純粋
好きな同性の後輩と、寝転がって、何度もキスをしてしまった。そのあとふたりで出かけるのだが、改札前で私が両替に手間取ったために電車を一本逃し、彼女をがっかりさせたかもしれないと心配した。
今朝みた夢の話である。起きてしばらくは、余韻から抜け出せなかった。もしも今日その子と会ったら顔見れるかな、とどきどきした。勝手に夢に登場させたのは私なのだけれど。
私はその子を恋愛的に意識しているのかもしれない、と最近思う。ただ、私には異性の恋人がいるし、その子とどうなりたいとかも全くない。まるで中高生時代のように、会って話せたら嬉しい、という割と純粋な気持ちだけを抱えている。こうした感情は身に覚えがないものなので、不思議である。
一度起き上がっておかきを食べたあと(朝ごはんを何も用意していなかった)、ベッドに舞い戻ってまた30分ほど寝た。
ゆっくり準備をして、11時半くらいに家を出た。大学で今学期最後のテストを受けた。論述形式で1,200字目安だったのだが、おそらく半分も埋められていない。途中退席が可能な時間になるとすぐに教室をあとにした。
いつもの帰り道で佇んでいる猫たちを、今日は見かけなかった。致死量の暑さなのでどこかへ避難していたのだろう。
家に帰って、エルンスト・ルビッチの『生きるべきか死ぬべきか』を観た。俳優たちの生き生きした表情や、矢継ぎ早に起こるアクシデントとそれらを痛快に切り抜けてゆくストーリーなどによって、見ていて飽きない、かなり面白いコメディになっていると思った。
そのあと、同じくナチス関連ということで『ジョジョ・ラビット』も観た。これは恋人が薦めてくれた映画である。彼が靴の映し方に言及していたので靴に着目していたが、たしかにその演出は印象的だった。
2作も観るなんて、暇だったのか。
恋人から、最新の写真があれば送ってほしい、とラインされていた。しかし私は写真を撮る習慣がないうえに、遊びにも行っていなかったので、困って未読にしていた。何かを撮ろうとしたが諦め、ないよ!撮ったら送る、ととりあえず返信した。
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