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鵜久森淳志さんについて知っていること

うぐぅ〜〜〜〜〜〜〜移籍後初HRおめでとう〜〜〜〜〜〜〜!!!!
全野球ファンが祝杯をあげている今日という佳き日、なぜ鵜久森淳志は野球ファンからこんなにも愛されているのか?鵜久森淳志とは何者なのか?について解説したいと思います。

甲子園のヒーロー 済美・鵜久森

2004年の甲子園を見ていた人なら確実に覚えているであろう済美高校の春の選抜初出場にして初優勝という快挙!
創部3年目という新しい高校の大躍進は甲子園をおおいに湧かせました。

ちなみに2004年といえばダルビッシュ世代。
優勝候補と騒がれていた東北高校を準々決勝で倒したことで一気に注目を浴びることになります。

そして春夏連覇がかかった夏の甲子園の決勝戦。
13対10で迎えた最終回、2アウト1・3塁というホームラン一本で同点という場面で打席に立ったのが4番バッター の鵜久森淳志だったわけです!
もうこの試合は何回見ても泣ける…うぅ。

結果としてはショートフライに倒れてしまい済美は惜しくも春夏連覇ならずでしたが、甲子園通算5本塁打、高校通算47本塁打と華々しい成績を残した鵜久森は甲子園ファンの脳裏にしっかりと焼き付けられました。

(ていうか久しぶりに高校時代のうぐ見たけどめちゃイケメンやな…!)


ミスターラストチャンス・鵜久森

▲画像:スポーツナビ

2004ドラフトで日ハムから8巡目指名を受けて入団した鵜久森は、そこから苦しい、辛い時期を過ごすことになります。

高校時代から自慢の長打力をかわれて二軍で積極起用され、毎年二軍では本塁打の本数含めなかなかの成績を収めてきました。
しかし守備への不安と打率の低さからなかなか一軍定着はならず、代打で出場するも凡退といった成績が続きます。

当たれば大きい、でもバットが当たらない…という苦しみを抱えてフォームの改造にも取り組みましたが、2009年にはアベレージヒッターへ転向。鵜久森はプロ入り5年目になっていました。

そこからコンスタントに年間20試合ほど一軍の試合に出場し初安打、初打点、初本塁打を記録しますが打率は期待ほど上がらず、いつ首を切られるのか、戦力外かトレードか…とファンの間でもささやかれていました。

「ま〜た鵜久森がラストチャンスもらってるのか」
「鵜久森クルックルやんけ!」

いつしか鵜久森が代打として出るたびにそんなヤジが飛び交うように。
そしてそのラストチャンスをなかなかものにできずにベンチへ帰る鵜久森の姿にため息をつくファン…というのが2015年までの光景でした。

(改めて各年の打撃成績整理してたら2012の打率.218でOPS.899って異常すぎるやろ…!!!)

恐れていた戦力外通告。そしてヤクルトで覚醒…!?

▲画像:スワローズ公式FB

そしてついに訪れた恐怖の戦力外通告。
昌さんの引退ネタと同じように実際に戦力外になることはないだろうと思っていたからこそネタとしていじっていたけれど、すでにラストチャンスをもらえない状況に陥っていた、だと…!?

しかし11月はトライアウトでスワローズ入団が決定したことがわかり、ほっと胸をなでおろす野球ファンたち。

東京ヤクルトスワローズ鵜久森 爆誕の瞬間である。

オープン戦では古巣の日ハム戦で有原からヒットを放ちハムファンからも温かい拍手を送られるなど復調の気配を見せていた鵜久森。
打率は1割切るなど相変わらず振るわないものの、オープン戦中に1本も飛び出し今シーズンどっちに転ぶんだこの子は…!?とファンをドキドキさせていました。

そんな矢先に飛び出した移籍後初アーチは、これまでの10年ちょっと鵜久森を見守ってきたファンとしては涙なしには語れない一本になりました。

ヤクルトさん最高や!やっぱり鵜久森はセ・リーグに行くべきやったんや!

とはいえうぐのこれまでを考えれば、今日のような活躍を持続させることの難しさを考えずにはいられません。
きっとまた壁にぶち当たるのだろうし、当たればデカイがそもそも当てられないという彼のスタイルはそう簡単に変えられるものではないでしょう。

それでも高校時代から変わらないロマンある豪快なスイングを見ていると、自分が監督だったとしてもやっぱり何度でもラストチャンスをあげたくなってしまうと思います。

鵜久森がチャンスで打てなくても、それでも何度だって応援したくなってしまうのは彼が真剣に一球一球勝負していることが伝わってくること、当たればデカイという夢を見させてくれること、そして外野になんと言われようと腐らずに野球に向きあってきたからこそなんだろうな、と。

うぐの2016シーズンはまだはじまったばかり。
今年は神宮球場で思いっきり暴れてやってください!
うぐの一発で傘振りしたいから、私が神宮に行く時はきっとホームランを打ってね!

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