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行政書士の仕事の取り方と顧客の広げ方⑤

こんにちは、りこです。


行政書士の仕事の取り方と顧客の広げ方、シリーズ⑤はPDCAについてとなります。

こちらは行政書士のみならず、すべての経営者やさらには勉強にも通じることかと思いますのでぜひ色々な視点で読んでみてください。

1.Plan (計画) - 目標設定、アクションプランの作成



「どういう行政書士になりたいのか」

「この仕事で何を実現したいのか」

「誰にどんな価値を提供したいのか」



このあたりがビジネスの目標設定となるかなと思います。

なりたい自分と今の自分のギャップを埋めるのが努力であり、その行動指針を落とし込むことがPlanです。
ここがぶれていたら今後の全体の行動が瓦解するので、一番時間を使うべきでしょう。

ちなみにわたしは「いくら稼ぎたいか」から行動を落とし込みました。
そしてそれは、その時の自分が到底実現できないような目標にしました。

3000万稼ぎたかったら、3000万の人間の行動しかできない。
1億稼ぎたかったら、それを稼ぐ行動を始めるのです。


3000万を目標で3000万を達成するより、1億を目標にして5000万稼ぐ方が達成できてはいないにしろ手に入れるものは多いのではないでしょうか?

わたしは普通に計算したら3000万を稼ぐのが精いっぱいだったころ、次の目標で売上1億を目指しました。

結果として約6000万に着地しましたが、低い目標でなくてよかったと思っています。

2.Do (実行) - 計画の実施、アクションの追跡



行動指針を落とし込んだら、あとは動くのみ。

いくら考えても行動しないのは何もしていないのと同じです。むしろ発信しないことは存在していないことと一緒。

そして人間は体験の生き物です。
いくら行動計画を立てても、行動しなければ意味がありません。

自分の立てた行動に意味を持たせるために、そしてそれを検証するためにも動きましょう。

行動すると、自分の立てた計画がどういう影響を与えるか、または軌道修正が必要だということを肌で実感することができます。

計画が計画通りにいくかを検証するための材料集めが行動なのです。

わたしは1億稼ぐを目標にしてから、それを達成するための1日の相談件数や受任件数をすべて割り出しました。

そして1日何人に会えばいいか、どんな切り口で話をしたらいいかを毎日すべて検証しました。

おかげさまでその経験は今でも役に立っています。


わたしはネット集客完全ナシなので毎日交流会へ顔を出しました。
その記録はこちらです、ご興味があれば。


経験は、何にも代えられない唯一無二の資産です。

計画を立てたらまず行動、これは実生活においても心掛けるべきと思います。

3.Check (検証) - 結果の評価、モニタリング



行動したら検証は必須です。
がむしゃらにただ行動しているだけでは何の成長もありません。

行動にはときたままぐれや棚ぼたが存在します。
これをやったら思わぬ結果になったなどの経験がある方も多いでしょう。

でも、それは「まぐれ」にすぎません。


そこで満足したらただ宝くじが当たるのを待ってるだけの人です。
年末ジャンボの1等は、当選確率2000万分の1と言われています。
限りあるこの時間、口を開けてその確率を待っていることほど愚かなことはありません。


成功、失敗全てそれは「なぜそうなったのか?」を考え、検証し、次に生かすこと。

失敗はその時点では失敗でもそれを活かして成功すれば単なる経験です。


「行動」と「結果」から「次の行動」を生み出す。
そうして目的とのギャップを埋めていくのです。


わたしは毎日数々の交流会へ行くことで
「どういった層にこの商品が刺さるのか?」
「このサービスを求めているのはどういう属性なのか?」
「もっと稼いでいる人間はどこへ集まるのか?」
等、数々の実験と検証をして日々切り口と顔を出す集まりを変えていきました。

検証は行動の評価とネクストアクションの指針となります。

4.Act (改善) - 改善活動の実施、新しい計画の策定



先程も書きましたが、検証し、次の行動を計画したらまた実施することです。

もちろん当初立てた行動から方針がずれることもあるでしょう。むしろ当初の理想から大きく外れたところに価値を見出すかもしれません。

でも、それは何ら悪いことではなく、むしろ目標が明確になったと思ってよいでしょう。

計画はときに自分を縛ります。

「こうするという目標を立てたのに、どうしても計画通りに行かない」
「計画を立ててみたけどなんだか気が進まない、これは本当に自分がやりたいことなのか?」


こんなときは自分の心に素直になって、計画を練り直してみましょう。
そしてまた行動と検証を繰り返して、より自分という商品が明確になっていくものだと思います。


経営者は「自分」が商品でありサービスです。
それはどの士業も同じです。



自分軸がぶれている人間から商品を買いたいと思う人は少ないと思います。

計画し、行動し、よりスタイリッシュになっていきましょう。

そうしてまたPlanへ戻り、新たな計画と共に行動と検証を繰り返していくのです。


わたしは1億の目標を立てたとき、行動と検証を繰り返しました。

ただ、毎日が目まぐるしく過ぎていく途中でふとこう思ったんです。


「何のために稼いでるのか?」


こんなに毎日必死になって1億に到達して、自分に何が残るのか?
「稼ぐ目的」は何か?

それを考えたとき、わたしは大きく方針転換をしました。

そして結局6000万円に着地しましたが、その決断に後悔はありませんし心からしてよかったと思っています。

どういった方向へ転換したかは、またの機会に。


ということで、士業のみならず経営者、そして普段の日常生活にも使えそうなPDCAを纏めてみました。

師匠とチャットしながら書いていたらだいぶ筆が進んでしまってちょっと長くなったので、今回はここまでにします。

ちなみにわたしが師匠と呼んでいる社労士・診断士の先生の著書はこちら。



次回は「専門特化は必要か?」です。


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