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わりかし理不尽な話

築20年の自宅の風呂給湯器が壊れガス会社さんから無料で給湯器をお借りして数カ月がたちそろそろ新しの買わなきゃと重い腰を上げました。

これが悲劇の始まりです。

ガス会社さんに電話をかけ夜は発電を行う機能のある給湯器を購入し工事をしてもらいました。その関係で家の配電盤と言うのか所謂*ブレーカーも新しいものに交換されました。

*電気を使いすぎると強制的に電源落ちるやつ

その後快適にお風呂は使えており新しい給湯は機能も充実しており、お金は沢山掛かりましたが交換には満足していました。

そして夏がきた。エアコンの電源ぽち。ぽち。つかない・・・暑いから我慢できない。小さい子供もいるから熱中症も怖いので早く何とかしなきゃ。

壊れたエアコンも購入から10年以上たち古い事もあり今更修理して何万円も出すとかは嫌だなと言う事で近所の量販店で10万円弱のエアコンを購入しました。給湯器交換(風呂の改造などもあり100万円弱)でかなりのお金を使っていたのでこの10万円の出費は正直痛い。けど夏の暑さに勝てる訳も無し。

数日後、工事のおじさんが新しいエアコンと共にやってきました。そして放たれた言葉に愕然。「古いエアコン壊れてないね。ブレーカーのつなぐところ間違ってるは」普通の家電は100V、エアコンや冷蔵庫などは200Vにつなぐのですが給湯器交換に来た業者さんが100Vにエアコンをつなぎ間違ったようです。

私の頭の中で今回の件の今後の対応ストーリーがいくつか思いつき脳内再生されました。

①今きた工事のおじさんにブレーカーの配線だけ直してもらいエアコンもろとも帰ってもらう。

②ブレーカーの配線を間違ったガス会社に苦情をいれ今後一切の対応を任せる。

③ブレーカーの配線を間違ったガス会社に苦情をいれエアコン代を一部でも負担してもらう。

④ブレーカーの配線を間違ったガス会社に苦情をいれエアコン代全額払ってもらう。

⑤泣き寝入り

その後私が何番を選択したかと言うと・・・

④!

では無く大方の予想通り⑤を選択しましたと言うより何もしなかった。

正直他人のミスで10万円近いお金を遣わされるなんて怒りの度合いも相当なものでしたがガス会社に苦情の電話を入れる情熱も行動力も無く無気力にこの理不尽を受け入れました。

こういう時きっちりとすべき処置をとれたらどんなにいいかと思うのですが何もできない自分。何とか納得するためにどーせ5年後には交換してたを頭の中で何度も唱える。ちょっと気を緩めると5年後10万円出せばスマートスピーカー内蔵エアコンとか買えるかも知れんぞーと反論が脳内エリアを侵食してきます。ついでにブレーカーの配線工事に来ていた頼りなさそうな小太りのおじさんも思い出し、俺が苦情電話したらあのおじさんめっちゃ怒られるんかなあとか想像したり。

結局、新しいエアコンはそれなりに快適でこんな事でもなければ買い替えるきっかけ無いよな•••と納得してしまうのです。


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