AppBrew執行役員就任によせて
こんにちは。AppBrewでビジネス領域全般を担当している佐々木(@curly0729)といいます。
ここ10年ほどビジネスで出会う方にはCurlyなんて呼ばれていたので、そちらの方が馴染みのある方もいるかもしれませんね。
AppBrewに入社してまもなく1年を迎えようとしておりますが、この度執行役員を拝命することになったので、自己紹介と今うちって結構面白いフェーズで仲間大募集中だよって話ができればと思い筆を執るにいたります。
自己紹介
AppBrewに入社する前はアドテクノロジー企業のフリークアウトという会社に約9年間勤めておりました。
当時20名ほどだった規模の会社に中途入社し、営業からキャリアをスタート。2年後にはマザーズ上場というなかなかない機会にも携わらせて頂くことができました。
そのあとは子会社に異動してアドネットワークの事業開発やったり、その会社がLINEに買収され運用型広告事業の立ち上げをやったり、出戻りして支社の立ち上げやったり、株主となった伊藤忠商事とのアライアンス窓口をやったり、いわゆる”BizDev”として、外から見ても割と楽しそうと思ってもらえそうな機会を、贅沢にたくさん頂くことが出来ました。
他にもカルチャー形成のために社内イベントにはほぼほぼ主体的に関わっていました。新入社員でもないのに締め会の出し物は基本一人で参戦。演者から引退したあともガヤ芸人筆頭として一升瓶片手に最前列で声を張り上げておりました。
自分で言うのもあれですが、結構馴染んでいた会社だったと思います。
※四半期の締め会出し物。自腹でサイリュウム数百本買って、社員みんなにアイドルのライブの楽しさを伝えた2013年の写真。今見ても何がなんだが分からないが良い思い出。
なぜAppBrewだったのか
ここに詳しく書いてありますが、一言でいうと、40歳を迎える前に誰も知らない地でハードな環境に身を置きたかった、というのが理由です。
いろいろな会社のお話を聞かせて頂く中で、AppBrewのプロダクトの独自性、開発とビジネスの距離感が近くテクノロジーを駆使した事業開発ができること、代表の深澤をはじめとしたボードメンバーのイカレ具合などに共感を覚えました。
でも一番の決め手は、自分の強みとAppBrewの伸びしろがうまく噛み合いそうと思ったからかもしれません。
AppBrewでなにをしてきた?
BtoB向けの新規事業開発担当として、マネタイズにつながることはなんでもやるポジションとして入社しました。
一番のミッションは広告以外での美容ブランド様への価値(収益源)をストック型で作り出すことです。
主にはLIPS for BRANDSというLIPS内でブランドが公式アカウントを保有できるツールがあるのですが、こちらの拡販、商品企画を行い、更に幅広くマーケティングに活かせられるようなツールに昇華させることを行いました。
今でも覚えているのが、入社2週目で機能のアップデートと値上げの意思決定を行ったことです。このスピード感で意思決定ができたことは今振り返っても良かったかなと思います。
また、多くの化粧品ブランド様にヒアリングをさせて頂き、LIPS外のクチコミも網羅した上で売上との相関性を見られる新ツールのMVPを作りました。こちらは今年の夏にプレリリースしたものとなります。
ブランド様からは厳しくも温かいフィードバックを頂き、現在大幅に軌道修正を図っている最中です。
LIPS×ビジネスの今後
我々は大きな括りでいうと”メディアビジネス”になるかと思います。多くのメディアと同じように、ユーザーの視認が集まる場所に広告枠を作り、その広告売上が収益のメインになっているので、その通りだと思います。
一方で我々は「美容特化のプラットフォームであり」「ユーザーの熱量=発信によってメディアという立ち位置が成り立っていて」「ユーザー同士の共感が何より強みのコミュニティ(SNS)である」という観点は非常にユニークな点だと自負しております。
化粧品は嗜好品であり、美を追求しコンプレックスを解消するという人間本来の欲求と向き合う、今後も必要不可欠な領域だと考えております。事実、国内化粧品市場は人口減少と戦いながら、2019年までは右肩上がりで伸びてきた珍しいマーケットです(引用元)。
Z世代にとっては”共感”をキーワードにLIPSやYou Tubeでインフルエンサーの紹介しているコスメを試すことは当たり前になっていますし、新進気鋭の韓国・中国コスメが席巻しています。今後メンズのメークアップ市場も伸びてきますし、いまだにD2C市場も見逃せません。中国ではソーシャルコマース、ライブコマースが当たり前になっており、購買体験も他の市場に先駆けて変化していくであろうマーケットです。
マクロで見てもこれだけの変化があるワクワクドキドキなマーケットに対して、我々も広告市場、しかもデジタル広告の中の一部分でしか、まだ価値を発揮できておりません。
しかしいち早く”共感”、”ユーザーの熱量”を生み出したLIPSであれば、もっと広いかつ深いソリューションの提供ができると考えており、ビジネス観点でもその準備を着々と進めております。
ここで語るにはあまりにも余白がなさすぎるので、ぜひ一度お話を聞きに来てください!佐々木から精一杯の熱量で語らせていただきます!
執行役員就任に寄せて
美容ブランド様への価値提供が最も重要なミッションですが、それと同じくらい一緒にビジネスをドライブさせてくれる仲間を集めること、AppBrewの置かれているフェーズの面白さを流布していくことについても最重要課題として取り組んでいく所存です。
採用と広報、がんばります!ってことですね。
よくどのような方と一緒に働きたいか?と聞かれますが、自分の場合はシンプルに、
ズルをしない人
だと答えています。いや、ほんとに。
LIPSのビジネスをドライブさせること = 美容業界の活性化だと思っていて、美容業界は人の欲求やコンプレックスと密接に結びつくからこそ、薬事表現の違反やステルスマーケティングが商品購買において、(悪い意味で)圧倒的な効果を発揮します。
我々のようなクチコミのプラットフォーマーが悪魔の果実に食いついたら最後、ユーザーの信頼を失うことは火を見るより明らかです。
真摯に愚直に妥協せずブランド様の課題と向き合い、LIPSの資産をフル活用してセクシーなソリューションを提供するために泥水をすすれる。そのようなマインドセットの方とぜひご一緒したいです。
美容業界はコロナ前後でユーザーの化粧品との向き合い方も代わり、急激にDX化を求められています。ただ化粧品のEC化率は2020年のデータでも7%を切っており(引用元)、メーカー側の体制もマーケットも追いついていないのが現状です。
ここでLIPSが業界のリーダーとして美容業界の変革に一石を投じたいと本気が考えております。
男女関係なく非常に面白いフェーズなのは間違いないので、少しでも興味がありましたらカジュアルにお話できると嬉しいです!
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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