人生の中で必ず皆が通る過程〜エリクソンの発達段階理論〜
こんばんは。新年度スタート2日目疲れが出てくる頃ではないでしょうか?
余談ですが、娘が発熱をし、気管支炎の診断を受けてきました。
ひどい咳と鼻水でなかなか寝付けない娘の看病につきっきりだった私は、ついに風邪菌をもらったようで…
妊婦なので、薬も飲めず、自力で回復させるしかないので辛いですね。泣
皆さんも体調崩さないように、自分を大切にされてくださいね。
今回も、私が公務員試験でつまづいた内容について、まとめていきたいと思います。
一緒に保育の心理学について、学んでいる方にとって励みになれば嬉しいです^ ^
1.エリクソンの発達段階とは?
エリクソン:ドイツ生まれ。アメリカで心理学の学者になった人物。
余談だが、エリクソンの発達段階を知っておくことで、年齢に応じた子育てのや悩みを解決する糸口にもなるとされている。
保育者のみに限らず、子を持つ親にとって知っておいて得する情報である。
2.発達年齢に応じた、獲得するものは?
1.乳児期
授乳などのお世話をしてもらうことで、基本的な「信頼感」を獲得していく時期。
周りの大人に養われて頼っていくうちに、他人を信頼できるようになる結果、希望を得られるが、この時期に十分なお世話をされず、頼ることができない場合は、周りに「不信感」を持つようになる傾向がある。
2.幼児期前期(1歳半〜4歳)
自分の行動をコントロールすることで、「自律性」を獲得していく時期。
自分でさまざまな挑戦をすることで、いろんな意思や感情を手に入れる。
逆に、幼児前期の子どもにあまり挑戦する機会を与えない場合、自律性が育ちにくくなる可能性も。
また、失敗を非難してしまうと、「恥や疑惑」の感情を抱くようになり、萎縮する恐れあり。
3.幼児期後半(4歳〜6歳)
子ども同士の交流が増え、周りに自己主張をしていくようになるため、「自主性」を獲得する時期。
同時に、一つの物事を協力して成し遂げようとする「目的意識」を持てるようになる。
しかし、自己主張して叱られることが多い子どもは、自分らしさを発揮することに「罪悪感」を覚えてしまう。
4.学童期(6歳〜12歳)
子供が小学校に通う時期にあたることから、「勤勉性」を獲得する時期。
学童期に「他の子と比較して、自分にできないことが多い」と感じたり、周りから責められたりする経験が多いと、失敗しても頑張ろうという気持ちを失い、「劣等感」を抱くようになる。
5.思春期・青年期(12歳〜20歳)
「自分がどんな人間で、何者であるのか」と思い悩み、自分の「アイデンティティ」を探し始める時期。
進学や就職など、自分の人生で選択しなければならない機会が増える時期でもある。
しかし、青年期に自分が何者か確立できないと、「同一性拡散」という状態になり、社会で活躍することが難しくなる可能性があることも。
6.成人期(20歳〜40歳)
成人期は、恋愛や友人関係を通して、親密な人間関係を築こうとする時期なので、「親密性」の獲得を目指す時期でもある。
相手に受け入れられ、信頼する人との仲を深めることができれば、愛を感じられるようになります。
しかし、成人期に異性関係をうまく確立できず、否定される経験が続いてしまうと、「孤立」してしまう。
7.成人期(40~65歳)
次の世代を育てていくことに対して関心を持つようになり、心理社会的危機として、「生殖性」の課題が挙げられる時期。
「生殖性」は、ただ自分の子どもを育てたいと思うだけに留まらず、
社会的な業績を得たり、創造をして次世代に何かを残したりすることも。
もし、次世代に貢献することができず、自分自身にしか関心が持てないと、このような行動に踏み出せず「停滞」してしまうこともある。
8.老年期
今までの人生を総合的に見つめ直す時期であり、「自己統制」を図る時期。
一方で、絶望や嫌悪感を必要以上に抱いてしまうこともある。
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