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【感想】10周年完結!ミリオンライブ10th Act-4に思いを馳せて11周年に向かう記事。

「出会いは重力」と、本当に感じる時がある。

僕とアイマスの出会いはアイマスDSで、その頃は声優というものに対してあまり興味がなかった。あったとしてリアルライブと結びつくことはなかった。あくまでキャラクターはキャラクターであって中の人は中の人だ、という考えは割と今でも自分に根付いている。
それでもアイドルマスターという作品は「アイドルとはキャラクターであり、同時にステージで歌う人だ」という姿勢を最初から見せていたし、それを崩すことはなかった。その熱量は、自分をリアルのライブに連れて行くのに十分すぎる理由だった。

初めてのライブは、2012年冬フェス。
当時はアニマス熱が収まらず、シャイニーフェスタが出たばかりのライブで、まさにその当時の曲をやることに終止していた。そして発表された劇場版アイドルマスターの話も、遠い昔のようだ。
その時に、オマケのように発表されたコンテンツ。
それが「アイドルマスターミリオンライブ!」との出会いだった。

当時の俺は夢にも思うまい。
「シンデレラガールズの後追い」が誰の目にも見ても解るほどあからさまで、それだけで会場の笑いをかっさらった、如何にもその場しのぎのような発表をされたコンテンツ。

それが、自分の人生の1/3を占める事になるのだ。



★ ★ ★



というわけで前説が終わりました。
皆さん! ミリオンライブ10thライブ本当にお疲れ様でした!

そして「Act-4【MILLION THEATRE!】」、本当に楽しかったな!!!

いや~~~~~去年一年は1月の9thに始まり、そこから一年ぶっ通しでライブ続きでしたね。コロナ禍が明けたからやりたい放題できるとは言ってもやりたい放題し過ぎだろうがよ。
お陰で毎週のように遠征をして結構な数の諭吉が吹っ飛びました。ミリアニもあったのも併せて「ミリオン漬け」と言っても過言ではない一年でしたね。まぁめちゃくちゃ楽しかったから俺は良いんだが…

その集大成を占めることとなった先週末2月24日~25日に行われた「ミリオンライブ10th Act-4【MILLION THEATRE!】」、本当に多くの方が満足できる素晴らしいライブだったのではないかと思います。
何というか…こんなに楽しいライブは久しぶりです。去年もミリオンのライブに殆ど足を運んでるはずなんですけど、演者の皆さんの完成度はともかくとして、自分自身が「楽しい」って素直に言えるようなライブは多分、7thR以来になります。
10thライブ自体はツアーライブではあったものの、各公演においてはコンセプトを決めたライブが多く、その結果として公演内でやるべきことをやる、という流れがどうしても出来ていたのもあってかノルマの消化感が見ていても強くあったように感じます。それでもAct-1はかなり楽しかったですけどね。これは俺がただグリおじだからかもしれない(
あとポートメッセなごやが遠いし平らすぎる。

正直なところを言えば「なんだかんだ言ってもAct-4も今までの10thライブみたいな感じになるんじゃねえかな~」って、開演前は思ってました。10周年の締めくくりになるライブになり、「ミリオンシアター39人全員集合!」はかなり大々的に告知されていたし、勿論僕自身楽しみじゃなかったわけではありません。というか別にAct-2もAct-3も楽しくなかったわけじゃないんですよただもうちょっとやりようがあったんじゃないかなっていうモヤモヤが残ってしまっただけで!
逆に言えば「Act-4もそういう風になりそう」という不安があった! なかったとは流石に言えない!




完全に杞憂だったわ!!!!!!!!!!!!!




