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愚痴

 落ちている、気分が。ストレス、フラストレーションが溜まっている。この一ヶ月で創作的なことで体力と精神共に消耗して色々心を挫かれた。それなのに慰めも貰えない。慰められる立場だとも思われていないから。

 声を大にして公に愚痴りたいことは多々あるが、自分にも良心やコンプライアンス意識があるのでかなり抑えている。
 元来、私は人より規範意識が良くも悪くも強く、どんなコミュニティの中でも我慢することが多かった。「こうすべきだ」「こうすべきでない」と思うことはあっても「人に押し付けることはすべきでない」とも思っているので勝手にストレスを感じる損な性分。言ったら角が立つことを空気を読んで黙って、それで生じる尻拭いを人知れずしていた。過去のことをうだうだ言ってもしょーがないが、それで周りが快楽に興じてへらへら笑っているのを横目に、大損害や炎上や下手したら人死にが起こっていたかもしれないことにひやひやして顔を歪ませていた。どうしても言わなければならないことがあれば言っていたが、そうすると今度は私は楽しいところに水を差す口うるさい、器の小さい奴だとレッテルを貼られた。
 でもお気持ち表明だとか自分ルール、マナーではなく明確に法に触れることや人様や自分を侮辱することは看過できない。

 昔、先輩にサシで弱音愚痴を吐いたが「お前の愚痴は聞きたくない」と言われた。私の口が悪いのはわかっているが、元より苦手だった誰かに何かを相談することがまともにできなくなってしまった気がする。多分それがターニングポイント。
 思い返すと、もう何年も自分の為に泣いていない。悲しさや寂しさを感じるのに涙を流せない、流れない。精神的に強くなっている気はしない。心の何かがいつの間にか欠損してしまった気分だ。

 たまに、どこかに駈込んで訴えたいと心の中で思う時がある。ライカ イスカリオテのユダ。でもそんな場所はないし銀三十は貰えない。

 ここ最近は色々抑えられなくなっているのか澱をツイート(現ポスト)しては暫くして削除して気を紛らわしているが、いつかタガが外れて炎上の火種でも投げ入れてしまいそうになるのではないかと思う。
 パリ市長がTwitter(現X)を辞めて「世界規模の下水道」と発言したそうだが、どんな意味合いで言ったのかは別にして、公職のトップがインフラに例えたのはそれなりのポカではあると思う。汚い澱を吐き捨てる場所は必要だ。
 愛玩動物だってアイドルだって垢は出るし糞をする。それをどこに流せばいいのだ。

 急激に冷え込んで気候による冬季鬱になりかかっているのもあるが、にしても物事が手につかない。自分の中での努力目標、一週間に一回は絵を描く、一ヶ月に一回は文章を書くを続けてはいるが、それもどこかでなんの意味もないと思いかかっている。何かを創作する甲斐がない。
 PCの前でキーボードを走らせてみたが、愚痴しか思い浮かばない。

 とりあえず、血行でも良くするために明日は朝サウナにでも行く。『深海』でも聴きながら。

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