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3.14~3.20の日記

2022.3.14(月)
 近況報告の記事をワーッと大急ぎで書いて投稿する。ずっと書きたかったやつだったので、ちゃんと書けてよかった。
 そうこうしているうちに、ファミコン互換機も届いて、AKIRAのゲームもできるようになった。AKIRAのゲーム、噂通りかなり難解。最初の、アーミーに取り調べ受けるシーンからなかなか先に進めず、攻略サイトを見ながら進める。本当に映画通り進めないといけないみたい。選択肢は多いのに、ワンパターンしか正解がないとは、なかなか思い切ったゲームだと思う。
 午後から、バットマンを見に映画館に。チケットを買った後、買い物を少しして、丸尾末広の少女椿と薔薇色ノ怪物を買ってもらう。ずっと欲しかったやつ!やっと我が家に少女椿が来た。お迎え遅くなってごめんね、という気持ち。
 バットマンはかなり面白かった。でも、ストーリーが結構ややこしくて、頭がこんがらがりそう。バットマン関連は、ジョーカーとダークナイトしか知らないので、ところどころ分からないところもあった。バットマンがダークヒーローというよりは本当にただただ復讐を遂げたい人という感じで、歴代の中でも異色なんじゃないかな、と思った。ただ、「ジョーカーの衝撃は序章にすぎない」という謳い文句で興味を惹かれたので、いざ見てみるとジョーカーとは少し違うな、という感じで、比べようがないのではと思ってしまった。これは、私自身が、ジョーカーの映画に出てくるジョーカーを、バットマンのヴィランであるジョーカーとして見てないってことなのかな。
 夜、懐かしい人から連絡が来て、やり取りする。やっぱりこの人は、話を優しく聞く人だから好きだな、と思った。

2022.3.15(火)
 朝からヘルプマークを貰いに役所に歩いて行く。片道2.5㎞くらいあり疲れた。緊張したが、ヘルプマークは案外アッサリ貰えた。なんだ、こんなもんか。くださいと言えばすぐ貰えた。
 帰宅してから、昨日買ってもらった少女椿などを読む。思ったよりグロくなくてサッパリとした話だった。みどりちゃんがかわいい。丸尾末広の描く女の子が好きだ。でも、一番好きなのはトミノの地獄に出てくる案山子。
 昨日連絡が来た、例の懐かしい人とのやり取りが少し続いていたけど、途絶えてしまった。どうしよう。また明日、おはようとでも送るか。こういうの苦手だな。正しさが分からない。でも、また会いたいねといった話になったので、会う日までに痩せなくてはいけない。薬でますます太っている。がんばろうと思った。
 金原ひとみ『アッシュベイビー』読了。ページ数は少ないんだけど、なんだか凄まじい本だった。とにかく主人公がかなり衝動的で不安定で、急にセックスばかりするので、共感などは出来ないが。猟奇っぷりに呆気にとられる感じ。ただ、もっと小児性愛に関することが深く描かれているのかなと思ったらそうでもないのが残念だな、と思った。そして急にプッツリ終わっちゃうので、置いてけぼりになったような気持ちに。呆気にとられる本だった。

2022.3.16(水)
 例の人に、思い切っておはようと連絡したら返ってきて、そのままやり取りが少し続いたので嬉しかった。少し話して、海遊館に行こうという話になった。いつになるかは未定だが楽しみ。
 午前中、夕食の材料を買いに行った。午後からは言葉調べを進めたが、パソコンの調子が悪くなかなかうまくいかず。少し進めることができた。
 夕方から、珍しく夕食を作った。みそ汁とサラダと、ちくわの磯部揚げ。たくさんちくわを買ったつもりだったがいざ作ってみるとほんの少しにしかならず。夕方父が帰ってきて、もっと作ろうということになり、ポテトを大量に買ってきて揚げた。
 日記を書く前に、少しだけ筋トレ。クランチ100回と足パカ100回、バイシクルクランチ10回。運動全然せずに薬の影響で激太りしているので、これだけでもうヘロヘロ。毎日続けようと思う。少しずつ出来ることが増えていったらいいが。去年買ったケトルベルやゴムチューブなども全然活用できていないので、使いたい。

2022.3.17(木)
 京都文化博物館でやっている「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」展に行った。
 初めて国芳の絵を見たのが数年前開催された国芳国貞展で、その時に相馬の古内裏という絵に一目惚れした。有名な、大きなガイコツが描かれている絵。今回の国芳から芳年へ展でもう一度相馬の古内裏に再会できて、とても感動した。冗談でなく本当に「また会えたね」と声をかけそうになるくらい感動した。
 それから、国芳の「朝比奈三郎鰐退治」という絵にも初めて出会い、これもまたすごい絵で感動した。朝比奈という大男が、鰐(現在でいうところのサメ)を素手で捕まえたという伝説を基に描かれた絵で、ものすごく迫力のある絵だ。そしてそれ以上に、サメを見たことがない国芳がワニの絵を参考に一生懸命想像でサメを描いたというエピソードがなんとも堪らなくいじらしく、愛おしい。
 芳年は無惨絵で何枚か知っていたけど、あんなに綺麗な絵を描く人だとは思わなかった。無惨絵以外にも綺麗な人物画や美人画があった。でもやっぱり見ていて心躍るのは無惨絵。英名二十八衆句というシリーズもので描かれている。一番好きなのは、有名な「稲田九蔵新助」といういわゆるアンコウ切りのやつと、「直助権兵衛」という顔の皮をめくるやつ。どちらもものすごく血みどろで、生で見ると圧倒されて思わず息を吞んでしまうような、血なまぐさい雰囲気があった。
 英名二十八衆句には、それぞれ絵に一句つけられていて、例えば稲田九蔵新助は「鮟鱇(アンコウ)をふりさけみれば厠かな」、直助権兵衛は「あたまから蛸に成けり六皮半」など。これがものすごく面白い。思わず笑ってしまう。他にも、競作している落合芳幾の「西門屋啓十郎」という作品では「腸に秋のしみたる熟柿かな」と書かれていて、そんなことある!?とめちゃくちゃ笑ってしまった。腸と柿が並ぶことってある?
 この展示ではグッズもかなり充実していて、特に相馬の古内裏グッズが多くて幸せだった。図録、アクリルキーホルダーにアクリルスタンド、水筒、ポストカード、クリアファイルを買ってもらい、推しの物販に来たような気持ちになる。ただ、がしゃどくろの顔面ポストカードだけ迷った結果買わなくて、帰ってから後悔。こんなに推してるなら買うべきだったかもしれない。
 夜、『空白』という映画を家族と観た。観るのは2回目で、やっぱり何とも言えない感じで鬱々とするなぁと思った。ただ、妹が特性的に、笑うべきでないシーンや本来涙が出るように作られているシーンで大笑いするので、それで気が散って仕方なかった。妹は結構勧善懲悪的な指向があるので、「この人はかわいそうだけどこの人はかわいそうじゃない」みたいなことを言うので、それは違うだろう…とモヤモヤしてしまった。妹とはあまり映画を観たくないなといつも思う。ミニオンとかだったらいいけど。
 寝る前に筋トレ。足パカ100回とケトルベル使って腹筋100回。
 今日は相馬の古内裏アクキーを枕の横に並べて寝よう。

