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一海を渡り32余里(8日目)

魏志倭人伝によると韓国から対馬まで一海を渡り千余里、対馬から壱岐まで千余里、壱岐から唐津まで千余里という記載があるようだが、実際には博多-対馬間の距離は約124km、約67海里、約32里だそうだ。
弥生時代のに記述だから仕方ないのかもしれないが、魏志倭人伝など歴史書から事実を描くことの難しさがわかる。
邪馬台国論争も起こるわな。

放浪の旅も8日目。
さあ、対馬に渡りますよ!
博多港から対馬の厳原港(いづはら)までは、ジェットフォイルで壱岐を経由して約2時間。航海中はほとんど揺れがなく、快適だった。
朝、博多を出た時は泣き出しそうな空模様だったが、対馬に着いたら夏の空が迎えてくれた。暑い。

はて、どうしよう。厳原港から先は全くのノープラン。移動手段も何もない。とりあえずお昼なので何か食べるべく町に向かう。
暑い。荷物が重い。
街の中にハングル文字が目立つなぁ。

お昼ご飯は、せっかく対馬に来たのだからあなごが食べたい!診断士のK先生から是非と勧められたし、テレビで対馬のアナゴは日本一と聞いたぞ。

夏の日差しの中、ぜいぜい言いながらたどり着いた地元料理の店であなご天丼をいただいた。

島で最初の食事はあなご天丼

食事の後にレンタカーを手配して島の観光に繰り出す。
だが、車で走り出すとなんとなく気分が乗らない。軽く目眩がするような気もする。宿のチェックインまで時間を潰す。
宿は宿坊対馬西山寺。お寺だ。宿坊なのでストイックに過ごさなくてはならないかと思ったが、部屋に酒を持ち込んでもいいらしい。
部屋は清潔で快適だった。朝ごはんも美味しい普通の宿。
庭や坪庭は手入れが行き届いていて綺麗だった。
トイレと風呂は共同だが、トイレは清潔だし実質占有だったので不便はなかった。
難点は風呂のお湯が熱すぎることぐらいかな。修行だと思って水でうめずに入った。

鮎戻し自然公園

チェックインしてくつろいだら気分も回復したので食事に出る。
厳原の町をぶらぶらとして店を探す。寿司でも食うかなと思ったが適当な店が見つからない。「めしや」という看板を見つけたので入る。
地元の方が多い店のようで、新鮮な魚を楽しませてもらった。
刺身の盛り合わせ。隣のおじさんがひらす(ヒラマサ)とぶといか(ヤリイカ)がうまいとアドバイスをくれたのでしっかりと味わうことにした。
次にあらかぶ(カサゴ)の煮付け。うまい😋
最後はアコヤガイの貝柱のかき揚げ。
どの料理も美味しかったです♪
ご馳走様でした!

めしや


島の地酒をいただく
アラカブの煮付け


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