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心豊かとは

彼は、あるひとAが経験に基づかない知識やみたことを発しているのを見聞きした。
そして自己に内在し、自己に留まるべき真心や誠をそれに投影して、外部に見出してしまった。
そのため、彼は言っていることは正しいがやっていることが正しくないひとを見抜くことができずに騙された、と彼は言った。

この事例は何がいけなかったのか考える。

⑴言ってることとしていることが異なることを認めた上で、自己の経験または、実際の行動をみて判断していなかったこと

例:ソクラテス曰く「金持ちが偉いということをそのまま認識せず、彼らが賢くお金を使うかどうかでその金持ちを偉いと判断せねばならない。」

⑵自己に内在し、自己に留まるべき真心や誠を投影し、他者に認めてしまったこと

例:「ピアノを弾く上で大切なのは心を込めて弾くことだ。ゆえにうまくなるということは言えない。しかし、誰にも奪われない不可侵条約である。」

人生にはいくつか大きな罠がある。
それは悪魔を装ってやってくる。
ほんの些細な小さな罠である。

あるひとは自殺をしようとしていた。
しかし脳裏に「あなたは世界のことを知りたくないの?」という問いが浮かんだ。
そのあるひとは真剣に「知りたい」と答えた。
すると自殺衝動は消えた。

このことからわかることわかることわ考えてみよう。

⑴問いは生きることである

⑵狭義に限るが100人いてその中のたった一人の自己が他の99人の世界を見捨て、ひとりの自己を排することは、道徳的なことではない。
なぜなら、道徳とは社会すなわち
100人の者が生き残るためのものであるから。

さてやや真剣な話になりましたが、心豊かになるというテーマでお話しました。
ではまた!

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