ボイトレが吃音改善に効くかもしれないと思ったこと[ボイストレーニングによる吃音改善を目指す①]
吃音についてはとっくに諦めていた私
というよりは、仕事が忙しすぎて、吃音について何か取り組む余裕もなかったのですけどね
その仕事から離れて、時間に余裕ができた時、吃音の改善というよりは歌がうまくなりたいなとYouTubeでボイトレの動画を見ていたのですよ
歌うのが大好き
いつかYouTubeで歌ってみたいくらいの気持ちでした
特にお気に入りで観ていたのがひろこクラブ
そのひろこさん、めっちゃきれいな人なんだけど、そんな人がボイトレの舌トレ等で、表情豊かにいろいろな顔をするのですよ
簡単に言えば、変顔?(失礼)
もう、それだけで観る価値ありです
いつも楽しんでボイトレをやっていたわけですが、ある時、そのひろこさんが自分の過去を告白をしました
実は、発声障害だったのですって
これがその時の動画
発声障害?何それ?
とは思ったのですが、話を聞いてみると、あれ?私の子供の頃の症状そっくり
医学的には、吃音と発声障害とは区別しているみたいですね
私は物心ついた頃から言葉を発しにくいという感覚はあったのですが、まだ吃音を意識する前のことを思い出して、今の自分の吃音とは感覚が少し違う
緊張した時に特に出たのですが、声が詰まったり、震えたりする
ただ、今のような予期不安は無くて、リラックスしている状態では、比較的話せました
でも、うまく話せないのに、無理やり話そうとしていると、リラックスしている時でもだんだんと話せなくなってしまった
発声障害でうまく話せないのに、無理やり声を出そうとして、変な話し方が身に付いてしまったということなのかな?と考えています
今は少し緊張して話し方を意識している時の方が、リラックスしているときよりもうまく話せるくらいです
ひろこさんは歌が大好きで、その歌を諦めたくなくて、ボイトレで発声障害を克服したと言います
私の吃音が、もしも元々は発声障害だったのなら、ひろこさんのようにボイトレで改善する可能性はあるのかも…
そんな風に考えました
ひろこクラブの動画には、毎回毎回、ヒントをもらっています
教えてもらった通りにやってみると、何かしらの気付きがあります
そして、ひろこクラブでもらったヒントからいろいろ調べている中では、また新たな発見があります
学生の頃は、吃音矯正のためにいろいろなことをしました
催眠療法なんてのもあったし、他にも民間の矯正所にも何件か通いました(高いんですよね~)
その中でできた吃音友達とさまざまな練習もしました
でも、どれも改善しているという実感は全くありませんでした
それがね、今になってボイトレベースでいろいろやってみて、初めて手応えがあるのですよ
流暢にペラペラというわけにはいかないけど、一番ネックだった、最初の一音は何とか出るんです
多くの吃音の人が苦手にしている母音、そして自分の名前でさえも、かなりの確率で出るのですよ
予期不安はあります
いつも不安でいっぱいにはなるのですが、それでも出る
とても不思議な感じです
学生の頃までに気がついていれば、私の人生、もっと変わったものになったかもしれないな
吃音の原因は、人それぞれ違うのでしょう
もしかしたら、私にとってうまくいっている方法が、他の人には通用しないかもしれない
そうとは思っても、吃音を改善する方法の一つとして、同じように悩んでいる人に教えてあげたい
まだまだ、私の吃音が完全に治ったというわけではありませんが、ひろこクラブの動画や参考にした本など紹介しながら、私の気付きや実際にやっているトレーニングなど、書いていけたら良いなと思っています