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金正恩を死に至らしめた「脂肪吸引手術」について調べてみた

本日の大きな話題として、北朝鮮朝鮮民主主義人民共和国の金正恩委員長の死亡が報道されました。情報が錯誤しているようですが、表に出ている情報では脳死の状態だそうです。

死亡の直接の原因は4月12日の心臓手術の失敗だそうです。しかし心臓手術をするにいたった最初のきっかけは昨年10月に行われた脂肪吸引手術だそうです。その脂肪吸引手術でおそらく塞栓(そくせん)ができて重い副作用との闘病となり、年末から今に至って表に出てこられなくなっていたそうです。

金正恩氏や北朝鮮については世界的な疫病の最中でどう着地するのか注目ではあります。それはさておき、結果的に脂肪吸引手術が死に至るという例について興味深く思ったので、調べてみました。

脂肪吸引手術は危険な手術

脂肪吸引手術とは皮下脂肪を吸引管で取り除く手術だそうです。検索すると血の気が引くような画像や描写が幾つも出てきます。脂肪吸引というと美容整形の印象がありますが、完全に外科手術です。

こちらの記事によると、アメリカでは脂肪吸引手術した後は入院が推奨されているそうです。入院施設がない医院で施術を受けた場合は救急車で入院施設に搬送されるそうです。具体的な危険度については以下に引用します。

FDAが公表しているデータですと

10万回脂肪吸引がおこなわれると20ー100人が死亡しているデータが存在するとあります。
単純計算すると最悪の数字は1000人に一人死亡していることになります。そこには追記として自動車事故で死亡する人は10万人中16人とあり、脂肪吸引のリスクと比較してみてください、とあります。

最もすくないものは10万回の治療で3人の死亡となっているものもあるのですが、FDAはとにかく脂肪吸引は外科治療であり、死亡を含む重篤なリスクがあることを忘れないようにとくどいほど強調しています。

これらの情報から、脂肪吸引手術は少なくとも美容のために気軽に行う手術ではないという印象を受けました。

脂肪吸引手術の具体的な危機

具体的にどの様な危険があるのでしょうか。箇条書きでまとめてみました。

・血腫(血液が体内の組織内に留まる)
・血栓(血管内で血液の塊が生じる)
・出血
・感染
・神経損傷
・脂肪塞栓(血管内で脂肪の塊が生じる)

外科手術ですので血が大量に流れるのは想像できます。血腫、血栓、出血といった危険はつきものかと思います。感染も傷口があれば最近が入りうるのでその危険性はあります。

神経損傷は吸引時に起こりうるそうです。起こると痺れなどの知覚障害が1ヶ月以上に渡って起きるそうです。図を見ると機材を結構深くまで刺して吸引しているそうなので、この危険性もまた想像しやすいものです。

脂肪塞栓は血栓の脂肪版です。脂肪の塊が血管に流れて臓器の血管を詰まらせてしまうそうです。血を流しながら脂肪を吸引するので、この危険性もよく理解できます。

これらの危険性の中でも、特に塞栓の危険度は高いそうです。

金正恩は手術せざるを得ない状態だったか

金正恩氏は相当な肥満体型でした。就任当時は先代の金正日氏と比べて小柄な印象でした。しかし、表に姿を表す度に肥満度が増していた印象を受けます。生死が懸かった相当な圧を日々受けていたと察します。ストレスは相当なものだったでしょう。

金正恩氏は170cmで130kg程度の体重があったと言われています。身体を鍛えている力士であればまだしも、運動とは無縁そうな生活でこの体重はほぼ脂肪だったと察します。健康に支障が出ても不思議ではありません。脂肪吸引手術の失敗と聞くと何とも情けなく感じてしまいますが、決して見た目を気にしたわけではないと思います。金正恩氏が脂肪吸引手術を受けたのは過度な肥満で健康維持が難しくなったからではないかと考えるのが自然です。

私は脂肪に関する悩みはありません。少しお腹周りが気になりますが、可愛ものです。少しお腹周りが気になりますが、可愛ものです。SNSなどで女性の知り合いが脂肪吸引手術を受けた話を書いていたので存在は知ってましたが、結構大掛かりなことをされていたのだと理解しました。

肥満は万病の元と言われます。脂肪吸引手術のお世話になる前に、適度に生活習慣を見直して体型を保っていきましょう。

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