ボブ

昼前に起きて、ポテトサラダを作りにかかった。じゃがいもは茹でずに電子レンジで温めたのだけれど、全然柔らかくならず、汗をかきながら懸命に潰しつづけた。

家を出る時間ぎりぎりまで大学の課題をしたが、バイト先ではなんとか1分前にタイムカードを切れた。

好きな同僚(アルバイトの同僚は基本全員好きである)が、私のことを「長めのボブの人」とふざけて呼んだ。髪を切った方がいいか伸ばすべきか悩んでるんですよね、とその人に相談すると、坊主にしましょう、と返された。

家に帰って、明日までの課題を開いた。それはまだ終わっていない。終わっていないのだけれども、気が散って日記を書いてしまっている。

右手の甲と左手の平を並べて見ると、同じ位置にほくろができていることに気づく。こういう極めてどうでもよいことについて、凄くない?と共有したくなる。それに対して、しょうもねえ、と笑ってくれるような人が好きだ。無関心と愛のミックス。

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