心配性はミリオンPの悪癖。
マジで良くないと思う。自戒します。

いや~~~マジで楽しかったな。
もう何かこれほど楽しいライブは今後あるのかどうか不安になるレベルだった。心配性が出てくるのが早いんだよ!!!!!!!!!
でも本当に、こんな良いもの見せてもらって良いのかなって気持ち。最近は曲を楽しみたいし年齢も重ねて喉の負担も増えるようになったので大声でコールをするのを避けても居たんですけど、もう自分でも思ってみないぐらいにめちゃくちゃに声が出ました。まだまだこんなに声が出せるもんなんだなと自分にちょっと感動したまである。

僕は普段から「ミリオンの楽曲と言えばユニット曲の完成度!」って言ってる人間なんですけど、今回に関しては「やっぱミリオンライブはソロ曲だわ」と完全に掌がマッハドリルと化していました。俺自身がゲッター2となることだ。
実際問題、やっぱりミリオンライブの演者の方々は歌が上手い。ユニゾンした時の共鳴性は勿論なんですけど、それを成し遂げるのはやっぱり個々の力強さ合ってのことなんだなと思い知らされた感じです。
今回めちゃくちゃ好きだったのは「恋愛ロードランナー」と「Precious Grain」でした。恋愛ロードランナーは現地で聞くの初めてだったのはありましたね。うえしゃまが久しぶりというのもあり、やっぱり改めて聞くと凄い素敵な歌だなと思いました。
あとPrecious Grainは何度聞いても良い。静香は暫く「バラード路線」に入った感じもあったので、改めてこのコンテンツにハマった要因の一つでもあった彼女のソロ曲を聞いて、改めて俺は最上静香のことが好きなんだな…という思いを深くしました。

1stの中野サンプラザホールからミリオンライブを見てきた身としては、個々のパフォーマンスは本当にレベルが上ったなと思うばかり。とはいえMCでナンスが言ったように「10年前のナンスはよくこれ(Happy Darling)を踊った」というのは本当にその通りで。ナンスのみならず、演者全員に対して「踊ってみろ」と言わんばかりの高レベルなものを楽曲側が求めてくるコンテンツなので、それを応えるために誰もが自分自身を強くしたということなのかもしれません。
アーティストデビューが事前にあったとは言え、サービス開始から一年立たないコンテンツで声優をギター一本持たせてさいたまスーパーアリーナに送り出したコンテンツがスパルタじゃねえわけねえよなっていうか。あの時期のミリオンがスパルタだったのがいい意味で今の緩く、でもパフォーマンスは完璧という環境を作ってるところもあるのかもしれない。

何より今回のミリオンライブ、「39人いればこんな事ができるのか」がとにかく常にあった。
Day2はミリアニ曲の全回収があったせいか若干セトリに優等生を感じたところがあるものの、それをちゃんとミリアニに登場した全アイドルで完璧にこなしたのは評価すべきポイントでしょう。やっぱりこう、「やってほしいことをやる」というのはライブで一番欲しいことなのかもしれない。
そして他の楽曲もライブ向けであり、同時に「このメンバーが集まらないと出来ないこと」が勢ぞろい。かつてのライブの中では出来ていなかったこととしっかりと回収しきった感じがあります。というか、それでもなお取りこぼしがあるように感じるところにミリオンライブの「歴史」を感じずにはいられません。
みんなもこの楽しさのライブを続けたいならアンケートをきっちり書こうな。また昔みたいなセトリが出てくるぞ(

そして明らかにこの優等生でやりたい放題なセトリの中、最も優等生を踏み外した場所に配置された「深層マーメイド」が余りにも良すぎた。
僕はLTD03のリリイベからずっと「アライブファクター」に脳を焼かれている人間で、実際この曲が常に「最上静香ひいては田所あずさの挑戦」としてあらゆるライブで輝いている所を見てきました。
そんなアライブファクターが、3rdライブでMachicoと歌われている姿も現地で見てきました。

田所あずさもMachicoもミリオンの初年度から長いことミリオンライブを支えてきた屋台骨で、おそらく初年度から「この二人は間違いなく化ける」という実感をしてきた人たちも少なくはないでしょう。
信号機の青と黄色でありながら当初は同じ事務所だったこともあり、当たり前のように共にいることの多かった二人ですが、同時に二人がその実力を譲らない姿も何度も見てきました。
どちらもが、「自分こそが上だ」と、言葉にはせずともその歌声で、そのダンスで、その魅せ方で証明してきた日々を見続けてきました。


