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「学士」とはあまり普遍的な資格ではないのではないかという話

「学士」というものが今までどのように受け止められ、利用されて来たのかに興味が湧いた。

例えば、大学進学者が増加して今に至ることを考えると「学士」資格は今ほど普通ではなかったはずで、特殊技能とまでは言わずとも専門性の高い資格だったのではないかと思っていた。しかし、現在就職等含めて社会的に「学士」保有者に求められているように見える(就活未経験なので)能力を鑑みると、当初社会的に要求されていたものとは扱い自体は変わってきているのではないかと疑問が生まれた。

「学士課程教育の構築に向けて」において、中等教育以降の教育で「(普遍的に)身に付けなければならない」要素がある。
果たしてこれは
①「学士」という資格に求められる像が、「入学率ないし取得率が今より少なく今ほど学士資格が普通でなかった時代」と変わった
ということなのか
②全入時代になったことで『大学機能としては本来規定されていなかったが、当初家柄や意識を始めとした「大学に通う/通える人材」というバイアスによって「学士」という資格に付加されていた要素が当たり前ではなくなり「学士」に求められていた実用上の機能が果たせなくなった』
ということなのかがどうしてもわからなかった。

後ほど詳しい方に話を伺うと、そもそも大学の「学士」という資格は海外の大卒資格と足並みを揃えるための某であるらしく、少々出自が特殊なようだ。特殊な出自なら仕方がないというのも変な話だが。これからまた何かわかれば追記予定である。

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