【考えてみた4】アニガサキ2期も名作すぎた(10〜13話まとめ)
第10話「これも、全部かすみん部長のおかげだね」
今回は13人で合宿をする回。日常系ではありますが、その中でもニジガクらしいメンバーの成長が描かれます。ステージの上で踊らなくても、パフォーマンスをしなくても、みんなの夢を叶える物語が実現できるのもニジガクの良さとも言えますね。
しずくが鎌倉に住むお嬢様という設定なのを忘れそうになるのですが、家が広いということもあり合宿先は鎌倉になります。かすみん部長化計画という名のニジガク合宿が始まります。部長化計画だと、部長にこれからなりたい人向けになっちゃいますよね笑
かすみんが部長として崇め奉られる()ために奮闘しますが、上手くいかないまま終わりそうな雰囲気です。買い物を引率しようとするもみんなが自由に行動してしまったり、果林が迷子になったときにきちんとGPSで対策をしていたのは璃奈だったり。なにかとペースを乱されがちですが、それもニジガクっぽさですね。スポーツのシーンでのしずくはスクスタではお馴染みのシーンという噂も。
2日目のオリエンテーリングは「ニジガクGO」というどこかで聞き覚えのある名前のゲームをみんなでプレーし、街中にいるネコを13匹見つけるというものでした。13匹の猫ちゃんは、ニジガクの同好会メンバー13人をモチーフにしていますね。特に歩夢、彼方、ミアは特徴が捉えられていて可愛いですね。このゲームの優勝者は願いを一つ叶えられるというもの。勝利した侑はみんなに「自分の作った曲にみんなで作詞してほしい」とお願いしました。Love U my friends制作秘話が明らかになります。
かすみんの「そんなことありますよ〜」も、愛さんの「かすかす〜」イジりも鉄板化してきましたね笑
生配信での心動「かす」のくだりも面白いですよね。「ココロウゴカスカス♪」
第11話「毎日イマを全力で楽しんでいけば、きっと、寂しいだけじゃない未来が来てくれると思うよ」
みんなの成長を実感する話。部に昇格することを選ぶわけではなく、同好会として歩んでいくことを決めます。ある日の帰り道、エマと彼方は駅の階段を下る果林を目撃します。1駅分走って公園まで果林を追ってきた2人。3年生組は、みんなが成長していく姿を見て、最初に卒業する寂しさを覚えます。
「でもね、果林ちゃん。昨日や明日のことで悩んでたら、楽しいイマが過ぎちゃうよ。」エマって定期的に果林に良いこと言いますよね。もともと集団に溶け込むことより1人でいることが好きだった果林が、みんなで歌うことが好きだと断言できたのは紛れもなくニジガクのおかげですね。そこで、果林は新たな夢をメンバーに打ち明けます。同好会の1stライブ。いわば単独公演というものですね。これまで支えてきたみんなにありがとうを届けるために、最高のライブを作り上げようと一致団結する同好会メンバー。
エマと彼方のリアクション可愛すぎましたね。果林と一緒にいると、こどもみたいな目線を送ってきたり、無邪気に笑ったり…。果林との対比がいい感じです。そしてめでたくかすみんと果林は赤点を回避します。55点でゴーゴーですね(?)
歩夢宛に届いたメールの真相とは?侑は作曲コンクールに応募するのかどうか?次回も2人が成長していく予感がしますね。
第12話「私もトキメキ全開だよっ!」
久々に来ましたよ、感動回!
