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麦本三歩の好きなもの

先日、新聞で1冊の本を見つけた。楽しそうに弾むように歩くかわいい女の子の絵と"好きなもの"という言葉が目にとまった。
気になるなぁと思ったが、一番近くの本屋さんまで車で30分という田舎に住んでいるし、また今度でいいかと、新聞を閉じた。

そしてついこの前、用事があって本屋さんに立ち寄った。「 あ、この前の本の題名なんだったっけ。」と思いポケットから携帯を取り出したが、写メも撮ってなければメモもしていなかった。自分のしっかりしていなさにがっくりしたが(まぁ、いつものことではある)、とりあえず文庫本コーナーに向かった。

すると、あのかわいい女の子を発見!目立つ場所に置かれていた。これは買うしかないと思い、手に取りレジへ。

それが、『麦本三歩の好きなもの』(著:住野よる)である。

読んでみると、なんだか心がほっ、とした。
主人公の三歩の何気ない日常が描かれているのだが、三歩には好きなものがたくさんあって、いろんな好きがつまった日常だった。
「生きていると、嫌なことがあったり落ち込んだりすることもあるけれど、好きなものが身近にあるだけでちょっと元気が出たり好きなことをすると前向きになれる。それって素敵だ。」と思った。

あぁ、"好き"があるっていいな、と改めて感じた。

明日は休みだ。

さあ、どんな好きなことをして過ごそうか。




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