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専業主婦の立場になってわかったこと

2023/10/8

相手の立場になってみないとわからないことが沢山ある。
今それをしみじみと感じているところだ。

私は最近仕事を辞めて専業主婦になった。
専業主婦には良い所もあるがもちろん悪い所もある。

良い所は現在は子供もいない為、自分のために多くの時間があるということだ。
毎日好きな時間に寝て好きな時間に起きる。
仕事をしているとき、切望していたことだ。

また好きなだけ本を読んで、サブスクで映画やドラマも見放題だ。

悪い所、一番はお金だ。
大金持ちでない限り自分では稼いでいない為、減るお金にばかり目が行くようになってしまう。

時間は十分にあるのにお金の心配で自由に動けない場面もなくはない。
必然的にお金があまりかからない生活。
家の中にこもって読書や映画鑑賞などになりがちだ。そんなに心配ならば働けばいいのだが笑

そんなに急に働く気にもならないし、引っ越しもこれから、子作りそろそろなんて考えるとなかなか踏ん切りがつかない。

そういった主婦の方は他にもいるのではないか。

私が社会人だったころ専業主婦をもつ上司がいた。
上司によれば彼女は少し精神を病んでしまい、家で専業主婦をしているらしい。
それも結婚を機に上司の職場の近くに引っ越してきたため彼女は周りに友達も知り合いもいない。
そんな中、会社の何人かで飲み会がよく行われていたのだが奥さんがあまりいい顔をしないようである。

そんな話を聞きながら

「それぐらいいいじゃないか」

と思っていた。


またある時、休日の過ごし方を上司に聞くと奥さんと食材の買い出しにいくと言っていた。

その時も

「休日にわざわざ行かなくても一人で買い物に行って、休日は休むなり他のことをすればいいのに。そんな自立していない女性にはなりたくない」

と思っていた。


今では彼女の気持ちが痛いほどわかる。
(気がしている)


また中学の同級生が結婚した時。

彼女も旦那さんの職場の方へ引っ越したため仕事を辞めて専業主婦になった。
子供もすぐに欲しかったようなので仕事も積極的に探しているようではなかった。

そんな話を聞きながら

「お金を旦那さんに頼るようなそんな生活は嫌じゃないのか、やっぱり私は精神的にも金銭的にも自立している女性になりたい」

と思った。

さらに私の母は約10年間専業主婦だった。
私が生まれてから、一番下の弟が保育園に入るまで家事育児に追われている母だった。
父は稼ぎが良かったし、その時代まだ専業主婦も珍しくなかったと思う。

そんな母を反面教師にしたのもあるだろう。
私は「自立した強い女性になる」=「仕事もして家事もする」
ことにこだわっていたように思える。

それなのに現状はどうか、つらい社会人生活から逃げ、専業主婦という肩書をいいことにニートに変わりない、、、

それでも旦那は帰宅すれば、温かいご飯がある。出迎えてくれる人がいると幸せそうだ。

しかし私としては昔思ってきたことがブーメランのように突き刺さってくる。

私は今、私が一番なりたくなかった状況にいるのである。

正気でいられるわけがないし今まで思ってきたことを悔やんでいる。
人には人の事情もあるし価値観もある。

それを人に押し付けてきたわけではないが、自分に押し付けすぎた

現実の自分と理想の自分に溝がありすぎる。

現実を受け入れなければいけないのは重々承知だが長年思ってきたことをそう簡単に変えられない。変なところが頑固なのだ。

彼女たち専業主婦に対して思ってきたことを猛省する日々だ。
そんなことを思わなければ今の生活にも満足し、ほどほどに幸せだっただろう。

自分に自立した女性は働いていて、仕事も家事もこなす。専業主婦なんて、、、
などと呪いをかけてしまった。

解決策なんか思い浮かばないが、少しづつ現実を受け入れていく他ないだろう。

自分で自分にかける呪いは時として目標を追いかける力強い味方になることもあるが、現実と理想が相反した時、それは自分自身を苦しめる呪いと変貌する。

そんな呪いは初めからかけないか、解除方法を知っておかないと苦しみ続けることになるだろう。



最後まで読んで頂いた方。こんな私の拙い文章を読んでくださりありがとうございます。文章を書き始めてまだまだ初心者です。感想はもちろんアドバイス・指摘などしていただけると助かります。
本当に読んで頂きありがとうございましたm(__)m

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