2022.3.18(金)
 朝から、カルディに行く。パンに塗るだけでカレーパンになるやつが欲しかったので。でも売っておらず、入荷もしてなさそうだった。仕方ないので、本屋さんで『スーパーカブ』を買う。ずっと読みたかったやつ。嬉しい。
 午後から、映画『ジョーカー』を観る。もう何度目か分からないけど、何回見ても良い。月曜日にバットマンを観てからずっとジョーカーが観たくてたまらなかった。最後の方の、パトカーに乗ってホワイトルームが流れるシーンが大好き。あのシーンに最高が詰まっている。
 夕方、AKIRAのゲームをしようとしたらゲーム機がおかしくなり、悪戦苦闘する。なんやかんやで出来るようになって安心。でも、せっかくゲーム進めたのに最後のパスワードをメモし忘れて全部無駄になってしまった。明日もう一回がんばる。
 AKIRAのゲーム中に運動器具のステッパーが来たので、ゲーム後30分ほどやる。30分でかなり汗をかいていい感じ。太ももの前がパツパツになりそう。毎日しよう。
 寝る前『SNS ―少女たちの10日間―』という映画を観る。童顔の成人済みの女優3人が12歳という設定でSNSを開設し、どれくらいの人間がコンタクトを取ってくるか実験するというドキュメンタリーなのだが、これがまた凄まじい映画で、ほとんどホラーと変わらない。まずSkype相手の男たちの顔の隠し方。モザイクのかけ方が虫唾が走るような仕上がりで、怖すぎて少し笑ってしまいそうになる。それから陰茎画像のオンパレードにも虫唾が走るし、最後直接会うシーンも怖くて汗が出る。1つモヤモヤするのが、性的欲求を見せなかった人が途中で1人いるのだけど、その人がまるで聖人であるかのような表現になっているところ。それは違うだろうと思う。性的な言動をしなかったからといって、見ず知らずの12歳にコンタクトを取っている時点で充分おかしな人だと思うが。でも、真に迫ったよくできた映画だった。こんなにも恐怖を抱くドキュメンタリーはなかなか見られない。Skypeの着信音恐怖症になりそう。

2022.3.19(土)
 AKIRAのゲームをしようとしたらゲーム機がつかず、悪戦苦闘した末に諦める。仕方なく、映画『プラットフォーム』を観る。これがまたものすごくグロいというか、生理的嫌悪感を沸き立たせるような映画で、気持ち悪かった。えずきながら観る。最後のシーンはちょっと意味が分からないけど、基本的にはよくできた映画だとは思う。ただ面白さより気持ち悪さが勝つ。
 午後、昨日届いたステッパーを一時間やる。しっかり一時間やるとかなりキツい。太ももの前部分がパンパンになった。
 夜、AKIRAのゲームをもう一度チャレンジして、なんとか起動させられた。そのままエンディングまで進めた。エンディングが見た限り3種類あって、そのうちひとつが映画と同じ正規ルートだった。このゲーム、本当に映画と全く同じ筋道で、少しだけ柔らかくなっている感じだから、本当にAKIRAそのものが大好きでないと楽しめないだろうなと思った。私はAKIRAが大好きだから楽しかったけど、世間的にクソゲーと言われているのもなんか分かる。とにかくクリアできてスッキリした。

2022.3.20(日)
 テレビで大奥のドラマをずっと放送していたので観る。面白い。第一章なので、家光誕生やら春日局やら慶光院やらの辺り。学生時代日本史の成績は悪くて実際ほとんど知識は無いけど、大奥は母の影響で割と観ていたので、懐かしかった。
 夕方、父が購入したポートピア連続殺人事件のカセットが届いたので、早速やる。屋敷の地下にある迷路のところがものすごく難しくて、攻略を見ながら何回もやるが全然クリアできない。一時間くらいやったけどできなかった。このゲームはセーブ機能も無いのでまた明日、ゼロからやり直し。ファミコンにもいろいろ面白いゲームがあったんだなと感心した。
 夜、頭痛。いつもは筋トレしてから寝るけど、今日はもう無理しないで寝ることにする。
 日記を書いている途中、久しぶりに幻聴を聞く。「変なヤツと話すな」と聞こえた。

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