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仮想通貨(クリプト)に1年半全力で挑んだ感想

みなさんお疲れまさです。今日は仮想通貨(クリプト)に全力投球して1年半たった今の感想とこれからについて書きたいと思います。自分自身の頭の整理のために書いているのでためになる情報はないかもしれません。

1. クリプトを始めて資産は増えた

クリプトを始めたのは去年の夏でした。大学の卒業試験の勉強で暇していたので始めました。取引所での売買は3年ほど前からやってましたが。

結果的に当時50万円だった資産は今年ピーク時点で2000万円になりました。これほど短期間に資産を増やせる市場は他にないと思います。その過程には様々な経験をして何回も既成概念がぶっ壊れるほどの経験をしました。

2. ビットコインを深く理解した時の衝撃

クリプトを始めるときに何をすべきか聞くと、ちゃんとした人たちは「まずビットコインを理解しなさい。その後イーサリアム。この二つが全ての基本だから」と言います。

かく言う僕も"仮想通貨"を初めて触ったときにAmazonでレビューのいい本を買ってしまい、リップルがいいと勘違いした経験があります。基本的にビットコイン以前の著名人が書いた本はそれ以降の価値観と180度反対であるため全く当てになりません。ゆえにまずビットコイン自体について深く理解すべきだったと思います。

現時点の自分の考えでは「ビットコイン=真のお金」だと思っています。誰にもコントロールされない、誰の許可も必要としないお金(価値の保存手段)です。

ビットコインのおかげで僕たちは価値そのものを自由に移動できるようになりました。

3. イーサリアムの凄さ

イーサリアムはビットコインに契約を結べる機能が追加された仮想通貨です。ビットコインは価値を載せて移動できます、しかしそれだけです。そのシンプルさがいいと言う話は置いておきます。

イーサリアムは価値の移転に契約を載せることができる仮想通貨です。この世界は論理の組み立てでできています。1+1=2、こういうシンプルな論理が積み重なって複雑な仕組みが動いているように、イーサリアムはシンプルな契約の積み重ねでDeFiやNFTという新たな概念を生み出しました。

しかしこれらはイーサリアムの用途の一つに過ぎません。今後想像さえしない新たな概念が次々に生まれてくるのだと思います。そして仕組みを現実世界に実装していくのだと思います。

4. 流行りは一時的

今年だけでも仮想通貨界隈では様々なバズワードが生まれました。DeFi、IDO、IEO、NFT、DeFi2.0、ETH Killer、メタバースなどです。これら全てをちゃんと乗りこなせば一つ一つで10-100倍に資産が増えるチャンスがありました。

価値そのものが瞬時に移動するクリプト界隈では次々にバブルが起こってははじけていきます。市場の休みもありませんからこれまでのどの産業よりも高速で新陳代謝が進んでいます。数ヶ月前にトップを走っていたプロジェクトが今ではオワコン扱いということもザラにあります。

さらに、この界隈ではVCの影響がかなり強いです。a16z、Paradignなどが関わるプロジェクトは注目されますし、事実として大きく価格が上がることが多いです。

個人的な感想としてはそういう流行りばかりを追っていると結局大きくは稼げないなと思います。VCが売り抜けたいタイミングで価格を釣り上げて注目を集め、売り抜けている例もあるのではないかと思います。

5. 色々やってみて…

いろんなプロジェクトを触っていろんなブームに挑戦した結果感想としては「ビットコインとイーサリアムを積み立てる」が正解な気がしています。
高いガス代を払ったおかげでRBN、ICE、DYDXなどの多額の給付金をもらえましたし、Solanaに入れていたお金が10倍になったりしました。

しかしその陰で10分の1になったアルトコインも多くありますし、払ったガス代もバカになりません。トータルで増えた分をETH建てで見ればかけた労力と取ったリスクには釣り合わないと思います。

これからは「ビットコインとイーサリアムをレンディングして、借りてきたステーブルコインを高利回りで運用」していこうと思います。

6. ただクリプトは楽しい

合理的かどうかだけで判断すればコツコツ積み立てるのが正解だと思います。しかし、クリプトには現在の暗く閉ざされた世界を変えてくれそうだという希望があります。
偽りの正義も多分にある業界ですがいつか世界をよくしてくれると思います。

例えば銀行サービスなどの人類の発展に必須だと思われる仕組みを世界に実装することができます。DeFiの問題としてガバナンストークンがよく槍玉に挙げられます。これは銀行業を無登録で儲けようという奴はけしからんという国からの圧力です。しかし、銀行サービスが世界を良くすることは歴史が証明していますし、それで飯を食っている奴らがいることがそもそも間違いです。こういうサービスはインフラになっていいと思うのです。

それを叶えてくれるのがDeFiです。誰でも利用できて儲ける主体がいない。これこそが金融の期待されるべき姿です。水や空気と同じレベルにまで当たり前の仕組みになれるなら世界はもっとよくなるでしょう。

こういう話が今後も様々な領域で出てくると考えるだけでワクワクします。目の前のお金を追うのではなく、未来を無限に妄想できることがクリプトのいいところなのだと思います。

個人的な総括としては「目の前のお金ばかり追わず未来を作るプロジェクトにベットすべし。」です。丁寧に一個一個のプロジェクトを追っていきたいです。