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余談的小売文化論

「知性ある消費」をテーマに、現代の消費行動や理想論と現実的な問題のギャップについて考え、言語化しています。「正解」を語るのではなく、読み手が自分なりの正解を見出すための一助になる… もっと読む
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2020年9月の記事一覧

きっと、「仕事」はこれからもなくならない。

きっと、「仕事」はこれからもなくならない。

ケインズが「孫たちの経済的可能性」というエッセイの中で100年後には労働は1日3時間になると予想した話は有名だ。残念ながら私たちはまだ1日8時間労働の時代を生きているけれど、育休や有休の取得率が高まっていることを考えると、たしかに以前よりも労働時間は短くなりつつあるのかもしれない。

さらにここ最近またベーシックインカムの話が盛り上がっている。BIの議論は厳密にいうと社会保障の話ではあるのだけど、

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今月の #あさみのまなび ベストセレクション

今月の #あさみのまなび ベストセレクション

今月もSlackコミュニティ内でのつぶやきを一部抜粋してご紹介します。
Slackでは、ツイートには書ききれないけれどnoteに書くほどまだ考えがまとまっていないことを思いつくままに書き綴ったりしています。

今週読んだ海外記事と雑感(2020.9.12)

今週読んだ海外記事と雑感(2020.9.12)

今週もピックしたニュースとコメントを転記してまとめておきます。
有料部分はニュースへの雑感です。

LVMHのTiffany買収が破談へルルレモンがポップアップを増やすわけAirbnb創業者がP2P型ファッションレンタルサービスをローンチオンラインコンシェルジュサービスがブームの兆し?ポップアップの出店が増加傾向へ▼元記事はこちら(Twitterでのピックがうまくいっていなかった)

Walmar

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「聞きに行く」だけで話してもらえるほど、世の中は甘くないので

モデレーターやインタビュアーとして相手の話を聞き出す仕事は、事前準備がものをいう。ただその「準備」の仕方が間違っていたら、どんなに時間をかけてもただの徒労に終わってしまう。

一番わかりやすい誤解は、相手のインタビュー記事や著書を読むのが準備だと思い込むことだ。

「長く使われる」ものって、実は意外と

「長く使われる」ものって、実は意外と

ものをつくる人の多くは、少しでも長く使って欲しいと願っているはずだ。特に高級品には「一生モノ」という枕詞がついてまわる。

雑誌で紹介される有名人の「愛用品」も、どれだけ長く慈しんで使ってきたかを中心に語られることが多い。サスティナブルやエシカルのトレンドが、その傾向に拍車をかけている。

私が一番長く使っているものはなんだろうかとふと思い立ち、家の中を見回してみた。

自分の発信をグリップしつづけるために

自分の発信をグリップしつづけるために

イベント登壇やモデレーターの仕事をすることもあるからか、「もっとしゃべる仕事をしないんですか」と聞かれることがある。特に今はYouTubeやPodcastを使えば自分で発信できるからこそ、書くだけじゃなくしゃべる発信もやればいいのに、とアドバイスいただくこともある。