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入社5年目の振り返り

あっという間に5年目も終わりを迎えました。今年度は「心が動く」がキーワードでした。
今回はとある方の振り返り方が素敵だったので真似をして振り返ってみます。

振り返りの図


4月~6月

4月は期間限定で人事部門に異動し、新入社員のクラスマネージャーという仕事をしました。
弊社は新入社員の数がとても多く40名で1クラスを作り研修を行います。クラスマネージャーの役割は彼らの成長を支援することです。
具体的な指示があるわけでもなく、どうすれば彼らの研修が有意義なものになるかを考え、そして同じくクラスマネージャーになった仲間と磨いていきました。

書き出すと止まらないので結果だけ書くと、とても楽しく充実した仕事が出来ましたし、きっと新入社員にも良い時間を過ごしてもらえたのではないかと思います。
自分は人付き合いは苦手だけど、人と向き合うことは好きなのだと感じました。また、チームビルディングや組織論のようなことを考えるのも好きだということがわかりました。

並行して、宮城県女川町で中学生向けのVR体験会を開催したり、5月には週末起業体験のStartupWeekendにも参加するなど社外での活動も行いました。
「ともかくやってみる」を心掛けているので、色々手を出している性分なのですが、振り返ってみると試してみることで自分の心がどういう時に動くのかが見えてきたなと感じます。
後述しますが、StartupWeekendは心が動いた経験となりました。


7月~9月

本業は5月から元の仕事に戻りました。クラスマネージャーに異動する前から「顧客の生の声を聴きたい」ワークショップをやっており、戻ってからはそれを加速させていきました。
StartupWeekendや書籍で学んだ「とにかく現場、事実」を意識して、どんなワークショップをすれば価値に繋がる課題が見つけられるだろうかと考えながら仕込んでいきました。
ちゃんとしたプロジェクトとして立ち上げたわけではなかったにも関わらず、同じ想いを持ったメンバーが隙間時間を縫って一緒に動いてくれて熱量を持って進められたなと感じます。
ずっとやりたかったことを形にでき、これもまた心が動いた経験となりました。

社外ではCHANGEという3か月の新規事業創出プログラムに参加しました。新規事業を立ち上げたい、仲間を作りたい、自分を変えたい、そんな想いで参加しました。これもまた書くと長くなるので割愛しますが、久々にめちゃくちゃ頑張ったなと思える3か月を過ごせました。
StartupWeekendも含めて、自分は新規事業のアプローチが好きなのだと感じます。それはおそらく、本質的な価値を見つけようとするところ、他者に貢献できるところが好きなのだと思います。

そんな背景もある中で、9月にインターンシップの受入れがあり企画を担当しました。もちろん自分は新規事業のアプローチを学生さんにも経験してもらいたく、自分なりに解釈した新規事業立ち上げのアプローチを盛り込みます。
後輩にコンセプトを伝え、説明用資料を作って貰いながら、「これは難易度高すぎです」とか「何をやるのかよくわからない」など率直な意見を貰い、どうすれば困らずに、でも簡易になりすぎずに進められるかをブラッシュアップしました。
結果的に学生さんは期待を上回る成果を出してくれましたし、満足もしてもらえたと感じます※。自分が好きなこと、学んだことをプログラムに落とし込んで提供するというのが結構好きなのだなとこれも心が動きました。
※現時点で受け入れた3名全員が私たちのチームで働くことを希望してくれています。嬉しい限りです。

楽しい経験の裏腹に、CHANGEを通して苦い思いも生まれました。
自分は何がしたいのだろう、何を頑張れるのだろうとわからなくなったのです。何度も仮説を検証しては上手くいかない中で、熱量があることでないと続かないと身をもって実感しました。でも、熱量をもって取り組めることがなかったのです。
そして、悩みに悩んで、色々な方にも相談する中で「自分の心に素直になる」ことを決めました。そして、それを行動に移していきました。
例えば、ボイストレーニングに通い始めました。自分は音楽が好きです。歌うことも好きですし、楽器も弾きたいです。でも、自分は下手だからと無意識的に避けていました。
他には髪を染めました。ずっとアッシュグレーに憧れていました。でも、学生時代はアルバイトがあったり、社会人は黒髪であるべきだと考えて避けていました。
周囲の目を気にせず、自分がやりたいことをやり始めていきました。


