3人目のオードリーと言っても過言ではない。

オードリー若林のことが好きすぎて困る。
西加奈子が好きすぎて困る。

『オードリーのオールナイトニッポン』の西加奈子ゲスト回や、『ご本、出しときますね?』の西加奈子ゲスト回を見ていると、それはもう悶える。

西加奈子の書籍や、ゲストで出演したものを追っかけていると
例え話の異常な鋭さが浮き彫りになる。直木賞をとった作家さんなのだから そんなことわざわざ言葉にしてしまうことの方が失礼だとは思うけど、比喩表現の芯を食ってる度合いに感嘆する。
さんまのまんまゲスト回で、さんまのことを
・存在そのものが祭 。『概念』みたいなもの
・輪廻転生の最後の人。 だから寝ない

みたいなことを言っていて、「めっちゃ分かる!」と、もんどりうちそうになった。
(記憶を辿って書いているので、多少ニュアンスが違ったらすみません!あと西加奈子は物凄く尊敬の念を込めた上でのニュアンスです!)

そういった 「このニュアンス、みんなどう思ってるのかなー?
インプットとしては理解できるけど アウトプットして人に伝えるの難しいなー。もしかして自分だけの感覚なのかな?」なんて思って不安になっているものに、バシッとスポットライトを当ててくれて 「そうそう、漠然と感じていたことはこうゆうことであり、こんなに分かりやすく言葉にしてくれた!」という感動が西加奈子にはある。
小説を書く作家さんは そもそもそうゆう職業の方たちなのだろうけど、特に僕が西加奈子の表現にドンピシャなのだろうし、そう思う人が多いから こんなにも作品が売れ、愛されているのだろう。

オードリー若林も、オールナイトニッポンを聞いていたり、『社会人大学人見知り学部 卒業見込 』(角川文庫)のエッセイを読んでいると、どんどん好きになる。

それこそ西加奈子の表現を借りるなら
『目は死んでいるけど 心は綺麗』。
笑う『面白さ』と、興味深いの『面白さ』をこんなに良いバランスで、持ち合わせている人は稀有なんじゃないか。ゲラゲラ笑ったあとに、すごくシンパシーを感じること言って 愛でるような視線を送ってしまう。
こうやって言葉にしてしまうとちょっと怖いけど それぐらいの求心力のある人だと思っている。

この2人の話を同じように共有できる人がいれば、それだけで2、3時間はお酒を飲みながら話せそうだ。

『好き』か、『嫌いか』の話ではなく、『好きの種類』の話がしたい。
『嫌いの向こうにある あなた』の話がしたい。

そんな夜を待ちたい。

(ルー)

#ルー

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