行政書士の仕事の取り方と顧客の広げ方①
こんにちは、りこです。
今回はインスタでご質問のあった「仕事の取り方、顧客の広げ方」について。
開業したら誰もが直面する「顧客獲得」。
あくまでわたしの経験とそれに基づく分析ですが、参考になれば幸いです。
長くなったので、連載形式にします。
ゆるゆるアップしていきますので、ぜひ読んで頂けると嬉しいです。
1.自己満足ではなく顧客満足を考える
これはまあ当たり前のことですが、顧客に対して優れたサービスを提供しニーズに対し迅速に対応すること。
勿論駆け出しの頃は実務経験なんてなかったり不慣れなことのほうが多いかとは思いますが、そこはお金をもらった時点ですでにプロなのであり顧客には経験値など関係ありません。
そしてここで留意して欲しいのが、顧客が求めているのは「完璧な書類」ではなく「満足できる結果」なのです。
せっかく頼んでくれたんだから全部自分でやらなきゃ!とかこの人は自分を信頼してくれるんだ、と思って未経験の実務を受任し事故る行政書士は後を絶ちません。
最近も、仲の良い税理士先生の顧客が独立間もない行政書士に仕事を頼んだらネットのテンプレのような書類が出てきて困惑したという話も聞きました。
万が一未経験の実務を引き受けたら、経験のある先生と一緒に進めるなど外部リソースに頼ることを心掛けたほうが良いと思います。
わたしは駆け出しの頃は、業務に対して全く知識がなかったどころか社会人としても素人だったので大変苦労しました。
最初はそれでも自分で調べてやろうとはしましたが、行政書士の業務は顧客に対しオーダーメイドで対応していかなければならないものも多く、知識不足であわや事故につながりそうなこともありました。
わたしはそのとき「これではただの自己満足だ」と気づいたんです。
仕事は自分がスキルアップする手段ではなく、相手が満足できるような結果を出すこと。
それが全てなんだということに気づいた瞬間がありました。
そこからわたしはわからない案件を受任したら必ず先輩や同僚の力を借り、または下請け案件は求められた以上にこなし、報酬をほとんど先輩や同僚に渡し知識とスキルを磨いていきました。
その時手伝ってくれた同僚は今でも頼もしい右腕として動いてくれています。
「業務を完璧に遂行した」とか「自分の中ではこんなに頑張った」それは全て顧客には何ら関係ありません。
駆け出しの頃はとにかく驕らず謙虚に、行政書士はもとより他士業の先生とも協力し合って顧客満足度を高めていくことが肝要だとわたしは思います。
次回は「ネットワークと人間関係の構築」です。
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