10月~12月

この期間は正直、少し休憩という感じでした。CHANGEで燃え尽き、本業も課題発掘からプロダクト開発に移行していき、全体的に熱量が下がっていたと思います。
ただその分、自分の心に素直になるというところは強く意識していけたと思います。

また、夏からマラソンを始めていました。
きっかけは些細なことで、高校時代の友人から30歳になる年に思い出作りでフルマラソンに出ようと誘われたことです。
元々走ることは大嫌いなものの、フルマラソン走ったら人生変わるんじゃないかと浅はかなノリと勢いで練習をしていました。練習し始めた当初は5分でも走ったら良しとし、とにかく運動習慣を作るようにしました。そこから徐々に走る時間を増やしました。ただし、頻度だけは必ず週3回を守りました。そうしていると、不思議と練習は長続きし走るのが気持ちよくなっていきました。そして、11月に初出場したハーフマラソンで完走できました。

考えてみると継続して運動をするというのは高校生以降しばらくなかったですし、自発的に走るという経験もなかったと思います。走ることで心身共に健康になっていく感覚が嬉しく、これもまた心が動いた経験です。

ちなみに、文脈的にここで記載しますと2月に走ったフルマラソンは20km程度で離脱しました。ハーフマラソンの際に膝を痛め中々練習が出来なかったこと、本番も膝が痛く思うように動けなかったことが要因です。走りたいのに走れないのはもどかしかったです。(そう感じられるのも自分が変わったなと思います。)


1月~3月

燃え尽きから中々復帰できないまま年を越し、そろそろ何か動かなくてはと考えていた矢先、CHANGEの運営メンバーから「ピッチに出ないか」とお声がけがありました。
新規事業に限らず、未来を叫ぶというテーマだったのもあり、よしやるか!とエントリー。それが良いきっかけになりました。

未来を叫ぶということで、自分のパーパス、ビジョンは何だろうと改めてじっくり考えました。
そんなときふと、自分のやりたい(will)ではなく、自分の得意なことや貢献できること(can)に注目してみようと意識を転換。様々な書籍や記事に触れる中で、やりたいことはいくらでも変わるだろうから、ちゃんと見つかるまではとにかく他者に貢献して価値を生み出すという価値観を持つようになったのです。

そして、新たに設定したパーパスは
「誰もが人生の主人公になれる社会を引き出す」
です。

傾聴すること他者が知らない知識を提供して気づきを与えることが自分の得意なことだと認識しました。
一方で、自分の心に素直になってくることで、自分自身が人生の主人公感を持ち始めたことにも気づき始めました。
人生の主人公感とは、「自分で自分の人生をドライブする」ようなイメージです。
自分は今、人生の主人公感を持ち楽しく過ごし始めることが出来たと感じています。周りに元気がない人がいれば、自分の得意を活かして、その人自身の主人公感を引き出したいです。
(余談ですが、私は車のドライブが大好きです。それも自分で操作している感じが好きなのかなと思ったり。)


来年度のテーマ

来年度は以下をテーマにしていきます。

本業

自社を誇れるようになります。
将来的にはエバンジェリストを目指します。
たまたまですが、4月から異動し職種も変わります。
システムエンジニアから営業職にロールチェンジし、オファリングビジネスを担当します。
自社の実践知を提案することが多いと聞いているので、会社のことをもっと好きになり、もっと知り、共感してもらえるようにしていきます。
きっとエバンジェリストにも近づくと信じています。

全体的に

ワークショップコーチングを学び、実践していきます。
今年度の経験で学んだように、自身が学んだことや実践したことをプログラム化して提供していくのが好きだと気付きました。
きっとそれはワークショップを実践するということなのだと感じています。
本当は青学の教育プログラムを受講したかったのですが募集に間に合わなかったのでまずは独学で実践していきます。(実践をこなすのが大事とワークショップデザイナーの方にも伺ったので。)
コーチングは今までも少しかじってきました。ただ、やはり本腰を入れるとなると体系的に学んだり実戦経験を増やすことが重要と感じます。スクールに通うとか、コーチングを学んでいる方のコミュニティに顔を出すとか、また新たな挑戦をしていきます。


P.S.①

2月に結婚をしました。結婚で生活が大きく変わったという実感は無いものの、「人生って何だろう?」、「自分は何をしたいのだろう」という問いを意識することが増えました。しっかり自分の心に素直になって考えていきます。

P.S.②

2月に出たピッチイベント、妻にも話したら「私も出る!」と2人でエントリー。まさかの妻は優勝しましたw

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