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出逢いと引き換えに失う

私は人生の節目で新しい人との出逢いと
同時にこれまで繋がっていた人を必ず失う。

それが当たり前かも知れないが
当然であるということを理解したのは
最近のこと。

学生時代からの友人関係が続いている人が
いる人を見聞きすると羨ましいと思う。
私の場合は必ず繋がっていた人がいなくなり
その代わりに新しい人と出逢う。

私が繋がっていた人から
学ぶべき何かを得たら
用が無くなったよと
言わんばかりに私の前から
消えてしまう。

振り返る頃には記憶の中の人でしかなく
実物を証明することが出来ない。

なので証明を求められるような
機会が来ると少し困る。
結婚式とか。

言葉の響きだけでいえば
良いもののように聞こえる。
けど、私にしたらそうでもない。
前文で書いたように
過去の人が必ず消えるからだ。

見た目の人数が
悪いから合わせてほしいと

こういう話はあったりするだろうと
思う。

「貴方という人と引き換えに私は多くの人を失う。
その時点で失い証明することが出来ない。
唯一証明することが出来る手立てとして
この場にいることが唯一の証明になる。
私が出逢った人たちから何も学ばずに
ただ時間を浪費するような
生活を送っていたら、ここにはいない。
この場にいるということが
出逢った人たちとの関りが
確かにあったからという唯一の証明」

と伝えようといつも思う。

でも一つだけ貴方には言えないことがあるなと。
貴方と出逢ったその日から
終わりへのカウントダウが
静かに始まっているよということは
口にしないでおく。







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