僕の脳裏に「あの日」が蘇りました。
これは、7年越しのミリオンの頂上決戦の日なんだと、実感しました。


「私達、このライブに尋常じゃねえ想いを込めてんですよ」

ライブ後の山崎はるか氏の言葉は、恐らく何一つ嘘はないのでしょう。そもそも狙って嘘を吐けるような人じゃないことはずっと知っています。
それでも、このパフォーマンスたちを、この「想いの丈」を魅せられて、それを疑う人は誰一人居ないのだろうと思います。僕はあの深層マーメイドの二人のパフォーマンスを魅せられた今、それを疑う余地は一切ないと思って、息を吐きました。

アンコール後のCrossingが、心の奥底に染み渡りました。
当たり前のように歌われるThank you!に、涙が自然と溢れました。

間違いなく、この十年間の集大成がこのAct-4にありました。
本当に、これで終わっても良い。
そう感じさせる力が、このライブにはあったと思っています。




★ ★ ★



まぁもう11月に11thライブやるの確定しちゃったんだけどな!!!!!!!
マジで終わる気がしねえこのコンテンツ。

実はアイマスにおいて初めての「11th」を冠するライブをやることになったミリオンライブなんですけど、自分は思った以上に普段このコンテンツを見くびってるなと感じるときがあります。その度に謝罪の念が湧きます。
そして来年頃に「またこのミリオンライブはよお!」といって甘く見て、ライブになる度にごめんなさいって言うんだろうなと思います。歴史は繰り返すね、何度だって。
こういう循環の中で十年という月日が流れました。学習しないのはミリオンライブなのか俺なのかはわかりませんが、少なくともこんなに波長の合うコンテンツだから長年俺は追い続けられたし、同時にコンテンツもマイペースに続けることが出来たのだろうな、と思います。

コンテンツそのものが長生きする時代とは言え、十年もの間ずっと愛することのできるコンテンツが出来た、というのは本当に幸せなことだと思います。ここまでくると愛というより執念という自覚はあるのですが、それでもきっとこの気持ちに嘘はないと信じています。
そんな僕の愛、いや執念に応えてくれた最高のミリオンライブの10周年にこれからも敬意を評し、僕はミリオンライブを好きで居続けたい。
そう思わせてくれるには十分すぎるライブでした。

あと僕はミリオンライブ特有のへっぽこなMCが大好きなんですけど、このMCの濃度が非常に高かったのもAct-4の大好きポイントです。
めちゃくちゃ歌が上手くてパフォーマンスの完璧なお姉さんたちが、喋りだすと急に幼稚園児のような知能とテンションに成り下がるの、得も言えぬ幸福感に包まれます。変態か?
マジでこの独特感、絶対にミリオンライブでしか味わえないって胸を張って言える。いや言って良いのかはわからない。褒め言葉なのか???

こんな感想記事をライブが終わってようやく書いたのはなぜかと言うと、今週末の土日、そして月曜日までAct-4の配信アーカイブが視聴できるからです。この記事を読んだ人にぜひAct-4を楽しんでほしい!
配信チケットが高すぎです。せめて現地行った人は割引しろ!!!!!

本当はもっとバチクソに内容を語りたいんですけど、これから3月中は原稿に追われる予定があったりあと感想の絵を描きたかったりというかnoteくんが「2月に記事書いてないから頑張りなよ!」とか煽ってきたりするのでとにかく今日中に何かを書きたくなっただけです。
この一日だけで衝動をぶちまけられたの、だいぶ嬉しいね。


今回はとても面白いことにも誘ってもらえたのもあり、僕にとってのミリオンライブの10周年は非常に満足するもので終えられました。
同時に、俺のミリオンライブとの11周年が始まりました。
これからも、僕の愛するミリオンライブである限り、僕はミリオンライブを愛し続けたいなって思います。
当たり前のように続いて、当たり前のように20周年を迎えるミリオンライブを追いかけたい。


当たり前のように続いてくれるという幸せに。

これからもよろしくね、ミリオンライブ!!!

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