精神世界<物質世界 文と武の関係
他人のターンと自分のターンを用意するのもいいだろう。例えば、昼間の時間帯は、他者のために働き、夕方以降は自分のために使うなどね。自分のことばかりやっていると時間的に詰んでしまう恐れがある。そこで、他者のして欲しいことを率先してすることと、他者に頼めることを簡単ですぐできることのみ頼むとかすることが必要である。
他者が望みしてほしいこと
① 草刈り
② 片付け・整理整頓
③ 風呂洗い・風呂沸かし
④ お茶沸かし
⑤ 料理の半分例えば、昼食を頼んだら、夕食作るなど
自分が進めたいこと
① 文書作成
② Studyの動画視聴及びテキスト印刷後の暗記マーカー
③ 読書
④ 英語の多読
⑤ 英語の多聴
自分のしたいことそれ自体はたいしたことはないが、他者が率先し、して欲しいことの方がたいしたことではない。
なので、たいしたことの順は?
正方形が他者の欲しがるもの、円が自分の欲しがるものだとすれば、重要度は、A>Bであるのに対して、質としては、B>Aであることから考えると、このリバース宇宙は、どうも平等ではないようだ。
ここで問題なのが、自分にとってどうでもいいことが、他人にとってどうでもよくないことである場合があるということだ。パターンを挙げてみよう。
① 他者と自分にとってどうでもいいこと
② 他者はどうでもいいが、自分にとってどうでもよくないこと
③ 他者にとってどうでもよくないが、自分にとってどうでもいいこと
④ 他者と自分にとってどうでもよくないこと
このような4パターンがある。
そこで考えたいのが、最重要課題は、④他者と自分にとってどうでもよくないことであり、次に重要なのが、③他者にとってどうでもよくないが、自分にとってどうでもよいこと、そして次に、②他者にとってどうでもいいが、自分にとってどうでもよくないこと、最後に、最低限にしたいのが、①他者と自分にとってどうでもいいことであるといえる。
重要な順に④>③>②>①、重要でない順に、①>②>③>④となる。
ここでは正方形A>円Bであるとしているから、なるべく、正方形Aの課題をなるべく早く効率よく解決し、円Bの課題を質的になるべく深めるということであった。
しかし、これは「精神世界>物質世界 内言と外言の関係」で述べた結果と矛盾する。
これらを矛盾なく解決するためには、このようなアイデアと工夫が必要である。
「精神世界<物質世界 文と武の関係」では、この正方形Aと円Bと、正方形A´と円B´を用意する。仕事をしているひとというのは、要するに、他者がして欲しいことを率先しているということであり、自分がしたいことをしているとはいえない。アリストテレスのいうような次の言葉のようなことには現実問題なりえないことが考えやすい。
この矛盾を解決できるアイデアがここにある。それは、文武両道とか、知行合一といった矛盾を用いる方法である。何を言っているかというと、確かに言葉上の問題では、知や文といったものになり、「精神世界>物質世界 内言と外言の関係」で述べた通り、正方形Aは円Bより小さくなくてはならないけれど、「精神世界<物質世界 文と武の関係」においては、正方形A´はB´より大きくてよいということになる、ということだ。つまり、言葉の世界においては、精神世界が物質世界より常に大きくなければならないのに対して、言葉と行動の世界では、精神世界より物質世界の方が多くなければいけない、ということだ。ここにさらに5パターン存在することになることがわかる。
「内言/外言・文/武の世界の5パターンの大小と能動・受動」
① 内言だけの世界 精神世界>物質世界・・・能動的
② 内言と外言の世界 精神世界<物質世界・・・受動的
③ 内言と外言の世界 精神世界>物質世界・・・能動的
④ 文と武の世界 精神世界<物質世界・・・受動的
⑤ 文と武の世界 精神世界>物質世界・・・能動的
正方形Aは、A、A´、A´´、A´´´、A´´´´にわかれ、円Bは、B、B´、B´´、B´´´、B´´´´にわかれる。
一見して、奇数倍数は、能動的でありかつ、精神世界の方が勝っている。また、偶数倍数は、受動的でありかつ、物質世界の方が勝っているようにみえる。
この傾向からいえるのは、①は、⑤を目指して活動しており、①~⑤までは、振動している。そして、精神世界が成長の過程で勝っているなら、必ず、能動的になるということだ。また、逆に、物質世界が成長の過程で勝っているなら、必ず、受動的になるということがいえる。しかし、精神世界は、質の世界であり、測りようがない上に、物質世界が、量の世界である以上、比較しようがない。経験的にいわせてもらうと、この振動する5パターンの世界の図と大小において、①が②に、②が③に、③が④に、④が⑤に世界が変わるとき、逆転現象が起きるということ。
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