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ポステコグルーの発言まとめ1

トッテナムのポステコグルー監督の発言をまとめていく備忘録です。
基本的に、選手の起用法や役割への言及を中心に、選手やポジションについて具体的に踏み込んだ発言を抜粋していきます。


チーム全体の戦術的な部分に関する発言も注目していきたいですが、いかんせん発言内容の線引きが難しそうだなと感じております。



内容はスパーズジャパン(https://spurs.sc/)の翻訳記事から引用しています。
不自然な日本語や誤訳等があるかもしれませんが、文句はスパーズジャパン(https://twitter.com/SpursJapan)にお願いします。

スパーズジャパンの記事内には元記事のリンクもあるので、気になる発言がありましたら原文をチェックしてください。



2023/07/22


――彼のその多才さは重要ですか?(マディソンについて)
ああ、私もそう思うよ。私がチームを構築する方法の中で、彼の魅力の1つは、右サイドバックは難しいが、さまざまな役割でプレーできることだ。我々のミッドフィールドのセットアップにおいては、多くの異なる役割でプレーできる。我々にはそれができるミッドフィールダーが何人もいると思うし、それを我々は整えたいんだ。彼は我々チームのピッチの中央のエリアでプレーするためのあらゆる資質を備えていると思う。


――ジェームズはあなたが見ていて楽しい選手ですか?あなたのチームにどのようにプレーしてほしいですか?
ああ、彼と契約したときにも言ったと思うが、ここだと決められたエリア以外のエリアからもゴールの脅威をもたらすことができれば、どのチームにとっても理想的な攻撃的な選手だ。彼はパスと動きでゴールとアシストの両方で真の攻撃的な脅威となるミッドフィールダーだよ。

その観点から、我々は攻撃的なチームでありたいと考えており、攻撃的な脅威が多ければ多いほど、相手が我々を止めるのが難しくなるんだ。

彼に興味を持っていたのが我々だけではなかった理由は、ゴールの脅威を生み出せる選手を中盤エリアに補強するというのは、チームにとって非常に価値があるからなんだ。

私が本当に満足しているもう一つの側面は、ディフェンス面でもご存知の通り、彼がボールを持っていないときでも懸命に努力することだ。我々は球際でハードワークできるチームになりたいと思っているし、彼はボールがないところでも本当に上手いんだ。彼は懸命に取り組んできたし、それも彼がプレースタイルの一部であることがわかるよ。

プレシーズンのレスター戦を控えての記者会見


――イブ・ビスマはあなたのシステムにとって完璧な背番号6のようですが、あなたにとって重要な選手になるでしょうか?
ビスは良いプレーをしており、我々にとって多くのエリアでプレーできるミッドフィールダーだと思う。私は彼を背番号6だけだとは思っていないよ。

(以下略)

プレシーズンのレスター戦を控えての記者会見



2023/07/25


――ウドギとポロは同じ4バックでプレーできますか?
なぜできないのかわからないね。現時点ではラインナップについてはあまり深く考えていないよ。それは彼らのフィジカルの状況に大きく関係してくるので、我々が21人をピッチに投入することで、2つチームが十分な量のタンクを確保できているかどうかによるね。誰がプレーすると思うかに基づいて選手を選ぶということではないよ。あの2人がサイドバックでプレーできるかと問われれば、もちろんできるね。

彼らにはぜひフルバックでプレーしてもらいたい。我々のサイドバック全員がその役割をこなせることはありがたいよ。全員が技術的に非常に優れており、前線への仕掛けにおいても非常に優れていることが嬉しいよ。それこそが我々が望むプレー・スタイルだ。2人のポテンシャルに興奮しているよ。

プレシーズンのライオンシティ・セーラーズ戦を控えての記者会見


――今シーズン、ベン・デイヴィスは左サイドバックとセンターバックのどちらでプレーしますか?
繰り返しになるが、彼のプレーを深読みしないでほしい。ベンは私がサイドバックに求めるすべての特質、特にプレー方法を備えていると思う。現時点では、センターバックとして非常に良い仕事をしており、ジャフ(タンガンガ)を除けば、他のほぼすべてのセンターバックが遅れてプレシーズンに合流した。

そこで我々はいくつかの対処をして、少なくとも1人をセンターバックにコンバートしたいと考えたんだ。それで私は今彼にプレー時間を与えているところだが、私の実感としては、彼はとても優れた左サイドバックになるだろうね。

プレシーズンのライオンシティ・セーラーズ戦を控えての記者会見


――これまで知らなかったソンについて学んだことはありますか?
プレーからだけでないよ。私はソニーのことをよく知っているんだ。長い間、彼のことを知っている。彼は傑出した選手だからね。特にゴールを脅かすウインガーとしてプレーできる点が私は好きだが、彼はエリートだ。

