明朝体

アラームで9時に起きた。この夏は昼過ぎに目覚めるのがデフォルトだったが、旅行を機に正常起床に戻ってきた。よいことである。

昨日寮の子にもらったうまい棒2本を朝ご飯にした。
コーヒーを飲むために電気ケトルでお湯を沸かしたとき、注ぎ口に右腕がふれて痛みが走った。やけどをしていた、まんまると。

インターンに行った。割と順調に仕事を進められたと思う。

1ヶ月間姿を見せなかった、同じインターン生である中国人留学生と再会した。お昼、コンビニで彼女はカフェラテ、私はカロリーメイトを買ってから、一緒に外に座って話した。彼女は日本語も英語もできるらしく、日本人の英語はちょっとへんです、と笑っていた。

帰宅する道中にスマホで履修登録を始めた。すでに英語科目の単位は取り切っているものの、追加で英語の授業を入れた。好きだった英語を近頃サボりすぎているので、気を引き締める。大学生のうちに、英語話者と滞りなくコミュニケーションができるようになれたらと思う。あとは、アマプラで日本語字幕のない洋画をストレスなく観たい。

自室でも履修登録に熱中していると、すぐにバイトの時間になって出勤が3分遅れた。

前半はとてつもなく暇だったので、お嬢さんみたいな純真な同僚と世間話をした。この人と喋るのはなんか合わないなーと感じていたのだが、それは彼女に適当さがないからかもしれない。明朝体っぽい話し方である。もっと早い段階で話に区切りをつけたり、投げやりな言葉をつかったりしてほしいな、と思った。彼女がどのように話そうとも文句を言う筋合いは勿論ないのだけれど。
私にとって、顔見知り以上友人未満の関係性の人との会話は、軽快であればあるほど心地よいのだ。

インド人のお客様が来店して、べつの店員と話し込んでいた。閉店間際に私もすこし話したが、自分のインドに対する解像度が低すぎたためにカレー好きですよみたいな浅い会話しかできなかった。うわーインドといえばカレーしかねえと安易に思ってんだろこいつもと思われただろう、きっと。昨年大学で受けたインドの講義はまったく身についていない。学び直そう。私には知らないことが多すぎる。

やけど跡が水膨れになってきたので、気分がよくなかった。いつも行くドラッグストアは閉まっていて、コンビニやスーパーに行ったけれど処置できそうなものはどこにも売られていなかった。

寮に帰って、廊下でやさしい隣人と遭遇した。やけどを報告すると共用の救護箱の存在を教えてくれて、その中にあったパッドで私が手当するのをずっと待っていてくれた。ありがたい。

他人が利他的なやさしさを持つであろうことは、自分が利己的なやさしさしか持ち合わせていないからこそわかる。

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