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【卒業】“あとがき”を書く意味を知りました(前編/これまで)

長期インターンを含めて、丸4年いた会社を卒業しました。

関わってくださっている皆さんへの感謝を込めて、
そしてこれまでの自分自身への振り返りとこれからの期待を込めて
文章として残します。

「これまで」と「ここから」に分けます。
もうこんなにファーストキャリアと対峙し続けることはないと思うから。
なので転職について気になる方は、先に後編をご覧ください。

◯後編|転職活動の棚卸しはこちら
※21.10.7追記※ の項目をご覧ください

*ファーストキャリアは『人間力を高める修行の場』

これが、私が現職に決めた理由でした。

決断の時は宣言としてSNSに投稿する私。
当時は丁度記事を書くタイミングをいただき、投稿していました。
(https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=347394295705835&id=255456451566287)
いやー、若い。
ザ・地方大学生って感じですね。笑

なぜ現職に決めたのか?というと

学生時代は所謂ガリ勉。自分でコツコツ積み上げる経験はしていたものの『チームワークを意識する』ことには課題あり
→大学3年生のあるインターンシップで、自分の意見を通そうと見えすぎてしまい
「李香って、本当に人の気持ち考えていないよね。自分で言ってることわかってる?」と言われ、衝撃を受ける
→ビジネススキルとか言ってる前に、相手の立場に立てる・人に寄り添える「人間力」
を鍛えないと、これから生きていけない。
働くとかの前に、そもそも生きていけない と強烈に思う

という背景からでした。
就活時代に一度心を完全に折られて、本気で自分と向き合った経験は本当に有り難かった。
(いまは就活生のインターンシップもオンラインがメイン。
そんな全力出す経験をする・本気で感情が動くチャンスが奪われるいまの世代が
就職活動でどう成長し得るのか、というのは本当に課題ですよね)

そこで出会った現職は

・↑で求めた人間力(ありたい姿)を体現されている方が、正に職場にいらっしゃった
・学生団体時代のような熱量や距離感のように、とにかく思いっきり働きたい
・入社理由は課題に向き合うことだが、そこも理解してチャレンジさせてくれる
・理念、ビジョンの共感 ・・・

など、まぁ語り出したらきりはないのですが、笑

私が出会った当時は正社員5人。設立年数4年目。
そんなフェーズに入社させていただきました。

長期インターンを含めると
新卒採用担当として約2年、就活生のキャリアサポート周りで約2年働きました。
学んだことはたくさんあるけれど、書いておきたいことはやっぱりメンタル面やスタンスですね。

*1年目|図太く生きる

長期インターンをしていたこともあり、大学生気分がまだ残っていた入社当初。
完璧主義・ワガママレベルもまだ高かった私は
「石橋を叩いて渡る、その前に橋の成分分析をする」くらい行動する前に思考をする、かなり腰の重い人間でした。

でもベンチャー企業でそんなこといっていたらついていけません。
インターンの時から人事として出展させていただき、
1年目から自社の説明会を行いながら採用イベントにも出て、自社のイベントも司会/運営統括/人事をする。
突如依頼してくださるタスクもある。部署関係ない連携も日常茶飯事。

とにかく行動をしながらPDCAを回していく。
個人的には

PDCAの『D』が山ほどあって、『P/C/A』できるかはその人次第

という感覚でした。
有難いことに相談をすれば親身に色々話を聞いてくださるので、主体的に動けるか、その人次第な環境。
(代表に朝5時まで相談に乗っていただいたのは、ネタとして語り継がれています。苦笑)
私としては『まず走りながら考える』『どんな変化があっても図太く在る』というスタンスが身についていった重要な期間でした。

*1-2年目|葛藤→出来ないことがあっても、良いんだ。

完璧主義だった私は、ここで葛藤をいくつか経験しました。

①自分から話しかけられない
学生限定のフリースペースを運営している弊社。
そのスペースに来てくれている学生に話しかけよう、という試みがあったのですが本当に出来ない。
ただ話しかければ良いだけなのですが、何をどう頑張っても苦手でした。
「何で出来ないの?」と言われても、無理なものは無理なんだあ〜という堂々巡り。
振り返ると、その場のミーティングや空気感に入るのは迷惑なんじゃないか、という人目を気にしすぎることが要因だったように思いますが
最後まで自ら話しかけて何かする、ということはできませんでした。

そんな中で実施されたキャリア面談。社長に「何で出来ないんだ!」と怒られるかと思いきや

「出来ないことがあっても良い。イベント運営とかで十分貢献できているんだから、それで良いじゃん」

と言われました。
絶対怒られると思っていたし、学生向けのサービスをしてるのに学生に声かけるのが苦手なら会社を辞めた方が良いんじゃないか、くらいまで思っていた私は
肩の荷が一気におりたのを鮮明に覚えています。