彼はワイドでプレーする能力と1対1で仕掛ける能力を持っていて、そこは誰よりも優れている。彼のゴールを決める能力はまさに貴重だよ。

(以下略)

プレシーズンのライオンシティ・セーラーズ戦を控えての記者会見


――パペのプレーのどこが好きですか?
彼は技術的にとても優れている。ミッドフィールダーとしての機動力は、試合の中でますます重要になっていると思うが、抜群だ。彼のスペースを見つける能力、ボールの有無に関わらずラインをブレイクする能力は、20歳の若い選手としては非常に優れているね。

現代のフットボールにおいてミッドフィールダーにはそういった能力が強く求められている。最近ではほとんどの監督が、試合の多くの時間でトランジションで繰り返されること多く、守備範囲をカバーして賢く行動できる才能が必要であることを認識しており、彼はそれを実践している。

彼は常に適切なスペースにいて、常にアグレッシブなアプローチを心がけている。技術的には彼はとてもとても上手だよ。

プレシーズンのライオンシティ・セーラーズ戦を控えての記者会見




2023/07/26


――リシャルリソンはスパーズ加入の後、困難な1年を過ごしましたが、今は自信が高まっていると思いますか?
そうだといいね。前にも言ったが、私はリッチーが大好きなんだ。彼は、強いプレーにおける倫理感を持ち、常に適切なエリアで自分自身を表現し、我々のプレー・スタイルに適したエリアで存在感を示しているという点で、私がストライカーに求めるすべての特性を備えている選手だ。

ウェストハム戦の夜にゴールを決められなかったのは、おそらく少し不運だっただろう。今日も彼は正しいエリアにいた。私には彼のためのたくさんの時間があるし、一緒に仕事をするのを楽しみにしている選手の一人だ。外から選手を見てる皆さんも、その選手が自分がプレーしたいフットボールにどのように適合するかを想像しようとするだろうし、彼はきっとそれにピッタリくると思うだろうね。

プレシーズンのライオンシティ・セーラーズ戦の後の記者会見


――リシャルリソンのクオリティの中で、ハリー・ケインとは異なるのは何ですか?
彼らは異なるタイプのストライカーで異なる強みを持っている。だが、どちらもペナルティ・エリア内で確かな存在感を示していると思うし、ハリーがこれほど多くのゴールを決め、世界最高のストライカーの一人である理由なんだ。リッチーは別の意味でボックス内でも存在感があるので、2人ともそのエリアでプレーするのに適した資質を持っていると思うし、リッチーと一緒ならハリーはワイドやセカンド・ストライカーとしてもプレーできると思う。

それと、人々は少し軽視するかもしれないが、彼は本当に強いプレーにおける倫理感を持っているんだ。彼はチームのために一生懸命働いているが、そのプレーの多くは注目されていない。彼のプレスとランはボールを奪うことができないこともあるが、常にそうしたランを繰り返しており、ディフェンダーにとってはとても厄介な存在なんだ。だから、彼は確実にいくつかのポジションをプレーできるだろう。

プレシーズンのライオンシティ・セーラーズ戦の後の記者会見

※ワイドやセカンド・ストライカーの主語がケインになっていますが、改めて調べたところ、リッチーのことを言っている可能性が高そうです。。。

リッチーと一緒ならハリーはワイドやセカンド・ストライカーとしてもプレーできると思う。
「リッチーの場合はワイドやセカンド・ストライカーとしてもプレーできると思う。」

こんなニュアンスかと思われます。



2023/08/08


――今日、ファンデフェンとベリスがクラブに加入しましたが、彼らはあなたのチームに何をもたらすのでしょうか?
彼らをこのチームに加えることができて本当にうれしいよ。我々はしばらくの間、ミッキー・ファンデフェンを観てきた。特に我々が望むプレー・スタイルを実現するセンターバックとしては素晴らしいプロフィールだね。彼はフィジカル的に非常に優れており、真の存在感を持っている。彼は左サイドのセンターバックで、このチームの構造に貢献してくれるだろう。

(以下略)

プレシーズンのバルセロナ戦の後の記者会見




今回はプレシーズン編って感じになりました。

近年のJリーグでも指揮経験があり、攻撃的なフットボールを志向している監督が、スパーズの選手たちをどのように評価して起用していくのか、その思考をできるだけ知りたいと思ったので、まとめてみた次第です。


他にも面白そうなテーマがあったら、コメント等でもお待ちしてます。

https://querie.me/user/r_coys



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