冒頭では、ニジガク1stライブの日程が決まります。それは大晦日です。年内にやりたいという同好会一同。クリスマスはラブライブ予選ということもあり、自然な流れで大晦日に。年越しをニジガクメンバーと迎えられるなんて、幸せな一日ですね。しかも、かすみんの変顔も安定して登場するようになりましたね笑
いろんな方面から悩み相談を受ける彼方。お互いの気持ちを伝えたいけどそうしたら離れ離れになってしまうのではないかという不安からくるもの。
視点の話をすると、今回は侑にもスポットが当たっていますから、全知全能の視点からストーリーを俯瞰するのは彼方ということになります。さまざまなキャラクターの機微を察知し、2人が自分たちで気づいて成長するよう仕向けたり、彼方の役割がとても重要になっているといえます。
「侑ちゃんもどんどん進んでくれなきゃ、置いてっちゃうんだから」
ロンドンに住むファンからのメールを読み、留学生メンバーのエマ・嵐珠・ミアの3人に話を聞く歩夢。海外でスクールアイドル活動は厳しいのではないかという現実を知ります。たしかに海外では日本のように部活というシステムは整っていませんし、アイドルという形態も日本独自なものですから、受け入れづらい文化があることは事実です。
でもそこで立ち止まらないのが歩夢ちゃんの強さとも言えますね。彼方に相談しに行きますが、難しい話ということに気づき、一旦保留にします。スクールアイドル同好会に入ることは共通していましたが、その中でやりたいことが違うことに薄々気付いていました。離れていってしまうのが怖くて、それを打ち明けずにいます。一緒にいられたらいいのに、夢を真剣に追い求めるためには物理的な距離を空けないといけなくなってしまう。
でも、同じものを好きであればこそ、仲良くなれたり力を与えたりすることができるはず。物理的な距離が離れてしまっても、結局心は繋がっていられる。同じ「好き」という気持ちがあれば、ということなんですね。これもまた、同好会の良さとも言えますし、いろんな学校とコラボしたからこそわかることなのかもしれません。安易に部に昇格しなくてよかったですね。
「私が立ち止まっているときは歩夢がまた押してくれるって」
一方で、作曲コンクールにエントリーするか悩む侑。周りが本気な中、ただ好きという自分がエントリーするのは失礼なのではないかと思い、一度は断念しようとします。
ですが、歩夢のやりたいことを聞いた侑は一度驚きはするものの、エントリーすることを決めます。
お互いが成長の起爆材になっているというだけでなく、お互いが成長の道標にもなっているというわけですね。
このセリフから、実は侑も歩夢に依存していたことがわかります。
1期は、歩夢が侑から依存することからの脱却だったのに対し、2期ではさらに成長して、侑も依存から脱却してそれぞれが別々の道を歩み始める。お互い距離が離れていても、心は一つということを知る2人。
離れたくないってずっと足踏みしていたのに、置いてっちゃうよって言える歩夢… 強くなりましたね。
しかも「もし失敗したら、励ましてね」って言うところも歩夢ちゃんらしく健気に頑張る感じがして良いですね。
第13話「私たち13人でスクールアイドル同好会だしね!」
最終回にして、いよいよ始まったニジガク単独公演。
楽曲やパフォーマンス目白押しの回でしたね。
そんな中で、最終回にしてメンバーみんなも成長していきます。かなりしれっと登場しますが、1期から見てきた方は特に感動的なシーンではないでしょうか。
オンラインでライブできたからこそ、エマの家族にもトキメキやポカポカが届きました。
璃奈は璃奈ちゃんボードがなくてもパフォーマンスできるようになりました。故障が原因とはいえ、きちんと覚悟を決めてボードなしでパフォーマンスすると決心したのはやはり成長といえます。しかも客席にはサイリウムで璃奈ちゃんボードを描き、それを見てありがとうと伝える璃奈。
そんな璃奈を見て勇気づけられたミアは緊張から解放され、いつも通りのパフォーマンスができました。嵐珠やミアがファンのみんなと一体化してパフォーマンスができるというのも成長といえます。栞子もイントロから笑顔で歌えるようになりますし、サプライズでR3BIRTHも披露。
せつ菜はスクールアイドルとしての存在を母親にもきちんと打ち明け、認めてもらったことが母親の笑顔を通してわかります。
侑は今まで裏方としてみんなを支えてきましたが、メンバー全員に作曲をするなど、みんなに勇気を与える存在になりました。たくさんの人にトキメキを与えられる、それはもはやスクールアイドルということなのでしょう。
そして13人全員でのパフォーマンスが一番最後にやってきます。侑の「大好き!」をきっかけに、お客さんにメッセージを伝える侑。インカムで合図を送る歩夢ちゃん。テレパシーですか?
最後にステージに誘導される侑を見て一瞬、ほんとにスクールアイドルとしてパフォーマンスしちゃうのかと思いました笑
そして、単独公演の後日談。栞子は生徒会長に就任したことが明らかになります。ただし、適性主義からは完全に脱却しており、やりたいことはやるべきという思考のもと新しい同好会を承認していきます。果林は演劇にも興味を持ち、将来のために今からスキルを磨いていきます。
学校や国境を超えて、そして次元を超えて愛されるニジガクはやはり最強です。スタンド花やメッセージカードは、ニジガクのファンが実際に描いたイラストを使用しているらしく、やはり演出が細かい!
1期1話と12話を思い出させる歩夢ちゃんのカット。構図がとても似ていますね。今までの2回のソロと比べ、自信を持って笑顔を魅せられるようになっている気がします。11期で侑のためにスクールアイドルを始め、2人でやることにこだわり続けてきた歩夢ちゃんが、ファンができてみんなのために歌えるようになりました。そして今度は、2期を通して国境を越えてトキメキを届けられるまでに成長するなんてアツすぎますね。
しかもFuture Paradeの後半はメンバーのソロショットが、汗かいてキラキラ踊るスクールアイドルって感じで素敵でした!
璃奈ちゃんボード「ゲキアツ」
感動続きの2期もすごくよかったです!
ニジガク劇場版inロンドンも楽しみにしています(笑)
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