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チャレンジ無くして継続なし。

脱サラして、新しく自転車屋になってしまって、もう10年が過ぎてしまった、こんな書き方しているもの自転車屋を目指していたのでは無く成ってしまっているから。

ありがたい事に全国70件ほどの自転車店で自分のブランドの自転車が販売されてお客様の所にお届けできている事は、本当に幸せな事だと思います。 
10年前にお母さんからカッコ良くてお洒落で安全な自転車が欲しいといったご意見を多く頂き、当時20インチでチャイルドシートを取り付け出来る自転車が無かったのでNOiSで作り始めたのが始まりです。

現在では、子ど乗せ自転車の主流がNOiSと同じ20インチの小径車になりました、まあ資本力の差?で先行者利益の恩恵にあずかる間も無く追いつかれてしまいましたが、新しい日本人の体型に合ったカテゴリーに一石を投ずることが出来たと、自画自賛して自分を慰めております。

しかしこの3年間新しいモデルが出来ていません、
現行のModel-Tは今年も鍵を改良しましたが、もうこれ以上は何もすることが無いくらいに完成されました。ほとんど壊れる所がなくなりました。

私もこの3年間何もしていなかった訳ではなく、何も出来なかったのです。
その理由ですが、


1、中国で生産が大幅に遅れて、自転車が入荷しない
2、日本国内の自転車販売台数の大幅減
3、物流価格サイズ見直しで、自転車配送が出来なくなった

この1番の生産の遅れは、中国国内で今話題のシェアバイクの生産で日本向けの生産が後回しにされた事、あと国策で環境対策のため工場の公害対策が必須となりその対応が出来ない小さなパーツ工場が潰れてパーツの入荷が遅れた為、その為にNewモデルのサンプルも全く出てこない、その前に売る物が無い!!まあ文章にするこんな感じですが結構、死活問題なのです・・・

2番目は国内全体の販売台数が2006年に400万台だったが2017年には163万台に激減してます。
シェアリングの影響もあるでしょうが、国内の高齢化の影響が出ていると思われます。伸びているのはアシスト自転車です。このアシスト自転車のお話は、次の機会に詳しくお話しますね。

3番目の物流の問題でネット通販が出来なくなりました。
大手宅配業者が取り扱いを辞めた事でこればかりは自社で物流を持てない限り諦めるしか無い状態です。

以上の様な外的要因も大きかったので、経営のスリム化といえば聞こえがいいのですが、延命処置で固定費削減、人件費削減、広告宣伝費削減など色々な対応で・・・と言い訳していたのです、

次回は今後の目論見についてお話しますね。




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