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エクスプレス予約のQRコード対応はファミリー層に嬉しいアップデート

東海道新幹線を利用する際に便利でお値打ちな「エクスプレス予約」というサービスがあります。

エクスプレス予約は色々と便利です。まずはWebで予約ができる点です。そして「EX予約専用ICカード」か、紐付けたSuicaなどのICカードを改札口にかざすだけで新幹線に乗れます。この紐付けるICカードはスマートフォンのモバイルSuicaでも利用可能です。究極として、スマホ1つで新幹線に乗れるサービスです。

料金面でも良いサービスです。割引率が高く、かつ追加料金無しで振替が可能だからです。

便利でお得なサービスなので、年に数回でも東海道新幹線を利用する私はかなり重宝しています。

家族で利用する時にやや不便

エクスプレス予約はとても未来感のあるサービスなのですが、ひとつだけ不便を感じています。それは、家族分など複数人分を予約したときに紙の切符を発券する必要がある点です。

エクスプレス予約で複数人分を予約する際は、入場する際に人数分の紙の切符を発券しなければなりません。「EX予約専用ICカード」か「決済用に登録されているクレジットカード」を発券機に通して発券します。

私が東京から岐阜への帰省する際は、妻と2人分の席を取ります。その際は新幹線に乗るためにEX予約専用ICカードを持参する必要が生じます。普段から東海道新幹線をよく利用する方は財布にEX予約専用ICカードを入れているかもしれません。しかし、私はそのような生活をしていません。普段使わないEX予約専用ICカードは家で保管しています。

帰省際はわざわざEX予約専用ICカードを財布に入れておかなければなりません。私は財布は出来るだけ軽くしておきたい性分なので、これをとても煩わしく感じていました。

アプリだけで複数人分の発券が可能になる

「EX予約専用ICカードを持っていかなければならない」煩わしさが、いよいよ改善されるようです。

2020年3月21日(土)以降は、『EX予約専用ICカードまたは「受取コード」とログイン時のパスワード(4~8桁の英数記号)』だけで発券できるようになります。この「受け取りコード」は「QRコード」および「16桁の英数字」であり、予約で利用するスマホアプリ上で表示可能な情報です。つまり、複数人で利用する際もスマホ1つで新幹線に乗れるようになりました。

発券機には、QRコードを読み取るためのような装置がかなり前からついていました。いつ利用できるのか、何のためにあるのか悶々としていましたが、これで私の利用範囲で存在意義を発揮してくれます。

欲を言えばもう一声

待望のアップデートには強く感謝します。しかし欲を言えば、JR東海にはもう一つ要求したいです。それは乗車券と特急券の受け渡し機能です。

バスケットボールのBリーグなどでは、まとめて買った電子チケットを友人に渡すサービスが既に実現出来ています。技術的には十分に可能な話ではあります。

紙の券を発券せずとも、例えば我が家の場合は、私が買った乗車券と特急券を妻のスマホアプリに送れるようにするのです。さすれば私と妻はそれぞれのiPhoneのモバイルSuicaでそのまま改札口を通れます。次の段階としてはそこまで要求したいです。

JR各社には何よりも正確なシステム構築を要求したいので、利用者としてもサービス展開の速度は求め過ぎないようにしたいと思っています。とりあえずこの度のアップデートで「手続きの簡素化は進めている」という姿勢は理解できました。長い目で期待しています。

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