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NIOはここからどうなる?

お久しぶりです。しばらく更新していませんでしたがその間にEV業界では大きな変化が起こりましたね。さらっとニュースをおさらいしてEVとNIOの今後の投資戦略について書きたいと思います。

1. VW、次世代技術に9兆円 5年間でEVやデジタル化へ

自動運転などで不可欠なソフトウエアの開発を加速するため、デジタル化の分野にこれまでの計画の2倍となる270億ユーロ(予算の40%)を費やす。ディース最高経営責任者(CEO)は「自動車向けソフトでトップの地位となることが今後重要になる」と強調した。

2. Tesla set to join the S&P 500 Index in December (Tesla S&P 12採用決定)

Tesla のS&P500への採用が決定しました。S&P連動型インデックスファンドを販売している投資会社はこれによりテスラ株を買わなくてはいけないので取引後に13%以上も値上がりしています。

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大きなニュースは上の二つになるかと思います。TeslaはS&P500への採用が決定したので時間外で大きく価格を上げ時価総額も40兆円を大幅に上回るところまで来ました。

VWは電気自動車に対して9兆円という大規模な投資を行うと発表しましたが、興味深いのがそのうち40%近くをソフトウェアの開発に投資するという点です。電気自動車を追いかけている人たちにとっては常識だと思いますが、電気自動車の価値はこれまでの車としての快適性や走行性能だけではなく自動運転やOTAによるソフトウェアとしての使いやすさに大きく左右されます。身近なところでいうとスマホは端末のスペックだけではなく、OSを含めた使いやすさを考えて端末を選んでいると思います。そのためiPhoneは他のAndroidoよりも高い利益率をたたき出しプラットフォーマーとしての地位を確立しています。

VWはここにいち早く気が付いて今回の投資を決定しました。EVはガソリン車よりも部品が少なく低コストで作れますが、本当に大変なのは売った後です。テスラが基準を作ってしまったので、買ってからアップデートされない車にもはや競争力はありません。テスラと対等に戦うためにはハードとソフトの両方を自社の思想でくみ上げて差別化する必要があるということです。

NIO投資について

以上を踏まえて今後のNIOはどうなるのかについてですが、長期では株価は上がり続けると思います。テスラが新興EVメーカーの企業価値を高めてくれているので時価総額的には20兆円も夢ではないと思います。今現在の時価総額が6兆円程度なのでまだ3倍にはなるかと思います。

一方で短期では大きく下げるかもしれません。というのもチャートではバブル相場の最後にみられるパターンを形成しつつあるからです。

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40ドルがサポートラインとして機能してくれれば暴落することは無いと思いますが、もし40ドルを割り込むと20ドルまで下落する可能性が高いです。

さらに短期のホルダーはリスク許容度が低いので売りが売りを呼ぶ状況となり10ドル代まで下げることも可能性として考えておく必要があります。と言ってもここから決算を受けてさらに上昇することも十分にあるので、機会損失をしないためにも投資予定の金額を何分割かにして機械的に積み立てていくのが良いかと思います。皆さんはどう考えますか?

*投資は自己責任で、利確・損切は忘れずに。