根本解決にはなっていないのでしょうが、
どうしても出来ないこともあるんだな、と心に染みた経験でした。
そして全てを1人で完璧にやらなくても良いし、貢献出来ていることがあるならそれで良いのかもしれない、ということも学びました。

②とにかくゼロイチが苦手すぎる。
当時人事だった私は、インターンシップ/ワークショップの設計を任されたのですが出来ずに終わる、ということがありました。
一度ではなく、二度チャンスをいただいたのに、です。

勉強が好きだった分、計画を立てる/リスクヘッジをすることは得意だった一方で
発想力は皆無。完璧主義で人を頼ることも中途半端になり、結局そのまま流れて終わってしまいました。
いろんな方とお話の機会をいただいたのに、申し訳なさだけが募る期間でした。

*3-4年目|不完全な自分を受け入れる

そんな葛藤だらけの人事時代から、キャリアサポート部門のマネジャーとなり部署立ち上げ。
このタイミングで平本式_現場変革リーダー養成コースに入ったこともあり
徐々に変化が生まれて来ました。

①人を頼ることを知る
完璧主義あるある『人を頼れない』『自分やる方が早いと思ってやっちゃう』状態だった私。
平本式のお陰で徐々に自己受容が進んだタイミングで社員メンバーも
アルバイトメンバーも頼れるようになりました。

徐々にですが
自分が得意なことは自分がやる。
相手が得意なことは後輩であっても、アルバイトであっても頼る。
ということが出来るようになってきた訳です。
結果的に自分で抱えていた仕事も棚卸し出来るようになり、業務改善がなされていきました。
自分であれもこれも…と意識を向けて注意散漫になっていたときよりも
かなり肩の荷が下り、個人的には場に“一体感”を感じられるようになりました。

アフリカのことわざで

早く行きたければ、ひとりで行け。
遠くまで行きたければ、みんなで行け。

というものがあります。
業務を棚卸しするときに正直何度も「自分でやった方が早いし正確〜」と思う瞬間がありましたが
このことわざを胸に棚卸しをして、相手を信じる経験ができて本当によかったと思います。
正に身を以て“遠くに行く”体験をすることができました。

②私なりの“ゼロイチ”
こうして人を頼れるようになった私は、前年出来なかった“ゼロイチ”を
実現するに至ります。
キャリアサポート部門で実施するワークショップを、自分の手で作り出すことが出来た訳です。

私は前年と変わらず発想力はない。
だけれども
学びに対しては貪欲で、過去受けて来たものからヒントを得られるのではないか?
という“ゼロイチを作る”という視点から“数多くの0.1から分析して引き上げていく”という視点に変えました
ボイトレ、メイク(笑)、コーチング、ワークショップ、、など、仕事に繋がる学びや
自己投資は時間もお金も惜しまないタイプ(100万円はゆうに超えている)
なので参考に出来そうな物を参考にしつつ。
そして人事で鍛えたパワポ作成スキルを駆使しながら
何とか形にすることが出来ました。

発想力がある後輩を頼りつつだったので、
本当に頭が上がりません(当時もあがってないけれど)

こうして積年の想いも果たすことができました。

*振り返ると有り難さばかり

こうして振り返ると、本当に有難い環境で過ごさせていただいたんだなと
改めて思います。
プライドと完璧主義の塊だった田舎娘に、笑
時間を気にせず寄り添ってくださり、年次関係なく本当に色んなことを
経験させていただきました。

4年前には想像もつかなかった景色をいま見ているんだなぁと。
やっぱり文章にするのって大事。

※21.10.7追記※

ここまでは、8月半ばに書いていたことです。
本来は10.1から新しい企業さんへの入社のはずでしたし
事前にお伝えしていた社内外の方には、そうご挨拶させていただいておりました。

が、私が「仁義礼智信」をなおざりにした結果、白紙になりました。

これは、新しい企業さんがどうこう、という話では一切なく
私自身がカウンセリング領域でフタをし続けていたものが現実化した、
という結果です。

ショックではありつつ、全て引き寄せたのは自分。
生活費がピンチなので転職活動急がないとと思いつつ
人生全てかけて向き合ってください、というエネルギーの引き寄せな気がしてならないのです。
永遠に繰り返していたので、20代のうちに断ち切れるチャンス。

有限な時間の中で、仁義礼智を整えて信エネルギーをあげられるか。
味わいながら、進むのみ。

後編も書いてはいるので笑
近いうちに後編ではなく「中編」としてあげます。笑

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