同居人 ヒロについて

ヒロは本名を椎名千尋という。
なぜヒロなのかというと本人曰くヒーローのヒロだそうで。22歳にしてはなんというか少年心を忘れてないというか。
まあ、みんなの兄的存在という意味ではヒーローなんだろう。アラサーアラフォー組を除いては年長者な方だし。
同居してる期間も多分今いるメンツの中では一番長い。20年近く前にはもういた。
その頃は年上だったヒロももうかなり年下になってしまって…とそんなことはどうでもいいのだけど。
ヒロの役割は、非常電源。
私が外出先で歩けなくなってしまったとき、パニック状態に陥ったときなどスッと交代して身体を動かし、部屋のベッドまで運んでくれる。
こちらから「お願い、助けて!」と頼む時もあれば、自分からパッと出てきてくれることもある。
難点は、長時間出ていられないこと、もし長時間出ていた場合エネルギーの使い過ぎで翌日寝込むことだ。なので非常電源。
内界ではリコ(後述する)と付き合っており、イチャイチャベタベタは決してしないのだが(リコが多忙なせいもあると思う)リコが頑張りすぎているとそっと飲み物を持ってきて「少し休め…」と言って頭を肩に寄せたり、寝落ちしてしまったリコをベッド(といっても仮設だが)に姫抱っこで運んだりしている。確実にリコを守ろうという愛が見て取れる。
リコだけでなく、私を含め同居人全員を守るといっている。まさにヒーロー的存在、それがヒロなのである。
外見の話をすると、同居人で一番背が高い(175cm) 中肉。おもてに出た時イケメンと言われたことがあるが、まあキリッとした顔、悪く言えば目つきが悪い。鋭すぎる。声は低い。
パーカー(夏場はTシャツ)にGパンという大変ラフな格好を好む。のんびりする時はスウェット。
部屋の中だが、1人部屋の若い男性にしては整っている。が、缶チューハイやビールの空き缶が詰まったでかいゴミ袋が置いてある。(そこらへんに散らかしてないだけえらい)酒癖は悪くないが、たまに自棄酒をしてちくしょー! とか言ってる。
一人称は、中では「俺」おもてでは「自分」
私のことは「お前」と呼び、おもてで話す相手は「あんた」と呼ぶ。基本タメ口。敬語を使おうとすると、「〜っすね」みたいな体育会系大学生口調になる。
バスケやってそうと言われたことがあるが、スポーツはそこまで好きではないらしい。
内界には学校という概念はないが(深層を除けばでかい平屋の一戸建てで完結してるため)学生時代があって部活をしていたとすれば陸上あたりなんかじゃないかと思う。(団体競技あまり好きじゃなさそう)
うちは年少組が多いので、ずっとみんなのお兄ちゃんなんだと思う。見た目と口調ちょっと怖いけど優しいからね、根は。

追記。かなりの大食いである。
10人前は食べられると公言していて、実際5人前の食事やしゃぶしゃぶ食べ放題15皿程度食べられたことがある。

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