『みんなの量子コンピュータ』

量子コンピュータとは何か、どう動くのかということをやさしく解説したもの。量子情報ではもっとも有名な本である、ニールセン&チャンによる『Quantum  computation and quantum  information』の最初の章とほぼ同じであったような気がする。

新たな知見  →  superdense codingと量子テレポーテーションは互いに逆の操作であること。superdense codingとは、1 qubitにより2 bitの情報を伝えることができるもの。量子テレポーテーションとは、2 bitの情報から1 qubitを作り出すものである。それぞれにおいてbell pairと呼ばれる特殊な状態を使っている。言われてみれば確かにそうだ。どうして今まで気づかなかったのだろう??

考えたこと  →  量子情報や量子論の基礎には、簡単だがまだ誰も気づいていないようなことがまだまだあるように思う。それを発見したいものだ。

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