の一室がステージ。

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どうもこんにちわ!
コロナウィルスのせいでいよいよマスクが底を尽きた小日向風生です。
上記写真をご覧の通り、「1人夜明けにパンを焼く」というお芝居を観劇しに行きました!
僕は北千住でしかここら辺だと乗り継ぎとしても駅を利用してこなかったので、南千住っていう駅がもう新鮮!!
というか、そもそも最近関東に移り住んだのもあるので、実家周りでさえも1人浦島太郎状態です。なんなら、実家の中も1人浦島太郎です←
どこに何があるかさっぱりもう分からないから、家族に聞かないと何も作業出来ない残念な状態に…w

話を戻して、今回観劇した作品はなんと僕らが取り扱ってもいる「同人演劇」と同じようなものだったので、そこでまず興味が湧きました。

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こちらが当日お配りしていたパンフレット!
チラシと合わせて今回原作となっている漫画のイラストが可愛いらしいんですよね。どちらの媒体も1人の男の子がパンを食べている描写が印象的だったので「どんな話なんだろーなー」ってあえてあらすじとかそこらへんを見ないで足を運んでみました。​

ちっひーこと鬼塚貴彬(おにつかたかあき)さん

ただ、一番の足を運ぶきっかけというのは実は別にあり、ラビクラのお手伝いとして在籍してくれていた彼が出演されるとのことで、久々に彼の演技を見てみたさが一番だったのかもしれないです( *´艸`)
ラビクラ在籍中の時の演技・声質共に、自然かつふわっとした演技が印象でしたが、その彼が関東で色々経験してどうなったのかが一番の興味部分だったのかも?

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観劇を終えて

※ここからはあくまで個人的観劇の感想と受けて頂けたら幸いです。
総合的にどこをとっても発想が素晴らしいという作品でした。
あとは可愛らしいタッチのイラストに関わらず、扱っている題材が人によっては重い話。でも現実からかけ離れた話ではなく、1つでも歯車が狂えば誰にとってもありがちな内容なのではという感じでした。
あとは向かう先は同じ方向でも、上演中の話と原作本と少し変わった構成だったと思います。それを良しとするのか、無しとするのかは受けた側それぞれで違うのかもしれません。
個人的には原作本の流れの方が整理されてて好きだったかも?でも舞台は舞台で楽しめたので好みの問題だと僕は思っています。

玄関と他部屋に繋がっている奥の扉が出はけで主に使われていたのですが、誰も部屋にいなくても、玄関へ向かう演技・玄関から客人と話しながら部屋に戻ってくる演技。いつも私生活でありがちな環境音達が耳をすませば聞こえてきて、観劇側のイメージが駆り立てられます。
合間合間の日光を印象させる照明の変化。回想の海を思わせる揺らめく青い照明。後半のほぼ暗転も薄暗くも、目を凝らせば見えてくる演技の雰囲気も面白いなーって思いました。
音もこのために作曲されたとかで、作品の愛を感じました。
そして何といってもパンを焼く際にかおってくる「香り」。普通の舞台では消えものや演技中に調理というのは難しいと思うのですが、部屋の1室(キッチンのあるリビング)だからこそ実現できる香りの演出がなんといっても新鮮でした(*'ω'*)
焼くまでの工程や、ココアを準備するまでの工程が、実物の消えもので演技されているので、普段演劇を観劇しない人でもスッと入りやすいものになったのかも。
その後、作ったものを食べながら、飲みながら演技というのも、よくある部屋の一室の情景で、部屋の中に自分も居るかのような感覚になりました。

■どの役も難易度高めだと思った。
今回の演者の皆様はとても台本や原作を読みこんだ上で、個々の配役の人生を一室の中で表現されていたかと思います。
日常をただ時間軸の通りになぞるだけならいいんですけど、時間軸が演出の都合上前後したり、その為配役の年齢も変動したり。部屋の一室だったところが、どこか別のシーンでのやり取りだったり…。
一体感を出演者で出す事も考えると、とても難易度は高そうでしたね。
ちっひーは役に入り込むというよりは、自分に役を落とし込む感じで役作りをしたみたいで、相変わらずの物腰を維持したままカズを演じられていらっしゃったなーと。
今度は全然自分と雰囲気が違う役を演じているところを見てみたいな~!

4人のCASTそれぞれが1人の人生を演じておりましたが、一番好みだったのはきだたまきさんでした。
色々な感情の演技分けにメリハリがあって、観ていて気持ちよくもあり、面白かったです。

最後にきっかけはちっひーでしたが、「一人夜明けにパンを焼く」観劇してとてもいい刺激を受けさせて頂きました!
今後の今企画関係者のさらなるご活躍を楽しみにしたいと思います( *´艸`)
レッキスも早く仲間を集めて稽古したいなー!

補足
関東1人浦島感がありすぎて、ビビって企画代表者さんとお話&名刺交換できなかったのは内緒です。いあ、僕小心者なんですよ←
次回夏に屋外公演もするそうなので、その時ご縁あればお話してみようと思います。

貴方のサポートで我々の魔法の力が強くなります! その分、非現実的な世界へアリス&ノーラン様方を連れていきますよ!