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【暴落】仮想通貨はどこまで下がる?

昨日のCPI発表を受けて市場は大きく下落しました。同時にアメリカの債権利回りは上昇しており市場の先行き不透明感が増しています。株式市場に引きずられる形で仮想通貨も全体的に下げています。今回は今後どこまで下落する可能性があるのか考察していこうと思います。

BTC/USDのチャートから見ていきましょう。これはBTC/USDの日足のチャートになりますがCPI発表を受けても直近安値を割ることもなくレンジ内に留まっています。

一方でETH/USDを見ると直近安値と昨年5月からサポートとして働いてきた1700ドルを割り込んでしまいました。他のアルトコインもETHと同じ動きを見せています。BTCだけを見るとまだ耐えそうな気がしますが他の通貨を見る限りBTCが安値を割り込むのも時間の問題と考えます。

株式も見てみましょう。
下のチャートはS&P500になりますが一度反発したところから大きく下げています。

Nasdaqも同様の動きとなっています。ここで気になるのが、前回安値を割り込むのか否かということです。予想するために、より短期の動きを反映する小型株と新興国債権ETFを見てみましょう。

5月中盤のリバの際にもHYG(新興国債権)はいち早くリバウンドしていました。そのHYGが前回の安値を割り込んできています。
またCPIが予想より高く、再建利回りが3%まで上昇していること、VIX30%を超えるほどの混乱が見られないことなどを考えるともう一段の下落がくると考えられます。
しかし、昨年末から一貫して下げ続けていること、アメリカの貯蓄率がコロナ前の水準を割り込んできたていること、CPIのコアは横ばいであったことなどを考えると、ここから一段の利上げ・金融引き締めは難しいと思います。
そのため底打ちは近いと思いますが、その際にはこれまでで一番急激な投げ売りが出ると考えています。
市場全体が同意するような理由を見つけて下落が起こると思いますが、直近で言えばFOMCなど引き金になるかもしれません。

下落するとしてどこまで下げるのかですが、BTCは一旦大きく下げた後20,000ドル〜22,000ドルあたりで底を形成すると考えています。参考にしている指標がBTCのMVRV ratioです。これは価格と発行量から求めた時価総額を実際に利確された価格に基づく時価総額で割った指標になります。これが1になるとホルダー全体で見た時に含み益が0ということになります。
そのため1を下回った状態は全体で見た時にみんなが含み損だということになります。歴史的に見てMVRV ratioが1を割り込んだところは底だったことがわかります。

この指標が現在1.24まで下落してきています。そしてこれが1を割り込むのがBTC=20,000ドルあたりになります。そのため個人的にはこの価格が底になると考えています。
しかし、歴史上ない速度で金融引き締めと利上げを行っているため一時的に大きく下落する可能性があります。なので一回で買うというよりは1を割ったタイミングで積み立てを開始しようと思っています。
前回の下落相場ではMVRVが1を割ってから再び1以上に回復するまで3ヶ月程度かかっています。なので余剰資金を2ヶ月かけて使い切るスケジュールで積み立てていこうと思います。
BTCが底打ちすれば自ずと他のアルトコインも底打ちとなりますので、同じタイミングでアルトの積み立ても開始する予定です。
いずれにせよ現在の金融システムでは金融緩和のカードしかないためどこかで緩和を再開すると予想されます。それまでに納得できる価格でポジションを作れたらいいかなと思います。
みなさんはどのように考えていますか?よければコメントで教えてください。

*投資助言ではありません。ご自身で調べた上で投資判断は自己責任で行なってください。