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NFTを用いて新たな価値を生み出した成功事例とは

最近話題のNFTですが「気になるのは成功事例があるのか」ではないでしょうか?
この記事では日本におけるNFTの成功事例を取り上げ、現在日本でNFTがどのように発展しているのかを見ていきます。

2017年から取引が始まっているNFTは、アーティストや芸能人のNFT活用によって、だんだん利用する人が増加。
有名人のNFTは注目されやすく、目立っていますが、誰でも作品の登録や売買が可能です。それではどのようなものに、どれくらいの価値がつけられているか見ていきましょう。

自分の作品をNFTの導入により、唯一無二の価値を付加する

NFTでは今までコピーや加工が簡単にできてしまったデジタルの作品に「誰が作ったものか/誰が所有しているか」「いつ作成されたか」などの情報が記録されます。NFT技術を活用すれば所有するデジタルデータの所有権が明確になるため、データの価値を担保することが可能です。

NFTの種類としては、今話題のNFTアートから、音楽・ゲーム内アイテム・コレクション品・ミーム画像や動画・IPコンテンツ・資格や証明書としての応用アイテム・バーチャルファッションなど多岐に渡ります。

有名人のNFT参入

やはり知名度のある有名人のNFTは注目されやすいという特徴があります。
しかも、彼らはその知名度だけでなく、作成に至った経緯や集まった資金の使い道に想いがあるものが多く、人気を集めています。とても参考になるのでどのようなものが注目され、販売されているか見ていきます。

「ツイートに価値を生み出す」与沢翼のNFT

日本の実業家、与沢翼さんの第2子誕生を報告するツイートNFTは約1,041万円価値がついたという実例です。
ツイートNFTは、ツイートをNFT化する日本発のサービス、HEXAによって発行され、与沢さんのツイートはツイートNFTの第一弾案件です。

最低落札価格が0.03ETH(約7,730円)、期間が2021/06/15~06/19の5日間限定のオークション形式で実施され、開始わずか約2時間で約200万円(7.1ETH)の値が付き、最終的には約1,041万円(42ETH)で落札されました。

なお集まった資金は、オークションで落札された価格から手数料を引いた金額すべてが、プレゼントキャンペーンとして与沢さんが厳選した7人のフォロワーの方々へ配布されました。

香取慎吾さんによるNFTによるパラスポーツの活動支援

2021年9月、NFTアートを利用して「香取慎吾NFTアートチェリティプロジェクト」が行われました。
香取さんのNFTアートは「i enjoy!」をテーマに作成した壁画で、プロジェクトの参加費用は3,900円です。

これはパラスポーツの活動支援を目的としており、集まったお金は全額寄付するというもので、香取さんの知名度や話題性からプロジェクト開始わずか1日で、参加者1万人という驚異の数字を達成しました。

NFTでは作品や物の価値だけではなく、制作者の想いや背景がとても評価されるため、この事例では香取さんの考えに共感した人々が購入に至ったと考えられます。

NFTゲームの広がり

2019年6月25日にリリースされたCrypto Games株式会社が運営するCryptoSpells(クリプトスペルズ)は、ウォレット・イーサリアムなしで遊べる日本でできたNFTカードゲームです。
カードが唯一無二のNFTとなり、ユーザーはこれらを自由に取引して、遊びながらブロックチェーンの取引ができます。
リリース初日には売上金額が600ETHを突破し、日本最大級のブロックチェーンゲームとなりました。

特徴としては従来のゲームと違い、取り扱われるカードやアイテムなどがNFTであるため、ゲームの内外でも価値を持つ「資産」であることです。
レアカードを手に入れればマーケットで自由に売買でき、またオリジナルカードを作れます。
場合によってはプレイヤーが運営の一部に携わることも面白さの一つです。

成功事例の共通点

成功に繋がる大事な点としては他にはないオリジナリティや独自性です。ブロックチェーンにより、デジタルデータに「唯一の価値」が証明されるからこそ、他にはないものであればあるほど価値は高まります。またNFTだけでなく、その背景にある趣旨や目的も評価される時代なので、制作の際はこれらも大切にするべきポイントです。

現在ではさまざまな付加機能をデータ自体にプログラムできるため、一度作品が手を離れても、流通時には収益の一部を還元する仕組みを作れる人もいます。一定の資金が循環するようになると作品制作により時間も資金もかけられるようになります。

まとめ

現代社会では技術の進化によって次々と新たなサービスや仕組みが生まれており、NFTはその代表的なものの一つです。成功事例からも分かるように、より個人レベルで価値の創造ができるようになりました。

まだまだNFTを生み出すためのハードルが低いとは言えない状況ですが、NFT自体を発行するサービスも増えてきており、今後より一層身近なものになっていくことが予想されます。
そして何より、こうした最先端の技術やサービスに関わることは、大きな利益や知名度を得るきっかけになります。
「自分もNFTを作ってみたい」
「NFTを使った取引をしてみたい」
「自分だけのNFTを保有して、価値を生み出したい」
といった方は、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください!

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