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白球を追いかけて。

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"野球"の面白さについて、女子的なきゃっきゃした視点とか突然ビジネスっぽい視点とかちょっとななめな感じからおとどけします
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記事一覧

ずっと「好き」でいつづけさせてくれる人

好きでいつづけるのは才能で、好きでいつづけさせるのは努力だ、と思う。 私は一度好きになっ…

最所あさみ
1か月前
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あなたの明るさが、私をすくう

自分のことに関しては驚くほど楽観的なのだけど、なぜか人のことになるとあれこれ気を回して心…

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結果でしか、評価してもらえない世界だから

藤浪が、今日も燃えている。 打たれているという意味でも燃えているし、登板結果が報道される…

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まるでドラマのようだと、誰もが言うけれど。

日本中が熱狂した、侍JAPANの世界一奪還。野球好き以外にまでその熱狂は広がり、この数日はタ…

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理想の幕引き

人生の節目には、いつも涙がある。別れの悲しみも、祝福の喜びも。誰かの人生にひとつ区切りが…

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記録以上に、「物語」が人を励ますこともある

私は「エース」が好きだ。 それだけ聞くと、とんでもないミーハー野郎に見えるかもしれない。…

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成熟とは、緊張の場面が増えること

「今までで一番緊張した」。 その一言で、彼も不安に思うことがあるのだと当たり前のことに気付かされた。緊張は不安の裏返しだ。うまくいかないかもしれない、失敗したらどうしよう。そんな不安を抱え、緊張していたのだと。 すでに八回目となる開幕のマウンドが「今までで一番」だったことにも驚いた。普通は初めて指名されたときが一番緊張しそうなものだし、回数を重ね場数を踏むことで緊張も和らいでいくイメージがある。 だからこそ、押しも押されぬベテランエースになってから「一番」が更新されたこと

「全盛期以降」を生きる

好きになった瞬間を、覚えている。 それは全盛期の残像。永遠に繰り返す甘い記憶。 「あ、似…

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「打席に立つ数を増やす」への違和感

ビジネスの世界ではよく「まず打席に立て」「打席に立つ数を増やせ」という言い回しが使われる…

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雨の日も風の日も、12連敗したときも。

6年前も、祈るような気持ちで優勝決定がかかった試合を見守っていた。 神宮に足繁く通い始め…

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たとえ、あなたが世界を敵に回しても

自分の好きな人が悪く言われているのを見るのはつらい。私はその何倍も応援しているのに、数が…

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「回復」に導くことも指導の役割

「結果がすべて」の世界において、緊張はメンタルの問題で語られがちだ。緊張するな、背負いす…

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「好き」は苦しさを背負うこと

「好き」を語ることは楽しくて嬉しい。けれど、好きであればあるほど相手の苦しみを一緒に背負…

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批判される道を選ぶ覚悟

今オフの野球界でもっとも注目されたのが巨人・菅野のメジャー挑戦だった。長年エースとして第一線で活躍し、数々のタイトルを獲得してきた日本球界最高投手がメジャーからどう評価されるのか、巨人ファン以外も注目していた。 結果として菅野はメジャーでの契約を諦め、日本に残留する決断をした。コロナの影響もあるとはいえ、その決断には球界OBからファンまでがっかりした気持ちとともに批判する声も多かった。 「挑戦」するならどんな悪条件でも行くべきで、オファーがきたのに断るのは「思い」が足りな